パッシングの意味や操作方法についてです。
この機会にパッシングの正しい意味を理解し、安全運転に繋げてください。
一般的なパッシングの意味
パッシングとは車が走行中にヘッドライトを素早く点滅させてさまざまな合図を対向車や先行車に送ることです。
周りの車との大切なコミュニケーション方法で、パッシングによって運転手同士が自主的に事故などのトラブルを回避しています。
ですので、運転中は対向車のパッシングの有無にも注意する必要があります。
パッシングのやり方
方法は2つです。
- レバーを手前に引く
- スイッチをひねる
ヘッドライトのスイッチ・レバーを手前に引いてヘッドライトを点灯させ、すぐにレバーを離します。この操作を1回か2回繰り返します。
またスイッチをひねって、ヘッドライトの入/切を繰り返して行う場合もあります。
レバーを手前に引く方法はハイビームになるので相手に迷惑がかかる場合があるので注意が必要です。
多くやりすぎると相手のドライバーに不快な思いをさせ、トラブルの原因にもなるので、不用意に使わないようにしてください。
パッシングはいつ使う?
パッシングの意味は使い状況に応じてさまざまです。
パッシングを受けた運転手は、相手の運転手が何を伝えたがっているかを瞬時に判断する必要があります。
主な意味は以下の3つです。
- 道を譲る時
- 警告する時
- 前方の異変を知らせる時
主にはこの3つで、上から頻度が多い順です。
道を譲る時
狭い道や交差点、合流地点などで対向車がパッシングする場合は、「先に進んでください」という道を譲る合図の場合が多いです。
トラックの運転手が気を利かせて道を譲ってくれることが多くあります。
警告する時
対向車のヘッドライトがハイビームのままで眩しすぎる場合に使われやすいです。
また昼間のライトの消し忘れや夜間の無灯火運転などを知らせるために、パッシングで警告する場合があります。
前方の異変を知らせる時
対向車の進行方向に事故や危険物、警察の取り締まりなど異変があるとき、対向車にパッシングで知らせることがあります。
特に取り締まりがある場合によく使われています。