「戻ってくる税金はあるの?」
「税金はどれぐらい戻ってくるの?」
「お金が戻ってくるタイミングは?」
この記事はそんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
廃車の手続きをすると、支払い済みの自動車税の一部が返金(還付金)されます。
戻ってくる金額は廃車のタイミングによって異なり、廃車手続きの完了日が早いほどたくさんお金が返ってきます。
ですので車を手放すと決めたら、早めに手続きすることが大切です。
なお、廃車を行う際は廃車買取業者の利用がおすすめです。税金の還付手続きを含む各種手続きを無料で代行してくれるため、運輸支局に行く手間を省くことができます。
廃車買取業者がおすすめな理由は下記の2つです。
- 全ての廃車手続きを無料で代行
- ボロボロの車でも値段が付く場合がある
今回は、廃車した際の還付金やタイミングについて詳しく見ていきます。
廃車の手続きで自動車税が一部返金
普通自動車の廃車すると、すでに支払った自動車税の一部が返金(還付金)されます。
自動車税は、毎年4月から翌年3月までの1年分を前払いです。ですので戻ってくるのは翌年の3月までの月割りの金額です。
ちなみに、軽自動車またはバイクを廃車にしても返金はありません。バイクには自動車税の還付制度自体がないためです。
自動車税については下記の記事を参照ください
→【自動車税・軽自動車税とは!?】自動車税の対象者や税額、節税方法について
廃車する時期によって返金される金額が違う
返金される金額は、廃車するタイミングによって異なります。
以下が還付金額の早見表です。
排気量 | 自動車税の年額 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 |
1,000cc以下 |
29,500円 |
27,000円 | 24,500円 | 22,100円 | 19,600円 | 17,200円 |
14,700円 |
12,200円 | 9,800円 | 7,300円 | 4,900円 | 2,400円 |
1,001~1,500cc | 34,500円 | 31,600円 | 28,700円 | 25,800円 | 23,000円 | 20,100円 | 17,200円 | 14,300円 | 11,500円 | 8,600円 | 5,700円 | 2,800円 |
1,501~2,000cc | 39,500円 | 36,200円 | 32,900円 | 29,600円 |
26,300円 |
23,000円 | 19,700円 | 16,400円 | 13,100円 | 9,800円 | 6,500円 | 3,200円 |
2,001~2,500cc | 45,000円 | 41,200円 | 37,500円 | 33,700円 | 30,000円 | 26,200円 | 22,500円 | 18,700円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 | 3,700円 |
2,501~3,000cc | 51,000円 | 46,700円 | 42,500円 | 38,200円 | 34,000円 | 29,700円 | 25,500円 | 21,200円 | 17,000円 | 12,700円 | 8,500円 | 4,200円 |
3,001~3,500cc | 58,000円 | 53,100円 | 48,300円 | 43,500円 | 38,600円 | 33,800円 | 25,500円 | 21,200円 | 17,000円 | 12,700円 | 8,500円 | 4,200円 |
3,501~4,000cc | 66,500円 | 60,900円 |
55,400円 |
49,800円 | 44,300円 | 38,700円 | 33,200円 | 27,700円 | 22,100円 | 16,600円 | 11,000円 | 5,500円 |
※2019年10月以前に初回登録された車の場合
たとえば、排気量が2,000ccの車の抹消登録手続きを8月10日に終えた場合、翌月の9月から翌年3月までの7ヶ月分の自動車税23,000円が還付されます。ただし3月に廃車した場合の返金はありません。
廃車が決まっている場合は、できる限り早めに手続きをするようにしましょう。
自動車税の返金(還付)を受ける方法
自動車税の返金(還付)を受けるために必要な手続きや返金時期について、順に見ていきます。
還付金を受けるための手続きは不要
自動車税の還付金を受け取るために、別途手続きは不要です。
廃車に必要な「抹消登録」を行う際、自動車税の返金(還付)に必要な手続きもまとめて進めらるためです。
抹消登録を行う運輸支局には、税事務所があります。抹消登録が完了したら、税事務所へ行って以下の2つの書類を提出します。(一部地域では税事務所への申告が不要)
運輸支局場内の税事務所で提出する書類
・登録識別情報等通知書
抹消登録と税事務所での手続きは通常まとめて行われ、その時点で返金(還付金)に関する手続きも完了します。ですので別途手続きは不要です。
またこの運輸支局へ行く手間は廃車買取業者に依頼すれば、全て行ってくれますし、還付金を受け取ることが可能です。通常、自分で運輸支局へ行くことはありません。
還付金を受け取れるタイミングは抹消登録から1~3ヶ月後
自動車税の還付タイミングは都道府県によって異なり、抹消登録手続きから1~3ヶ月後になります。
受取方法も都道府県によって異なりますが、「口座振込」もしくは銀行や郵便局で換金可能な「送金通知書」の受け取りが一般的です。
