最近の燃費は「WLTCモード」で計測されています。車のカタログには「WLTCモード:◯◯km/L」という表記になっています。
これは2017年以降に導入されています。
ではこの「WLTCモード」とは一体どのようなものなのでしょうか。
今回はこの「WLTCモード」について見ていきます。
「WLTCモード」の意味は?
「WLTCモード」は「World wide-harmonized Light vehicles Test Cycle」の略で、日本語で世界統一試験サイクルという意味です。
ちなみに以前は「JC08モード」という燃費測定方法が使用されていましたが、これは日本独自の試験方法です。
「WLTCモード」の特徴
「WLTCモード」はより実際の走行時に近い燃費が出るようになっており、以前の「JC08モード」より悪い数字が出るようになっています。
測定の精度が上がっていると考えられます。
また「WLTCモード」は以下のように走行モードで分けられています。
- 市街地モード(WLTC-L)
- 郊外モード(WLTC-M)
- 高速道路モード(WLTC-H)
それぞれの走行環境に合わせて数値を計測しています。
「WLTCモード」の精度は?
実際に「WLTCモード」の精度を見ると、誤差2~3km/L程度になっています。
以前の「JC08モード」は走行環境によっては5km/Lほど誤差が出るケースもあったので、「JC08モード」に比べるとかなり精度は向上したのではないでしょうか。
燃費は走行環境によって変わる
とはいえ燃費は走行環境や運転の仕方によってかなりの個人差が生じます。
ですので一概に同じ車種だからといって、同じ燃費になるわけではありません。