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ステアリング

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普段何気なく車を運転していて、当たり前にある「ハンドル」。当然ですが、車の進行方向を変えるための装置です。

よくカタログなどで「ステアリング」と表記されることがありますが、違いは何?と思った方も多いのではないでしょうか?

ハンドルとは「取っ手」の意味で、実際に手で握る部分のことを指します。

対して、ステアリング(steering)とは、「ステアリングホイール」の略です。乗り物の操舵装置全体のことで、進行方向を変えるためのシステムです。自動車におけるステアリングは、ハンドルを回転することで車軸についているタイロッドという横棒の部分が左右に移動し、タイヤの向きを変えるようになっています。

ご存知の方もいると思いますが、ハンドルの回転角度とタイヤの回転角というのは一致しません。これは、車両重量のかかっているタイヤを動かすためには大きな力が必要となり、ハンドルとタイヤの回転比を1:1にしてしまうと重くて動かすことができないからです。

したがってこのシステムはギア比を利用し、ハンドルの回転数をタイヤの回転数より大きくすることで容易に操作を可能としています。

現在主流となっているステアリングシステムの方式は「ラック&ピニオン式」と呼ばれるもので、ピニオンギアというギアと、棒状の部品に歯がつけられたラックとの組み合わせで動かす仕組みになっています。ハンドルを回転させるとピニオンギアが回転し、その歯と噛み合っているラックが左右に水平移動することでタイヤの向きが変わります。

また、車体重量が重くなるほどハンドルの操作も重くなるため、現在はほとんどの車に油圧シリンダーなどを用いて、ハンドル操作の抵抗を軽くしパワーステアリングが採用されています。

運転する際に少し意識してハンドルを左右に動かしてみるとより楽しめるかもしれません。

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