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【タイヤのホイールサイズ確認は簡単!?】「J」や「リム径」の意味についても解説!

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【タイヤのホイールサイズ確認は簡単!?】「J」や「リム径」の意味についても解説!

「タイヤのホイールサイズ確認の方法は?」

「インチアップってしてもいいの?」

「インチアップやインチダウンのメリット・デメリットは?」

この記事はそんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。

タイヤ購入時、ホイールも一緒に買うことありますよね。

その際に注意したいのが、「ホイールマッチング」です。

「ホイールマッチング」とは、ホイールサイズやタイヤの外径などが車に適合しているか確認することです。

気に入ったデザインのホイールがあっても、車に適合しなければ装着できません。

今回は、ホイールサイズ表記の見方、ホイールサイズを変更するメリット・デメリット、リム径などについて解説します。

ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。

目次

ホイールサイズの表記(数字や記号)の見方

ホイールサイズにはホイールマッチングに必要な情報が全て記載されています。

下記がホイールサイズ表記の例です。

ホイールサイズの表記

それぞれ下記を意味しています。

①リム径:17インチ
②リム幅:8.0インチ
③フランジ形状:J
④ボルト数:6穴(ろっけつ)
⑤P.C.D:139.7mm
⑥インセット:25mm

それぞれのホイール上の位置と意味については下記の通りです。

ホイール側面

ホイール正面

①~⑥を詳しく解説していきます。

リム径

リム径とは、タイヤを装着していない状態の「ホイールの直径」を指します。

単位は「インチ」です。

リム径にタイヤの厚みを加えたものが実際のタイヤ外径です。

タイヤの外径については後ほど詳しく解説します。

「リム」はホイールの外縁部分を指します。

リム幅

リム幅とは、ホイールの横幅のことで、「タイヤをはめ込む部分の幅」になります。

こちらも「インチ」で表記されます。

タイヤとの適合性を高めて走行時の安全性を保つために、必ず適合範囲でタイヤとホイールを組み合わせる必要があります。

フランジ形状

「フランジ形状」とは、ホイールとタイヤが接合する部分を指します。

こちらは「アルファベット」で表記されます。

「J」または「JJ」が一般的ですが、「B」「K」「L」などの形状も一部であります。

「J」と「JJ」で走行性能に差はありませんが、「JJ」の方が0.5mm程度フランジの頭頂部が高く、タイヤを装着した際の見た目が若干異なります。

ボルト穴数(ホール)

ボルト穴数とは、ホイールを車体に固定するボルトの穴数のことで、「ホール」と呼ばれることもあります。

一般的に普通車は4~5穴で大型のタイヤを装着するSUVやクロスカントリー車では6穴の場合もあります。

また、「穴」の呼び方は「けつ」と呼びます。

ですので5穴→「ごけつ」、6穴→「ろっけつ」というような呼び方をします。

P.C.D

「P.C.D」とは「Pitch Circle Diameter)の略で、「ボルト穴を結んでできた円の直径」を指します。

単位は「mm」です。

こちらはリム径やリム幅と違って単位が「mm」ですので、注意が必要です。

国産車では100mmまたは114.3mmが主流ですが、車種によって採用されているサイズが異なり、P.C.Dが合わないホイールは装着できません。

ホイールを交換する際は、適合するかしっかりと確認する必要があります。

インセット

「インセット」とは、「リム幅の中心線からホイールの車体取り付け面までの長さ」を指します。

こちらも「mm」で表記されます。

以前は「オフセット」と呼ばれていましたが、2008年に呼び方が「インセット」に統一されました。

インセットの数値が大きいほど、取り付け面がリム幅の中心線より外側になり、ホイール全体が車体の内側方向に引き込まれる形(インセット)になります。

逆にインセットの数値が小さいと、取り付け面がリム幅の中心線より内側になり、ホイール全体が車体の外側方向に突出する形(アウトセット)になります。

リム幅の中心線と取り付け面が同じ位置の場合を「ゼロセット」と呼ばれます。

また、インセットが許容範囲内に収まらないホイールは取り付けができません。

ホイールサイズの確認方法

ホイールサイズの確認方法

ホイールサイズは、ホイールに刻まれている刻印やシールで確認できます。

刻印やシールの場所は製品によって異なりますが、リムの裏側などに表記されていることが一般的です。

ホイールの脱着には専用の器具が必要となり、個人で行うのは危険です。

ホイールサイズが分からない場合は、タイヤショップに確認するかネットでカタログなどを調べると出てきます。

どうしても分からない場合は、車整備工場に持ち込んでタイヤを外してホイールを確認してもらうこともできます。

基本的にはホイールのメーカーやモデルをググればすぐに出てくると思います。

ホイールサイズのインチアップとインチダウンについて

インチアップとインチダウンについて

タイヤの外径を変えずにホイールサイズ(リム径)を大きくすることを「インチアップ」、小さくすることを「インチダウン」といいます。

多くの場合、インチアップ・インチダウンは個人の乗り味や見た目のデザイン、価格によって選択されます。

また、セダンやスポーツカーの場合は「インチアップ」、SUVの場合は「インチダウン」するユーザーが多いです。

それではそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

インチアップのメリット・デメリット

まずは「インチアップ」のメリットです。

メリット
・カーブやブレーキでのグリップ力が向上
・コーナリング性能が向上
・ホイールのデザインが際立つ

続いて「インチアップ」のデメリットです。

デメリット
・走行時の振動が大きくなる
・走行音が大きくなる
・燃費が悪くなる可能性がある

インチアップすると、タイヤ全体が平らに近く(偏平率が低く)なり、タイヤの接地面が横に広がり、タイヤの接地面が大きくなるので、グリップ力が上がります。

ハンドリングの応答も高まるため、コーナリングの性能も向上します。

また、インチアップするとホイール部分が大きくなるので、ホイールデザインを際立たせることができます。

特に、セダンやスポーツカーに乗られている方がよくインチアップされています。

一方で、インチアップでタイヤの偏平率が低くなると、タイヤのクッション性も低くなるため、路面の影響も大きく受けるようになり、走行時の振動や走行音は、偏平率の高いタイヤよりも大きくなります。

