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ryosuke
約10年前、スバルのインプレッサを購入。
その後、トヨタのランドクルーザープラドを購入し、5年後に売却。
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寒冷地仕様車とは?/寒冷地仕様車と普通仕様車の違い。寒い地域の方必見!

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北海道や東北など寒い地域に住んでいる方には一般的な寒冷地仕様車ですが、

みなさんは寒冷地仕様についてどのくらいご存知でしょうか?

そもそも「寒冷地仕様」の存在自体知らないという方も多いかもしれません。

暖かい地域では不要に思えるかもしれませんが、実は寒冷地以外でも役に立つ機能があります。

今回は寒冷地仕様車の特徴やメリット・デメリット、普通仕様車との違いについてみていきます。

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目次

そもそもなぜ「寒冷地仕様」が存在するのか?

「寒冷地」とはマイナス10℃以下になる地域のことを指します。

寒冷地仕様車はマイナス10℃以下に対応した車になります。

寒冷地仕様車と普通仕様車の主な違いは、エンジン・凍結や雪対策などがあり、寒冷地仕様車は極寒の環境でも耐えられる仕様になっています。

また、普通仕様車が「寒冷地」に耐えられないわけではありません。

それぞれの違いを知っておくことで、寒い地域へ旅行に出かける際などに思わぬトラブルや事故にならないように、基本的な知識を身につけておきましょう。

エンジン関係

エンジン自体は寒冷地仕様車と普通仕様車で違いはありません。

違いがあるのはエンジンオイルや冷却水などです。

エンジンオイルは気温が低くなると粘り気が強くなり、始動時に抵抗が大きくなる(摩擦が大きくなる)ことでエンジンのかかりが悪くなります。

なので、暖かい地域で使うものよりサラサラなオイルを使うことで潤滑性を良くし、始動性を良くしています。

また、冷却水は濃度によって凍結する温度が変わるので、普通仕様車と同じ濃度の冷却水を寒冷地で使用すると凍ってしまう可能性があります。

冷却水が凍ってしまうとホースやパイプが裂けたり、凍ったことに気づかないまま始動してしまい、エンジンが破損することも考えられます。

寒冷地仕様車はマイナス35℃くらいまで耐えられるようになっています。

ちなみに、普通仕様車の場合はマイナス15℃くらいまでは凍ることはありません。

マイナス10℃くらいまでは普通仕様車でも耐えれるのでは問題ありません。

それ以下の気温となるときは注意が必要です。

バッテリー・オルタネーター

気温が低くなるとバッテリー性能が低下します。

そのため、寒冷地仕様車には容量の大きなバッテリーと、それに対応するオルタネーター(発電機)が搭載されている車種があります。

また、寒冷地では暖房を使う機会が多く、エアコンやシートヒーターなどを多用することでバッテリーへの負担も大きくなるので、容量の大きなバッテリーが必要になります。

暖かい地域でも冬はバッテリー性能が低下します。

バッテリーによって寿命は異なりますが、エンジンのかかりが悪い、ライトが暗い、窓の開閉が遅いなどのトラブルがある場合は早めに交換しておきましょう。

最近ではシートやステアリングにヒーターが装備された車種も多く、これらを組み合わせることでより快適に運転できますが、どれも電気を使用するものなので使いすぎはバッテリーに良くありません。

