📅 本記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。
「残価設定ローンは一括返済がお得?」
「そもそも途中で返済できるの?」
「お得な返済タイミングは?」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
車を残クレ(残価設定ローン)で組んでいる方で、金銭的に余裕ができ、途中で一括返済したい方もいるのではないでしょうか。
残クレを一括返済すると、総返済額が低くなるメリットの一方で、いくつかの注意点があります。
本記事では残価設定ローン(残クレ)は一括返済がお得なのか、途中で一括返済するメリットやデメリットを解説していきます。
残価設定ローンを一括返済するか迷われいている方は、ぜひ参考にしてください。
📋 この記事でわかること
- そもそも残価設定ローン(残クレ)とは?
- 残クレは途中で一括返済できない?
- 残価設定ローンは一括返済がお得!?メリットを解説
- 残クレを一括返済する際のデメリット
- 残クレを一括返済するのに適したタイミングとは?
⏱ この記事でわかること(3秒まとめ)
- そもそも残価設定ローン(残クレ)とは?
- 残クレは途中で一括返済できない?
- 残価設定ローンは一括返済がお得!?メリットを解説
- 残クレを一括返済する際のデメリット
- 残クレを一括返済するのに適したタイミングとは?
📖 残価設定ローン(残クレ)とは
車の将来下取り価格(残価)を設定し、残価分を最終月に支払うローン。月々の支払いを抑えられるが走行距離制限がある。
📋 目次(クリックで移動)
そもそも残価設定ローン(残クレ)とは?

残クレとは、「残価設定ローン」や「残価設定クレジット」のことをいいます。
通常の方法で買う場合よりも支払い負担が少なくして新車を購入できる支払い方法です。
残クレの仕組み
残クレは車両価格の30%〜50%程度を下取り時の買取保証額、つまり「残価」として設定し、残価を除いた50%〜70%程度の金額を返済する支払い方法です。
返済期間は3〜5年が一般的で、5年間の60回払いなら59回に分けて残価以外の部分を毎月支払い、60回目の最終支払額で残価を負担します。
59回まで支払えば残価は下取りっで相殺できるため、実際に負担する車の購入費用は車両価格の50%〜70%程度と毎月の利息だけです。
支払い期間の終了時には車をどうするか3つの選択肢から選ぶことができます。
- 新車に乗り換える
- 残価を支払って乗り続ける
- ディーラーに返却
残クレは途中で一括返済できない?

残クレも通常のカーローンと同様に途中で一括返済することが可能です。
一括返済することで返済の手間がなくなったり、返済総額も減らせるといったメリットがあります。
ただし一括返済を行っても利子が全額免除されるわけではありません。
一般的には、本来支払うはずだった利子の一部を手数料として負担する必要があります。
一括返済を検討する場合には、事前にディーラーへ条件を問い合わせ、手数料などを計算しておきましょう。
また、そのまま車に乗り続けたい場合は、残価分も支払う必要があります。
そのためかなり大きな金額を用意する必要があります。
残価設定ローンは一括返済がお得!?メリットを解説

残クレを一括返済することで金銭面だけでなく、家計の管理が楽になるなど、さまざまなメリットがあります。
残クレ一括返済のメリットは以下の3つです。
- 返済総額が抑えられる
- 車が自分名義になる
- 他のローンを組みやすくなる
返済総額が抑えられる
一括返済を行うことで総支払額を抑えることが可能です。
残クレに限らずローンを利用すると、借入額に応じて利子を支払う必要があります。
数%の金利でも、借入額が数百万となると、利子だけで大きな負担となります。
また返済期間が長く設定していれば、その分、利子も増えていきます。
一括返済にあたって手数料を請求されることもありますが、それを差し引いてもトータルで得になる場合が多いです。
そのため少しでも負担を抑えたい方にはおすすめです。
車が自分名義になる
残クレの返済中、車の名義はディーラーです。
そのため急いで買い替えが必要になっても自身の裁量で売却できません。
しかし一括返済すれば、名実ともに自分のものになるので、長く乗り続けることも売却も自由にできます。
自分の名義になりますので、走行距離の制限や、車のキズを気にせず乗れるようになり、カスタムも自由に行うことができます。
他のローンを組みやすくなる
残クレを一括返済することで、他のローンを組みやすくなるというメリットもあります。
ローンを組む場合は、年収に対してどの程度の借入れがあるかがチェックされ、借入れの割合が多いと判断されれば、新たなローンを組むことができません。
しかし残クレを一括返済すれば、その分借入れが減るので住宅ローンなど新たなローンを組みやすくなります。
残クレを一括返済する際のデメリット

残クレにはいくつかのデメリットがあります。
そのため一括返済の前に確認しておきましょう。
デメリットは以下の3つです。
- 手数料がかかる
- タイミングによっては損をすることがある
- 売却価格が保証されない
手数料がかかる
上記で述べたように、ローンの一括返済時には手数料が発生する場合があります。
手数料の金額は契約しているローンによって異なります。
ローン契約時に確認しておきましょう。
タイミングによっては損をすることがある
一括返済を行えば、完済が前倒しになった分、利子の発生が抑えられるため、返済総額を減らすことができます。
しかし返済期間が残り少ない場合は注意が必要です。
例えば、3年ローンで、返済期間が残り1年を切っている場合には、減らせる利子よりも、手数料の方が上回ってしまう恐れがあります。
一括返済を検討する際は、事前にディーラーへ問い合わせて返済金額と手数料を確認し、予定通り返済し続けるのとどちらが得なのか必ず確認するようにしましょう。
ちなみに、返済を始めてから1年程度であれば、ほとんどの場合、一括返済したほうが得になります。
売却価格が保証されない
残クレでは契約時に設定された残価が保証されていますが、一括返済をすると完全に自身の所有物となり、価格の保証もなくなってしまいます。
そのため需要の少ない車種などの場合、後で売却しようとしても思ったような価格がつかず、予定通り返済し続けて、完済時に売却した方が得だったということもありえますので注意が必要です。
残クレを一括返済するのに適したタイミングとは?