燃費も悪化する可能性があります。

また、インチアップした場合は、タイヤの空気の容量が減り、空気圧の不足を確認しにくくため、高偏平率のタイヤよりもパンクに気付きにくくなります。

空気圧の管理や点検は注意して行う必要があります。

インチダウンのメリット・デメリット

インチダウンにおけるメリットとデメリットは基本的に「インチアップ」の反対です。

「インチダウン」のメリットです。

メリット
・乗り心地が良くなる
・走行音が小さくなる
・燃費が向上する傾向がある
・雪道や濡れた道で滑りにくくなる
・一般的にタイヤとホイールの価格が安い

続いて、「インチダウン」のデメリットです。

デメリット
・カーブやブレーキでのグリップ力が低下
・コーナリング性能が低下する
・ホイールが強調されにくくなる

インチダウンすると、タイヤに厚みが出る(偏平率が高くなる)ため、地面からの衝撃を吸収しやすくなります。

走行音も小さくなり、乗り心地が良くなります。

乗り心地を重視する場合は、インチアップは避けた方がよく、インチダウンがおすすめです。

また、偏平率の高いタイヤは接地面が小さくなるので、転がり抵抗も小さくなり、燃費が良くなる傾向があります。

接地面が小さければ、面積あたりに受ける車体重量が増加して接地圧が上がるため、雪道などの路面でも滑りにくくなります。

ただし、グリップ力が求められるアイスバーンでは、逆に滑りやすくなるので注意が必要です。

もっとも、少しでも積雪がある場合は、ノーマルタイヤでの走行は避け、スタッドレスタイヤを履くようにしてください。

偏平率の高いタイヤとホイールは、一般的に価格が安いです。

一方で、インチダウンによってタイヤの接地面が小さくなることで、カーブやブレーキでのグリップ力やコーナリング性能は低くなります。

また、ホイールが小さいと、ホイールのデザインが見えにくくなり、ホイールの強調がしづらいです。

ホイールサイズ変更する際の注意点

ホイール変更の注意点

ホイールのサイズを変更する際は以下の3点に注意してください。

・タイヤ外径が変わらないようにする
・タイヤがフェンダーからはみ出さないようにする
・ナットサイズや形状に注意

この3点を疎かにすると、車検が通らなかったり、自動車保険の加入内容に影響が出たり、交通違反となる場合があるため、十分注意しましょう。

タイヤの外径が変わらないようにする

タイヤの外径を大きくした場合、車体(タイヤのハウス)と干渉して走行に支障が出ることもあるため、ホイールサイズを変更しても、タイヤサの外径は変更しない方が良いです。

タイヤが真っ直ぐの状態で干渉なくても、ハンドルをMAX切った際に干渉する場合もあるので注意してください。

また、タイヤの外径を変えると、スピードメーターが表示する速度と実際の走行速度に誤差が生じます。

誤差の許容範囲は、車検の審査事務規定によって定められており、著しい誤差が生じると車検に通りません。

基本的にタイヤ外径は変えないようにしましょう。

はみ出し装着に注意

上でも書きましたが、ホイールの取り付け面がリム幅の中心線より内側になり、ホイールが車体の外側方向に出ることを「アウトセット」と呼びます。。

アウトセットによってホイールがフェンダーより外側にはみ出すと、道路運送車両法違反となります。

ホイールが車体よりはみ出すことで、タイヤが跳ね上げた石などの飛来物が他の車や歩行者などに当たる可能性があり、大変危険です。

大きな事故の原因になるため、フェンダーが保護できる範囲にタイヤを収める必要があります。

なお、タイヤは10mm未満のはみ出しが許可されていますが、ホイールやタイヤキャップはフェンダーの内側に収まるように装着しなければなりません。

違反にならないためにもフェンダーからのはみ出しは控えるようにしましょう。

ナットのサイズや形状に注意

ホイールを固定するナット(ホイールナット)は、メーカーやホイールの種類によって、適合するサイズや形状が異なります。

ナットのサイズにも、タイヤやホイールと同じく表記ルールがあるので、購入する際は必ず確認するようにしてください。

タイヤの外径の計算方法

ホイール外径の計算方法

タイヤの外径は、「タイヤ全体の直径」のことです。

タイヤの外径は、

上下のタイヤの厚み+ホイール直径(リム径)

で計算できます。

例えば:「265/70/R17」の場合、

H(タイヤの厚み)=W(断面幅)÷100×偏平率(%)

で計算できるので、タイヤの厚み=265÷100×70=185.5mmとなります。

ですので、

タイヤ外径=431.8mm(17インチ)+185.5mm+185.5mm=802.8mm

となります。

タイヤ外径を計算するのは少し複雑ですが、大切な数値ですので、自分の車のタイヤ外径は把握しておくようにしましょう。

まとめ

ホイールの魅力

今回は、車のホイールについて解説しました。

ホイールを変えることで走行性能アップに繋がったり、車の個性を出すことができます。

特に後者の「個性を出すため」にホイールを変える方が多いと思います。

ホイールを変更する際は、上で書いた内容に注意しながら自身の車の合ったホイールを選ぶようにしてください。

分からない場合はカーショップに聞くなどして、交通違反にならなよう気をつけてください。

また、下記に【タイヤのサイズ】についての記事がありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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