つけっぱなしにするのではなく、温まったら消して寒くなったらまたつける、という使い方も時には必要かもしれません。

サビ対策

寒い地域に限らず、冬の道路には凍結防止剤や融雪剤が撒かれており、これらは材料に「塩化ナトリウム」や「塩化カルシウム」が使われています。

どちらも簡単に言うと「塩の粉」であり、塩は鉄に付着するとサビやすくなります。

車のほとんどが鉄でできているので、車がサビると強度低下につながります。

下面周辺が茶色くなってきて、見た目も悪くなります。

ですので、寒冷地仕様車のか下面周辺は普通仕様車よりも塗装が厚く塗られており、サビに強くなっています。

ただ、塗装が厚いといってもやはり車にとって塩はあまりよくありません。

積雪がある地域を走行し、塩がついてしまったときは、車の下面周辺を水で流すようにしましょう。

水で流すか流さないでサビの進みも大きく変わってきます。

ワイパーの強化

寒冷地仕様車は、ワイパーも強化されている場合が多いです。

これは降雪時に重い雪をかき分けることが目的です。

雪や結露は視界を遮る原因となり非常に危険です。

ワイパーの支柱が太くなり、モーターが強化されています。

また少し余談ですが、もし運転前に雪や凍結で窓ガラスの視界が悪くなっているときは、「熱々のお湯」ではなく「ぬるま湯」をかけるようにしましょう。

熱々のお湯をかけてしまうと窓ガラスに良くないです。

ぬるま湯でも十分視界の確保はできます。

その他の寒さ対策(凍結・曇り対策)

寒冷地仕様車には窓ガラスやミラーなどの凍結・曇り対策として、ヒーター(熱線)が装備されていることが多いです。

ヒーター(熱線)を使用することで雪や凍結部を溶かして視界を確保したり、ワイパーの凍結を防止します。

凍ったガラスやミラーはしっかり水で流してから運転するようにしましょう。

また、車に雪が積もったときは窓ガラスだけではなく屋根の上の除雪も行ってから運転するようにしましょう。

寒冷地仕様車のメリットとデメリット

寒冷地仕様車は非常に便利で冬場の運転には心強いですが、メリットばかりではなく、一部デメリットもあります。

それぞれについてみていきますので、メリット・デメリットを両方をよく理解し、寒冷地仕様車が自分にとって必要かどうか判断しましょう。

寒冷地仕様のメリット

寒冷地仕様のメリットは以下の6点です。

・気温が低くても始動性が良い

・冷却水が凍りにくい

・車がサビにくい

・バッテリーの容量が大きい

・窓ガラスやワイパー等が凍りにくい

・シートヒーターなどの機能が充実

他にも細かな点はありますが、大きなメリットとしては以上です。

そしてもう1つ。

これはメリットではないですが、

「寒冷地仕様車は暖かい地域でも普通に走れる」

という点があります。

寒冷地仕様にしたからといって、普通仕様車に劣る点はなく、暖かい地域でも普通に走行できます。

寒冷地仕様のデメリット

寒冷地仕様のデメリットは1つだけ。

それは「価格」です。

普通仕様車に比べて装備が多くなる分、価格は高くなります。

各メーカーさまざま「寒冷地仕様」の装備がありますが、装備が多くなるほど高くなります。

メーカーや車種にも寄りますが、約5万円ほど寒冷地仕様の方が高くなります。

価格を気にしないのであれば、寒冷地仕様にして損はないと思います。

車購入時の注意点

寒冷地仕様の設定がそもそもない車は特に気にする必要はありませんが、寒冷地仕様のオプションがある場合は、自分が必要と判断した場合は、寒冷地仕様にする必要があります。

寒冷地仕様が必要な方で寒冷地仕様がオプションにある車を購入する際は注意が必要です。

まとめ

寒冷地仕様には、冬に寒い地域を運転する際に役立つ機能がたくさんあります。

寒い地域だけではなく暖かい地域でもシートヒーターやステアリングヒーターは冬にあると快適です。

快適な環境で運転できるのでストレスもなく、運転自体の疲れも軽減できます。

冬場にバッテリーが上がってしまったり、冷却水が凍りついて車が動かせなくなるとかなり大変です。

その後の行動も分からず、メンタル的にもやられる場合があります。

そういったことがないよう、少しでも余裕がある場合は寒冷地仕様車を選んだ方が無難で安心です。

そうでない方もこれらの内容を意識して検討してみてください。

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