車のライトにはいくつかの種類があります。
ヘッドライト、ウインカー、ブレーキライトなど、みなさんは全てご存知でしょうか?
ライトの種類としてはヘッドライト、スモールライト、ウインカー、フォグライト、テールライト、ブレーキライト、バックライト、ナンバー灯の8種類あります。
今回はこの8種類のライトとその役割について見ていきます。
ヘッドライト
ヘッドライトは別名「前照灯」とも呼ばれます。
車の前方にあるメインライトです。
ヘッドライトは、夜道や雨の日、トンネルの中など、視界が悪い時に周辺を照らす重要な役割をしています。
また、視界を確保するのと同時に、周囲の人や対向車線の車に、自分の存在を認識させるという役割ももっています。
スモールライト
スモールライトは別名「車幅灯」とも呼ばれます。
車の前方側端部に付いており、周囲に車幅を知らせるライトです。
広い範囲から車の存在を知らせるため上下15°、内側45°、外側80°の方向から光が見えるように取り付けられています。
ウインカー
ウインカーは別名「方向指示器」とも呼ばれます。
車の進路方向を周囲に示すためのライトで、スイッチを入れると点滅する仕組みになっています。
法令により、右左折時やUターンする際にはその位置の30m手前で、車線変更などで進路を変更する際はその行為の3秒前にウインカーを出すことが義務づけられています。
ウインカーの操作は、ハンドル右のライトスイッチレバーの上下によって行います。
操作レバーを下に動かせば右にウインカーが、上に動かせば左のウインカーが点滅します。
ウインカーの色は保安基準で定められており、全て橙色になっています。
また、国産車の場合はハンドル右のレバーで操作しますが、多くの外車の場合はハンドル左のレバーを動かすことで操作します。
外車を運転する際についつい間違ってワイパーを動かしてしまうこともよくあります。
その際は注意して運転するようにしましょう。
フォグライト
フォグライトとは、濃霧によって視界が遮られてしまった際に使用するライトです。
ヘッドライトだけでは確保できない場合に用いられる黄色い光のライトです。
天候の変わりやすい山や雪の中を走るときに役立ちます。
霧のような細かい粒子を反射しないような構造になっており、霧の中でもしっかりと前方の視界を確保してくれます。
霧が濃くなると、視界が悪くなるため大変危険です。
辺りが見えにくくなっている時は、フォグライトを活用し、安全運転を心がけましょう。
ただし、雨天時にフォグライトを使用すると対向車線を走行している方が眩しいと感じる場合がありますので、普段は使わないようにしましょう。
テールライト
テールライトは別名「尾灯」とも呼ばれます。
車後方に付いています。
夜間や悪天候時などに、後続車に自分の存在を知らせる役割を持っており、ヘッドライトとの連動が義務づれられています。
ブレーキライト
ブレーキライトとは、ブレーキを踏んだ際に点灯するライトで、車の後方にあります。
道路を走行する際に、自車が減速中であることを後続車に知られる役割があります。
テールライトよりも強い赤色の光で後続車に減速中であることを知らせます。
球切れなどでブレーキライトが点灯しなくなると非常に危険ですので、こまめにチェックするようにしましょう。
バックライト
バックライトは車の後方に付いており、ギアをバックに入れた際に点灯します。
後続車にバックしている、これからバックすることを知らせるための役割があります。
白色の光で後方を照らします。
ナンバー灯
後ろのナンバープレートを照らすライトです。
白色の光で夜間にナンバープレートを照らす役割があります。
スモールライトやヘッドライトと連動して点灯します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はライトの種類と役割について紹介しました。
もし知らなかった内容がありましたらこれを機に確認していただけると幸いです。
それぞれがどのような役割があるのか意識することで、より安全運転に繋がり、予期せぬ事故を減らせるかもしれません。