車の「低走行車」という言葉をみなさんはご存知でしょうか。
中古車選びの際、「低走行車」という言葉を良く耳にしますが、あまり意味を把握していない方も多いのではないでしょうか。
とはいえ中古車を買う際には知っておくべき言葉で、意味を理解することでより中古車を上手に買うことができます。
今回は、低走行車の意味について見ていきます。
低走行車とは?
「低走行車」とは年式に対し、走行距離が少ない車を指します。
低走行車に明確な定義はない
上記の通りで「低走行車」という言葉に明確な定義はありません。ですので年式に対してある程度走行距離が少ない中古車を「低走行車」と呼びます。
1年に1万キロ以下を「低走行車」と指す場合あり
ケースによりますが、1年で1万キロ以下の中古車を「低走行車」と呼ぶ場合があります。
とはいえ、絶対ではないですし、もっと走行距離が少ない中古車のみ「低走行車」と呼びケースもあります。
低走行車と過走行車の違い
年間の走行距離が少ない車を「低走行車」と呼び、少ない車を「過走行車」と呼びます。どちらも定義はありませんが一般的に下記のように言われます。
・過走行車:年間1万キロ以上
たとえば、3年間の走行距離が3万キロ未満は低走行車、3万キロを大幅に超える走行距離は過走行車となります。
一般的に中古車を購入する場合、走行距離が少ない方が「故障しにくく、長期で乗り続けることができる」ので需要が高く、車両価格も高いです。
過走行車の場合、見た目は普通でもエンジンなどが消耗していることあります。ですので中古車選びは年式と走行距離を注意深くチェックすることが大切です。
中古車選びは年式も重要
上でも少し書きましたが、中古車選びは走行距離だけでなく車の年式もポイントです。
車の年式とは簡単に言えば「新車登録が行われた年」のことで、新車登録から年数が浅い車のことを「高年式車」、反対に新車登録から年数が経過した車を「低年式車」と呼びます。
車両価格は高くなりますが、良い状態の中古車を購入したい場合は「高年式・低走行車」がおすすめです。
しかし、中古車にあまりコストをかけたくない方は価格の安い「低年式・低走行車」がおすすめです。
さまざまな条件はありますが、低走行車であれば低コストで状態の良い中古車も多いです。
とはいえ低年式ですので、低走行車でもエンジンなどが劣化している可能性があります。
購入の際には自動車整備記録や保証書などの確認をしっかり行うようにしましょう。