「車の売買は知り合いとできる?」
「個人売買する時の手順は?」
「個人売買のメリット・デメリットは?」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
車の売買はディーラーや中古車買取店での取引だけでなく、個人同士で売買することも可能です。
車の個人売買の中でも知り合い同士で契約することで、中古車買取相場よりも高く売ることができる可能性があります。
本記事では、車の個人売買を知り合いや家族と行う流れやメリット・デメリットについて解説していきます。
知り合い同士での車の個人売買に失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
また、おすすめの車の個人売買サイトについては「【2023年最新!車の個人売買サイトおすすめ3選】ランキング形式で各社を徹底比較」の記事で解説しています。

車の個人売買を知り合いにする時の流れ・手順
まずは車を個人売買する際の流れを解説していきます。
車を知り合いと個人売買する際の流れは以下の5STEPです。
それぞれ詳しくみていきます。
金額を決める
車を知り合い同士で売買する場合には、まず「車の買取金額」を決めます。
知り合いだからといってあいまいな理由で売買金額を決めるのではなく、適正な金額で買取金額を決めることが大切です。
金額のことでトラブルを起こさないためにも、しっかり話合いを行うことをおすすめします。
金額の決め方については「車の個人売買での金額の決め方」で詳しく解説しています。
契約書を交わす
知り合い間で適正な売買金額を決めた後には、契約書を交わします。
契約書には以下の内容を含めるようにしましょう。
【契約項目】
・車の情報
・売買金額
・車の引き渡し場所
・代金の支払い金額
・税金負担
知り合い間での取引であっても引き渡し後のトラブルを防ぐためにも契約書の作成は必ず必要です。
相手を守り、自分を守るためにも重要な手順になります。
また、契約書の中には、車両代金以外にも「運送費用」や「名義変更費用」なども記載するとトラブルをさらに防げるでしょう。
必要書類を用意する
契約書を交わした後は、必要書類を準備します。
買う側と売る側で必要な書類が異なるので注意しましょう。
それぞれの必要書類は以下のとおりです。
【買う側が用意する書類】
・車庫証明書
・印鑑証明書(普通車の場合に必要)
・委任状(手続きを依頼する場合に必要)
また、条件に応じて必要な書類が多少異なります。
【売る側が用意する書類】
・車検証
・自賠責保険証明書
・リサイクル券
・自動車納税証明書
・譲渡書
・委任状
・印鑑証明書(普通車の場合に必要)
・住民票(軽自動車の場合に必要)
・戸籍謄本
売却側は購入側よりも多くの書類準備が必要です。
また車の売買は、普通車と軽自動車で必要になる書類が異なります。
名義変更の手続き
必要書類を準備した後は、車の名義変更を行います。
実際に名義変更が必要な手続きは以下の4つです。
【必要な手続き】
・登録ナンバーの変更手続き
・車検証の名義変更手続き
・自動車保険の名義変更手続き
・自賠責証明書の名義変更手続き
「名義変更手続きは面倒」と感じる方が多いと思いますが、後々大きなトラブルを起こさないためにも重要な手続きです。
また、名義変更の際の費用について、購入者と売却者のどちらが負担するのかを細かく打ち合わせするようにしましょう。
車の売買契約後も知り合いと良好な関係を築くためにも大切な決め事です。
車の引き渡しと代金の支払い
名義変更までの手続きが完了した後は、車の引き渡しと代金の支払いです。
車の引き渡し時には「車の状態」と「車のキズ・凹み」を再度知り合いとチェックしましょう。
「引き渡しの際にはキズがついていなかった」とトラブルが起きないためにも大切な行動です。
また、車両代金についても入金完了後の引き渡しがおすすめです。
入金前に車両を引き渡すと、その後の金銭トラブルに発展しやすくなります。
さらに、入金時の振り込み手数料についてもどちらが負担するのかもあらかじめ決めておきましょう。
知り合いとの個人売買でも気を抜かず、引き渡しが完了するまで慎重に行うことが大切です。
車の個人売買での金額の決め方
ここからは車の個人売買における、「車の買取金額の決め方」について解説していきます。
「車の売買金額が自分では判断できない」と悩まれる方も多くみられます。
車の金額はどのように決めればいいのでしょうか。
どのように金額を決めればいいのか
個人売買で売却金額を決める場合にはまずネットで中古車相場を確認する方法がおすすめです。
まずは自分の車を以下の条件をもとに同等の車両で確認します。
【検索条件】
・車の車種・グレード
・年式
・走行距離
・色
上記は相場に大きく左右する項目なので、間違いのないよう注意しましょう。
買取・下取り相場の確認方法は4つ
ネットで買取相場を確認する方法は以下の4つです。
・大手買取店サイトの取引実績
・中古車の販売価格から相場を予測
・ディーラー下取りシミュレーション
・一括査定サイトの簡易査定
上記であれば簡単に調べることが可能です。
詳しくは「【車の買取相場の調べ方は!?】具体的な手順を紹介/高く売るコツあり」の記事で解説しています。

