「車の売却時、トラブルはある?」
「よくあるトラブルを知りたい」
「トラブルに遭った際の対処方法は?」
この記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
車を売る際、業者とトラブルにならないか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。実際、トラブルになったという話もよく聞きます。
国民生活センターによると、売却に限った話ではないですが「中古自動車」に関する相談件数は年間7,000件以上あります。
トラブルにならない為にも、ポイントを理解して正しく対応する必要があります。
そこで今回は、車を売る際のトラブル事例とその対処法、トラブルを回避するためポイントを紹介していきます。
また「安心して車を高く売る方法」についても紹介するので、ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。
車買取でのトラブルと対処方法
車買取で起こる主なトラブルは下記の4つです。
- 契約後に査定額を減額される
- 契約後のキャンセルができない、または高額な解約料を請求される
- 強引に売却を迫られる
- 車の引き渡し後、代金が支払われない
それぞれ詳しく見ていきます。
契約後に査定額を減額される
1つ目のトラブル事例は、「売却の契約後に査定額を減額される」というケースです。
正式に契約したうえで車を引き渡したにも関わらず「本当はもっと価値の低い車だった」、「故障が見つかった」などと難癖をつけて、一方的に査定額を減額されることがあります。
車売って支払い当日にいきなり不調みつかりましたって15万減額提示されてん💢
— まちゅぴちゅ (@machu_positive) July 21, 2021
ビッグモーターから修復歴ありなので25万の減額とか電話があって車返してっていったら5万の減額でも厳しいですかとなり、無理と伝えたら元々の査定で大丈夫とか言い始めた(笑)
凄い会社だわマジで(笑)— しんねこ😈 (@shinneko0725) March 22, 2019
結論から言うと、これは業者側のミスであり、減額に応じる必要はありません。業者は査定のプロであり、修復歴などは業者責任です。
たとえ契約書に再査定できる旨が記載されていても「消費者契約法第10条」により査定後の減額は無効と主張することができます。
契約後の車両の瑕疵を理由にした契約の解除や減額は、原則として認めなくてよい
査定して契約後、「よく調べたところ車には事故歴があることが判明したので、買い取り額を減額する」「修復歴があることがわかったので解約する」などと、事業者から、減額や解約が求められることがある。
ですので間違っても素直に業者に応じないようにしてください。
また後から書きますが、業者選びの段階で再査定が禁止されているJADRI(日本自動車流通研究所)加盟店の業者を選ぶのも対策の一つです。
JADRIに所属している業者の場合は査定後に減額されることはありません。
契約後のキャンセルができない、または高額な解約料を請求される
2つ目の事例は「契約後にキャンセルができない、または高額なキャンセル料を請求される」というトラブルです。
基本的に契約後でも解除料を払えばキャンセルが可能です。業者によっては無料の場合もあります。ただしキャンセルする際は必ずキャンセル料の内訳や根拠を明示してもらうようにしましょう。
また、こういった事例が起きる理由の多くは、、車の所有者と家族との間で車を売ることの合意ができていない場合が多いです。
売却の契約後に家族から「売らないで」と言われてキャンセルをすることが無いよう、事前に相談をしっかりしておきましょう。
強引に売却を迫られる
「査定だけのつもりだったのに強引に売却を迫られた」という事例もあります。
買取業者は中古車がなければ商売ができないので、多少強引にでも契約をさせようとします。
私も何度か経験がありますが、かなり強引な人もいます。またほとんどの営業マンが「今日決めてくれたら○○万円高く買取ります」という営業をかけてきます。
もし納得した金額であれば契約で良いです。
ただし納得していない場合は、その場ではすぐに契約せず、一度しっかり考えてから決めるようにしましょう。
