SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略です。
スポーツやレジャーに適した装備を持った利便性の高い車で、普段使いからレジャーまで幅広く使える多目的スポーツ車として販売されています。
今回は近年需要が高まっているこの「SUV」の定義や特徴までみていきます。
SUVの定義とは?
SUVは、はっきりした定義はありません。
SUVは多様で、モデルごとに特徴が大きく異なっています。
機能の特徴としては、ロード・クリアランス(最低地上高)が高く、悪路の走破性が高められている車や、荷室が比較的大きくてレジャー用品が積み込みやすくなっている車が多いです。
キャンプやサーフィン、スノーボードなどさまざまなアウトドアレジャー、アクティビティに使え、街乗りにも便利になっています。
SUVにも種類がある
それではSUVについてもう少し詳しくみていきます。
SUVはサイズや用途・構造などいくつかの基準で分けることができますが、今回はサイズでみていきます。
大きく分けて以下の4つに分けることができます。
- 軽SUV
- コンパクトSUV
- ミドルサイズSUV
- フルサイズSUV
軽SUV
排気量660cc以下の軽自動車を指します。
車体が軽量、コンパクトの割りに車内が意外と広く多目的に使え、燃費や税金等の維持費の安さも魅力的で、軽自動車でもSUVは人気です。
例として下記の車種があります。
・スズキ:ジムニー
・三菱:Kクロス
コンパクトSUV
排気量660cc以上の車体が小ぶりなモデルで、最近増え始めているクロスオーバーSUVの中心でもあり、家庭への普及率が高いサイズです。
軽快なハンドリングで、乗用車として日常での使い勝手の良さが人気です。
例として下記の車種があります。
・ホンダ:ヴェゼル
・トヨタ:CH-R
・スバル:XV
ミドルサイズSUV
こちらもクロスオーバー系のモデルが多く、コンパクトSUVより、安定した走行性を実現しています。
また、室内空間も広々としており、長時間のドライブにも向いています。
例として下記の車種があります。
・トヨタ:ハリアー
・日産:エクストレイル
・レクサス:RX
・マツダ:CX-5
フルサイズSUV
本来のSUVの4輪駆動やクロスカントリー仕様車の高い悪路走破性を発揮するモデルがある一方、高級車の路線を狙い、デザイン性のあるモデルも存在しています。
フルサイズSUVは価格的にも高級車に位置してきます。
例として下記の車種があります。
・トヨタ:ランドクルーザー
・マツダ:CX-8
・レクサス:LX
SUVの特徴、メリットとデメリットについて
メリット
SUVのメリットは以下の5つです。
- 最低地上高が高いため、雪道や段差などの悪路の走行性に優れている
- 運転する位置が高く視界が良好なため、運転しやすい
- 荷室が広く、シートアレンジもさまざまで、レジャーなどの実用性に優れている
- ボディが大きく豪華で、スタイリッシュ
- リセールバリューが良い
上記のようにSUVはたくさんのメリットがあります。
最近SUVの需要が増えているのもこういった理由があるからこそです。
また、やはり外せないのはリセールバリューです。
どうせなら車売るときに高値で売れると嬉しいですよね。
→車の売却を考えている方は下記の記事も参考にしてみてください。

デメリット
SUVのデメリットは以下の4つです。
- 地上高が高い分、カーブなどでの揺れ幅が大きく、操作面でストレスを感じる場合がある
- 車重が重いためエンジンの排気量が大きくなり、燃費が悪化しやすい
- 車高が高いため、立体駐車場へ駐車できないことがある
- 車両価格や任意保険料が高いため、ランニングコストがかかる
燃費が悪かったり、車両価格が高いなどコスト面ではデメリットです。
しかし最近のSUVはハイブリッド仕様の車種も増えてきており、燃費面では他の車種に劣らないほどになってきています。
今回、デメリットとして4つ挙げましたが、コスト面以外はそれほど大きなのデメリットではないです。
SUVはコスト面以外は他の車種に劣らない性能を持っています。
まとめ
今回はSUVの意味や定義、種類についてみてきました。
SUVには多種多様なジャンルがあるため、人によっておすすめの車種が異なります。
今回紹介した特徴を踏まえ、自身の目的や用途にあった1台を探してみてください。