送金通知書によって還付される場合には、以下のような注意点があります。
- 紛失すると別途手続きが必要になる
- 受け取れる期間は発行から1年
- 受け取りは、印鑑や身分証明書が必要
廃車の手続きが終わったからといって、すぐに自動車税が還付されるわけではありません。3ヶ月ほどたったら一度確認するようにしましょう。
廃車と還付金に関する注意点
廃車に伴う還付金について注意点は以下の4つです。
- 月ごとに還付金が減る
- 業者に還付金について確認する
- 自賠責保険料や自動車重量税の還付有
- 3月は運輸支局が特に混む
それぞれ詳しく見ていきます。
月ごとに還付金が減る
廃車の還付金は月割りになっています。早ければ早いほど多く返金があります。
還付金は、廃車手続き完了日の翌月分から受け取ることができます。ですので廃車手続きの完了日が少し遅くなるだけで1ヶ月分の還付金をもらえなくなる場合もあります。
業者に廃車依頼する場合は、手続きの完了予定日を必ず確認しましょう。
業者に還付金について確認する
中古車買取店やディーラーで買取・下取りを依頼する場合は、払いすぎた自動車税が戻ってくるかどうか必ず確認しましょう。
「廃車」では制度として自動車税が還付されますが、車の売却、つまり「名義変更」のみでは制度として自動車税の還付はありません。
上で書いた「還付金」は全て廃車を対象としています、売った車が再度中古車として売られる場合は別です。
基本的に買取額や下取り額に過払い分の自動車税が含まれていることが多いですが、トラブル防止のためにも査定額の内訳をきちんと確認しておきましょう。
自賠責保険料や自動車重量税の還付有
車を廃車にすると、自動車税だけではなく自賠責保険料や自動車重量税の還付も受けられます。
自動車税と同様に、前払いした分が月割りで返ってきます。ただし、自動車重量税は特別な手続きは必要ありませんが、自賠責保険料の還付については別途手続きが必要です。
自賠責保険の解約は加入している保険会社で行います。
自賠責保険解約に必要な書類
(抹消登録をしたことを示すもの)
・自動車損害賠償責任保険証明書
(コピー不可)
・所有者の認印
・振込先の口座情報
上記が自賠責保険解約に必要な書類の一覧です。
業者に手続きを依頼するときは返ってこないケースもあるので、自賠責保険料と重量税の還付についても査定時に確認するようにしましょう。
3月は運輸支局特にが混む
3月は、運輸支局が特に混みます。
4月1日に車を所有していると税金がかかるため、駆け込みで車を手放す人が多く、業者の手続きで混み合います。通常より手続きに時間がかかる恐れがあるので注意してください。
3月ギリギリの廃車の場合、手続きに時間がかり抹消登録完了が4月になり、税金対象になる恐れがあります。可能であれば、廃車の依頼は2月末までに済ませるようにしましょう。
廃車後に自動車税を請求されたときの対処法
廃車を業者に依頼したにもかかわらず翌年分の自動車税納税通知書が届いた場合は、必ず依頼先の業者に状況の確認をとりましょう。手続きが上手くできていない可能性があります。
業者の責任だからといって通知書を放置しておくと、納税が遅れて延滞金が加算される恐れがあります。
トラブルを防ぐためにも、手続きの完了日や自動車税の支払いについては事前に業者確認するようにしましょう。
また、手続きが完了したら連絡をもらうように依頼しておくとより確実です。
廃車の際は、廃車買取業者に依頼
事故や故障で動かなくなった車は、ディーラーや中古車買取業者に廃車を依頼すると廃車費用を請求される場合があります。
しかし費用を抑えようと自分で廃車を行うのはとてもじゃないけど手間と時間がかかり、かえって費用が高くなる場合もあります。
そのため他社で値段が付かなかった車は廃車買取業者に処分を依頼しましょう。もちろん自宅へ出張査定も可能です。
廃車買取業者は通常の中古車買取業者と違い故障車や事故車を中心に扱っています。ですので本来、値段が付かない部品などもしっかり査定してくれるため高価買取が期待できます。
1~2万円払って車の処理をするところを5万円程度で売れたらかなり嬉しいですよね。6~7万円ほどお得に、かつ簡単に車の処理ができます。
もし車の処分で費用がかかる、値段が付かないとディーラーや業者に言われた際は、廃車買取業者に依頼してみてください。期待以上の高値が付く可能性があります。
下記のサイトより簡単に依頼できるので、ぜひ利用してみてください。
≫査定は今すぐ!【廃車本舗】
廃車に関するQ &A
廃車に関していくつかの質問をまとめましたので参考にしてください。
Q2、廃車の手続きはどこでできるの?
Q3、廃車代行にかかる費用は?
それぞれ詳しく見ていきます。
Q1、廃車の手続きは自分でも可能?
可能です。しかし手続きは素人が行うと少し戸惑う場合があります。また廃車の手続きをしているのは基本的に業者の方ばかりで、素人はほとんどいません。
Q2、廃車の手続きはどこでできるの?
廃車手続きはナンバーに記載されている地域を管轄する運輸支局で行います。地域にもよりますが、運輸支局は非常に混雑します。朝一が多少空いている場合があります。
Q3、廃車代行にかかる費用は?
廃車代行はディーラー、中古車買取業者、廃車買取業者などで可能で、ディーラー、中古車買取業者は5,000~20,000円程度の費用がかかります。
廃車買取業者なら代行費用は全て無料の場合が多いです。
まとめ
今回は廃車の際に発生する税金の返金(還付金)について見てきました。
廃車を行う際は、面倒な手続きを無料で代行してくれる廃車買取業者の利用がおすすめです。還付金は車の抹消登録が早ければ早いほど多く返ってきます。
車の廃車が決まっている場合は、すぐに手続きをするようにしましょう。