とはいえ強く言えない方もいると思います。その場合は「車を買った価格なら今日売ります、それ以下なら売りません」くらいで言っておけば業者もあきらめて帰ります。
割と効果的に使えるので、ぜひ試してみてください。
車の引き渡し後、代金が支払われない
最後は「車を引き渡した後に、代金が支払われない」というトラブルです。
もし指定日になっても入金がされていない場合は、まずは車買取店へ連絡をしてください。
振込口座番号の間違いなどの理由で、送金ができていない可能性もあります。
その際、支払いが遅れた理由を言わないなど、少し心配な気配を感じた場合は後に紹介する機関に相談するようにしてください。
トラブルを回避するための4つのポイント
トラブルを回避するためには下記4つのポイントを抑えておきましょう。
- 契約書をよく読む
- 評判の良い大手の買取業者を利用する
- 事故・修復歴といった情報を偽らない
- 強引に迫られてもその場では契約しない
それぞれ詳しく見ています。
契約書をよく読む
これは基本中の基本ですが、かなり大事です。上で書いたような内容が契約書に記載されている場合は要チェックです。
どのような内容で、それが問題ないか確認しましょう。内容が分からない場合は素直に質問すれば親切に答えてもらえます。
万が一、内容に問題ないか分からない場合は契約しないようにしましょう。
営業マンの方から「この項目は特に気にしなくていいよ」などと言われても、気になったらその場で契約するのはやめましょう。後になってその項目でトラブルに発展するケースもあります。
内容を調べてきちんと理解してから契約することが大切です。
評判の良い大手の買取業者を利用する
トラブルに遭うリスクを少しでも減らすためにも、評判の良い大手の買取業者の利用がおすすめです。事前に評判や口コミ等をチェックして、対応が良さそうな買取業者を探しましょう。
口コミや評判は「【車買取業者のおすすめ5選!】2022年最新のおすすめ車買取業者まとめ」にまとめてあるので参考にしてください。
また上でも触れましたが、JADRI(日本自動車流通研究所)に加盟している買取業者を選んで車を売ることをおすすめします。
JADRIとは、円滑な中古車売却を目的に、優良事業者によって構成をされている団体です。加盟業者に対して「再査定の禁止」「売却直後のキャンセルに対するキャンセル料請求の禁止」といった基準を設けています。
JADRI加盟店業者を利用すれば、今回紹介したようなトラブルを避けることができます。
事故・修復歴といった情報を偽らない
車の査定時に事故歴や修復歴を隠さない、偽らないことも大切です。
事故歴や修復歴などの情報は、査定額を決める重要なポイントです。後で発覚するとトラブルにつながる可能性があります。
また売主には「瑕疵担保責任」があるということを覚えておいてください。車の売買では、ユーザーが売主で業者が買主になりますが、売主が買主に対して負う責任として「瑕疵(かし)担保責任」というものが民法で定められています。
瑕疵とは傷や不具合のことを指します。簡単に言うと、車の状態に関して売主は責任を負わなければならないということです。
この「瑕疵担保責任」を持ち出して契約後に査定額の減額を求めてくる業者もいます。ただし再査定は業者側の責任となるため問題はありません。
とはいえ面倒なトラブルを防ぐためにも、車の状態は査定時に業者へ正直に話すようにしましょう。
強引に迫られてもその場では契約しない
先ほども書きましたが、もし強引に売却を迫られてもその場で契約することは避けましょう。車を高く売るためには複数の業者から査定を受けたうえで決めると良いです。
買取業者は交渉のプロですので、さまざまな言葉で売却を勧めてくることがあります。しかし、その場では即決せず、一度持ち帰って検討するようにしましょう。
トラブルに遭った時の相談先
車売却に関するトラブルに遭ってしまった場合の相談先として、以下の3つを紹介します。
- 国民生活センター
- 車売却消費者相談室(JPUC)
- 弁護士
それぞれ詳しく見ていきます。
国民生活センター
国民センターは、消費者問題・暮らしの問題に取り組む独立行政法人です。全国各地に消費生活センターという施設があり、それらを統括しているのが国民生活センターです。
