【コンパクトカーの明確な定義はない!】コンパクトカーとは?メリット・デメリットについて

「コンパクトカー」に明確な定義はありません。

軽自動車のように法律で決まっているわけではありません。

では、どのような車を「コンパクトカー」というのか、実際の車種を例に挙げてみていきます。

コンパクトカーの定義とは?

上でも述べましたが、「コンパクトカー」の定義はありません。

一般的には、以下のような車を「コンパクトカー」と呼ぶことが多いです。

 ・小型自動車(5ナンバーの車)

 ・排気量1500cc以下の車

また、車の中での「小型自動車」と「普通自動車」の定義はあります。

【小型自動車(5ナンバー規格)】

全長:4.7m以下、全幅:1.7m以下、全高:2.0m以下、総排気量660cc~2000cc以下

【普通自動車(3ナンバー規格)】

小型自動車よりも大きいもの

少し前までは、コンパクトカーといえば1000cc~1300ccのモデルが中心でした。

また、全長についても4.2m以下というのがコンパクトカーの1つの基準となっています。

このように、5ナンバーで全長4.2m以下、エンジンの排気量1500cc以下というのが大まかなコンパクトカーの基準といえます。

代表的な車種としては日産「ノート」、ホンダ「フィット」、スズキ「スイフト」、トヨタ「アクア」などが挙げられます。

コンパクトカーのメリット

コンパクトカーのメリットとしては以下の4点があります。

・運転しやすい

・車両価格が安い

・税金が安い

・燃費が良い

運転しやすい

コンパクトカーは普通自動車(3ナンバー)の車に対しボディサイズがコンパクトなため、運転しやすいです。

また小回りがきくため、Uターンもしやすいです。

運転しやすいため、女性の方で運転されている方が多いです。

車両価格が安い

コンパクトカーは、普通自動車の中で最も車両価格が安いです。

グレードにもよりますが、軽自動車と同じくらいで買えます。

また、近年では軽自動車の価格が上がっているため、軽自動車よりも安く買える場合もあります。

軽自動車で最上位グレードかつオプションをたくさん付けると総額250万円くらいになります。

それに対しコンパクトカーは場合にもよりますが、150〜200万円で買える車もあります。

税金が安い

コンパクトカーは税金が安いです。

1000cc以下であれば年間25,000円、1500cc以下であれば年間30,500円となります。(2019年10月1 日以降登録の車)

普通自動車の場合、高いと110,000円の車種もあります。

ただ、軽自動車が10,800円なので、軽自動車よりは高くなります。

燃費が良い

ハイブリッドモデルと軽自動車を抜きで考えると、基本的に排気量が小さいエンジンの方が燃費は良くなります。

また、コンパクトカーであればボディも小さく重量も軽いので、大きなボディの車と比べても燃費が良くなります。

燃費が良ければそれだけ月々のガソリン代も抑えることができます。

コンパクトカーのデメリット

コンパクトカーのデメリットとしては以下の3点があります。

・室内空間が限られている

・長距離運転に向かない

・航続距離が短い

室内空間が限られている

比較的室内空間が広いモデルもありますが、ミニバンなどと比べると、コンパクトカーは室内スペースが少ないです。

家族4人で旅行などに行くことを考えると、荷物を積むラゲッジスペースの容量が厳しくなる場合があります。

また、後部座席に大人3人並んで座るのは少し窮屈に感じるかもしれません。

長距離運転に向かない

コンパクトカーは排気量に限界があるので、高速道路などでの長距離運転に向きません。

車体を軽量かつコンパクトにした分、足回りやブレーキなどもそれなりの機能しかありませんので、コンパクトカーは普通自動車に比べて乗り心地は劣ります。

同じ距離を走行した場合、普通自動車に比べて疲れを感じるかもしれません。

航続距離が短い

コンパクトカーは普通自動車に比べ、ガソリンタンクの容量が小さく、航続距離が短い場合が多いです。

ハイブリットモデルは別ですが、通常は満タンから空になるまで約500km。

車種によっては500kmいかないものもあります。

なので、長距離を運転する際は何度も給油する必要があります。

コンパクトカーと軽自動車の違い

次に「コンパクトカー」と「軽自動車」の違いをみていきます。

室内空間の広さ

軽自動車はボディサイズに制限がある一方、コンパクトカーは制限がありません。

コンパクトカーの方が室内は広く、性能も良いです。

性能や室内の広さはコンパクトカーの方が優れています。

税金

コンパクトカーより軽自動車の方が安いです。

上でも述べましたが、自動車税では軽自動車が10,800円に対し、

コンパクトカーは1000cc以下であれば年間25,000円、1500cc以下であれば年間30,500円となります。

どちらにせよ1万円以上は違います。

また、車検時に支払う自動車重量税もコンパクトカーより軽自動車の方が安いです。

安全性

ボディサイズが軽自動車よりもコンパクトカーの方が大きいため、事故の際にケガをする可能性が低いです。

車のボディが人を守ってくれる可能性が高いです。

近年では軽自動車においても先進機能などの搭載が進んでおり、コンパクトカー並みの安全性を持つ車も増えていますが、

全体的にみるとまだ少なく、コンパクトカーの方が安全性は高いといえます。

燃費

コンパクトカーはハブリッドモデルがあるため、それを考えると燃費は軽自動車に比べてコンパクトカーの方が良いです。

ただしハイブリッドではないコンパクトカーと軽自動車を比べると軽自動車の方が燃費が良い場合があります。

少しでも高燃費希望の方はコンパクトカーのハイブリッドモデルがおすすめです。

まとめ

コンパクトカーは、軽自動車と比較すると、車内スペースの広さや安全性能の面では良いです。

ただし近年では軽自動車の装備も充実してきているので、コンパクトカーに劣らない機能を備えた車が増えてきています。

価格もどちらが良いとは言えず、車種によってさまざまです。

どちらが良いとははっきり言えません。

車購入を検討されている方は、その車に求める内容(燃費、価格、性能、室内広さなど)によって、上記を参考にしてみてください。

 

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