車の個人売買を知り合いと行うメリットは2つ
ここからは、車の個人売買を知り合いとおこなう際のメリットとデメリットについて解説します。
まずはメリットです。
それぞれ詳しくみていきます。
中間マージンがない
車を知り合い同士で売買する最大のメリットは、中間マージンがないことです。
つまり不要な手数料が取られないため、売り手は高く、買い手は安く買うことができます。
一般的にディーラーや買取専門店で車を売買する際は、手続きの際に「代理手数料」が必要であり、売買金額から手数料分が差し引かれます。
しかし知り合い同士の場合は、そういった中間マージンが不要なため、お互いがお得になります。
知り合いだから安心
また、取引の際にも「知り合い」という仲のため「安心感」があります。
安心感があるだけで取引をストレスなくおこなうことが可能です。
面倒な業者とのやり取りが不要なので、気持ちよくお互いに取引することができます。
車の個人売買を知り合いと行うデメリットは2つ
デメリットは以下の2つです。
それぞれ詳しくみていきます。
トラブルが多い
業者で売買するよりもトラブルが多い傾向にあります。
どれほど仲の良い知り合いでも、お金が関係する手続きを行う際にはトラブルはつきものです。
トラブルになりやすい項目は具体的に以下の3つです。
【トラブルになりやすい項目】
・名義変更の負担金額
・振り込み手数料負担
・自動車税の支払い
「親しい仲にも礼儀あり」と言われるように、知人間での手続きの際にも一つ一つの手続きを慎重に行う必要があります。
手続きが面倒
車の売買を業者でする場合、手続きは基本的に業者がすべて代行してくれます。
しかし、個人売買では、すべての手続きを自分たちでおこなう必要があります。
慣れている人であれば手間ではありませんが、車の個人売買が初めての人にとっては面倒な手続きがたくさんあります。
そのため手続きをストレスに感じる人も少なくありません。
業者で車を売買するよりも手続きが面倒なことを事前に把握しておきましょう。
トラブルを気にせずにメリットだけを残す方法
トラブルを気にせず個人取引のメリットだけを残し手続きを行うには「カババ」の利用がおすすめです。
「カババ」を利用して取引を行えば、多少は手数料がかかりますが、面倒な手続きをスムーズに行うことができます。
上記で紹介したデメリットを避けることができるため、一度、検討してみると良いかもしれません。
カババについて詳しくは「【カババは売れない!?】評判やデメリットを解説/トラブル事例も要チェック」の記事で解説しています。

車の個人売買についてのよくある質問
車の個人売買に関するよくある質問です。
それぞれの回答は下記の通りです。
個人売買の流れは?
個人売買の流れは以下の5STEPです。
1、金額を決める
2、契約書を交わす
3、必要書類を用意する
4、名義変更の手続き
5、車の引き渡しと代金の支払い
詳しくは「車の個人売買を知り合いにする時の流れ・手順」で解説しています。
個人売買で必要になるものは?
個人売買で必要になるものは買う側と売る側で異なります。
【買う側が用意する書類】
・車庫証明書
・印鑑証明書(普通車の場合に必要)
・委任状(手続きを依頼する場合に必要)
【売る側が用意する書類】
・車検証
・自賠責保険証明書
・リサイクル券
・自動車納税証明書
・譲渡書
・委任状
・印鑑証明書(普通車の場合に必要)
・住民票(軽自動車の場合に必要)
・戸籍謄本
売却側は購入側よりも多くの書類準備が必要です。
個人売買での注意点は?
車の個人売買での注意点・デメリットは以下の2つです。
・トラブルが多い
・手続きが面倒
上記は車の個人売買でのつきものですので、しっかりと把握しておくようにしましょう。
まとめ
本記事では知り合い同士での車の個人売買について解説しました。
車の個人売買は中間マージンや手数料がないメリットがある一方、トラブルに発展しやすいデメリットもあります。
トラブルなく車の個人売買を行うためには、事前に手順や個人売買のデメリットを把握することが大切です。
個人売買はリスクがありますが、メリットも大きいため、注意点を理解した上で正しく売買するようにしましょう。