まずは公的機関に頼りたい方は国民生活センターを頼りましょう。土日・祝日も相談を受け付けているので、すぐに相談したい方におすすめです。
電話番号は「188(消費者ホットライン)」で、住まいの近くにある消費生活相談窓口に繋がります。繋がりづらい場合は「03-3446-1623(消費者ホットライン平日バックアップ相談)」にかけてみてください。
詳細は以下のページから確認できます。
→国民生活センター公式ホームページ
車売却消費者相談室(JPUC)
JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)は、自動車買取業界の健全化を図るために結成された一般社団法人です。JPUCには「車売却消費者相談室」という窓口があり、業者とのトラブルの相談に乗ってくれます。
JPUCは車買取りのトラブルを専門にした組織ですので、なるべく専門の知識を持った人に相談したい方におすすめです。ただし、対応時間は平日の9~17時ですので注意してください。
車売却消費者相談室の電話番号は「0120-93-4595」です。問い合わせ先の詳細は以下のページから確認できます。
→JPUC公式ホームページ
弁護士
3つ目の相談先は弁護士です。
ただし弁護士の費用は高いので、下記の場合のみ相談先として検討しましょう。
- 大幅な減額になった場合
- 高額な解除料を請求された場合
- その他、車の持ち逃げなどの大きなトラブル
とくに「お金」に関しては法律が絡んでくるため、国民生活センターやJPUCでは手に負えない可能性もあります。そのような時は、弁護士に依頼した方が良い場合があります。
以上の3つが車売却に関するトラブルの相談先です。起こってしまったトラブルはどうしようもありませんので、これらの適切な相談先に連絡するようにしましょう。
安心して高く車を売る方法は?
安心かつ高く売りたいなら下記3社がおすすめです。
そして「カーセンサー」の車一括査定サービスを使うことで、これら3社に一気に依頼することが可能です。
車一括査定とは?
車一括査定とは、複数の車買取店への査定依頼が一度で行えるネットサービスです。自分で車買取店を1社1社探す必要がなく、提携している車買取店に一斉に査定依頼が可能です。
車の情報と利用者の情報を入力するだけで、最大10社程度までの査定依頼が一度で済みます。
「車一括査定サイト」は複数の車買取店への査定依頼が一度にできるだけでなく、依頼した業者の方から連絡をくれて、自宅などへ出張査定までしてくれるため、大幅に手間を省くことができます。
その後、複数社に査定してもらい、各社の査定額を比較することでより高額売却をすることが可能です。
実際に高く売れたというTwitterの口コミです。
別事業で使う予定やった車を売るのにディーラーに持って行ったら売値40万そこそこやったのに一括査定使って3社から見積もり取ったらMAX80万ついたらしく一括査定やばいなってなってるw#一括査定いいやん
— 西田 祐樹 (@nishidayuki0112) February 20, 2018
今日車を売った。
予想以上の高値がついて大満足です。一括査定は鬼電話かかってくるから躊躇していたけど、
複数見積もり取って、競り合ってもらうのが一番高値がつくことがわかった。あとは、本気で売る時に査定を頼む。
中途半端な気持ちだと、あちらも本気を出してくれない。
いい経験でした
— にっこ日本にいても気分は台湾 (@nikko1017) February 17, 2021
車一括査定を利用することで簡単かつ高額で車を売却することができるのでぜひ利用してみてください。
【カーセンサー公式サイト】
→無料で一括診断!あなたの愛車査定
下記に【車一括査定の流れ】についての記事があるので、参考にしてください。
→【車は一括査定サービスで高額売却!】一括査定の利用方法や注意点を紹介
まとめ
今回は、車売却に関するトラブルの事例と対処法、トラブルを防ぐためにできることやトラブルに遭った際の相談先について紹介しました。
車を売る際のトラブルを回避するには、上記で紹介した4つのポイントを抑えて適切な対応することが大切です。
また、最後に紹介した3つの買取業者であれば安心して車の売却ができるので、ぜひ利用してみてください。