「車のホイールで使われる『J』は何の略?」
「『J』は一体何を表しているの?」
この記事はそんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
ホイールを選ぶ際、よく目にする「J」という表記ありますよね。「J」には規格があり、J数を無視するとホイールが取り付けれられない可能性があります。
今回は、「J」と「J」に関連したホイールについて解説していきます。
ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。
ホイールサイズ表記「J」の意味とは?
ホイールサイズ表記で見かける「J」とは、ホイールの「フランジ形状の規格」のことです。
リム幅と誤解されますが、ホイールの外面の縁にある形状を指しています。規格は「J」の他に「JJ」、現在はほとんど使われていませんが、「B」もあります。
・J:リム面から頭頂部の高さが17.5mm
フランジの厚さが13mm
・JJ:リム面から頭頂部の高さが18mm
フランジの厚さが13mm
・B:リム面から頭頂部の高さが14mm
フランジの厚さが10mm
フランジのサイズによって雰囲気が異なり、見た目もほんの少し変わります。
タイヤのホイール幅
ホイール幅は、フランジ形状と合わせて、8Jや9JJなどと表記されます。
また、この8Jのことを「J数」と呼びます。この8や9の単位は「インチ」です。
例えば、17×8Jという場合は、ホイールの直径18インチ、ホイールの横幅8インチのJフランジという意味を表しています。
ちなみに、8Jは8×25.4(1インチ)=203.2mmがフランジを含まないホイールサイズで、ホイールの横幅全体としては、203.2+26(外側と内側のフランジ)=229.2mmとなります。
17インチは431.8(17×25.4)mmですので、
17×8Jは直径431.8mm、幅229.2mmのホイールとなります。
J数はインセット(オフセット)とのバランスが重要
ホイールを交換する際は、J数とインセットの数値を確認します。
これらの数値が適正でないと、オフセットが決まらずホイールがはみ出したり、フェンダーに干渉したりします。
一般的なホイールサイズは「17×8.0 J 6-139.7 25」などと表記されており、インセットの数値=25(mm)となります。この数値が小さければ小さいほどホイールとタイヤが車の外側に出ることになります。
ホイールサイズの見方、意味については下記の記事ありますので、ぜひ参考にしてください。
→【タイヤのホイールサイズ確認は簡単!?】「J」や「リム径」の意味についても解説!

この「インセット」と「J数(ホイール幅)」でタイヤ全体が車からどれだけ外側に出るかが決まります。
まとめ
- 「J」とはフランジ形状の規格
- 「J」の数値と、オフセットの数値が重要
今回はホイールの「J」について解説しました。
「J」と「オフセット」の規格を間違えると車のフェンダーと干渉する恐れがあります。ホイールを選ぶ際は、自分の車のサイズをきちんと確認してから購入するようにしましょう。
また、下記にタイヤについての記事もありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
→【プラドのタイヤサイズは!?】タイヤサイズや製造年の確認方法を紹介!