残クレの一括返済自体は、資金さえあればいつでも可能で、予定通り返済するよりも利子の総額を抑えることができます。
しかし返済期間が半分以上進んでいると、利子の計算基準である元金も減っているため、減らせる利子も少なくなってしまいます。
残クレの一括返済は、返済期間が半分を過ぎる前に行うのがおすすめです。
具体的には、5年ローンであれば、最初の1年、あるいは2年目に入ったばかりのタイミングが狙い目です。
また一括返済を検討する際は、現時点でのローン残高や減らせる利子の額を事前に確認しておきましょう。
残クレを途中で一括返済する手順

残クレを一括返済したい場合、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。
一般的な流れは以下の通りです。
2、一括返済する
3、車の名義変更をする
1、ローン会社に連絡する
一括返済する場合は、まずディーラーに一括返済したい旨を連絡を入れて、返済金額や手数料などを確認しましょう。
車を売却したいのか、そのまま乗り続けたいのかも、このとき伝えてください。
2、一括返済する
実際の返済は、振込と書類の郵送のみで完結できる場合もあれば、店舗などに出向く必要がある場合もあります。
そのため契約しているローンによって異なります。
3、車の名義変更をする
そのまま乗り続けることを選択した場合、車を自分名義に変更する必要があります。
手続きは自身で行う必要があります。
名義変更にあたっては、以下の書類が必要なので、事前に準備しておいてください。
書類が揃ったら、運輸支局へ持参して、手続きを行なってください。
・印鑑証明書
・車検証
・車庫証明書
・手数料納付書
・税申告書
・実印
〈ディーラーから受け取る書類〉
・(記名押印済みの)譲渡証明書
・印鑑証明書
・委任状
🔗 参考・公式情報
まとめ
📚 カーローン・購入関連記事
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よくある質問(FAQ)
残クレを途中で一括返済のメリット解説について詳しく教えてください。
本記事で詳しく解説しています。目的・状況に合わせた選び方・注意点まで紹介しています。
車を高く売るにはどうすればいいですか?
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【関連記事】
残クレ一括返済:具体的な計算例(車両価格400万円のケース)
| 項目 | 金額(例) | 補足 |
|---|---|---|
| 車両価格 | 400万円 | 頭金なし・金利3.9%・残価率55% |
| 残価設定額 | 220万円(55%) | 3年後の返却/買取対象額 |
| 3年間の月々支払い額 | 約3.2万円×36回=115.2万円 | 元金+金利の合計 |
| 3年後の残債(残価額) | 約220万円 | 一括支払いで所有確定 |
| 総支払額(買取時) | 約335万円 | 現金一括(400万円)より安い場合も |
残クレを一括返済するべきタイミングとは
- 金利負担を減らしたい時:残価部分にも金利がかかるため、早期完済で金利コストを削減できる
- 残クレ期間中に資金が入った時:相続・ボーナスなどでまとまった資金ができた場合
- 走行距離が制限を超えそうな時:返却より買取を選べば距離超過のペナルティを回避できる
- 車の価値が上がっている時:ランクル・ハリアーなど人気車は市場価格が残価を上回ることもあり、そのまま所有した方が資産価値が高い
残クレ一括返済の手続きと注意点
- ディーラー・信販会社に連絡:担当者または信販会社のコールセンターに「残クレの一括返済をしたい」と相談
- 繰上げ返済手数料の確認:手数料が発生する場合(2,000〜5,000円程度)があるため事前確認
- 残債額の確認:正確な一括返済金額を書面で確認する
- 返済実行:指定の口座に振り込みまたは窓口で支払う
- 所有権移転の確認:残クレ期間中は車の所有権がディーラー/信販会社にある場合が多いため、一括返済後に所有権移転の手続きが必要
追加FAQ:残クレ一括返済に関する疑問
残クレは途中でいつでも一括返済できますか?
残クレは契約期間の途中でも一括返済(繰上げ返済)が可能です。ただし信販会社によっては繰上げ返済手数料が発生するため、事前に確認が必要です。一括返済を行うと車の所有権が信販会社からあなたに移転するため、手続きが完了したらローン完済証明書と所有権移転書類を受け取ってください。
残クレの一括返済と通常ローンへの切り替えはどちらがお得ですか?
まとまった現金がある場合は一括返済が金利コストを抑えられるためお得です。現金が手元にない場合は、残価分をカーローン(一般的に残クレより金利が低い場合がある)に切り替える方法もあります。金利を比較した上で最も総支払額が少なくなる方法を選ぶことをおすすめします。
残クレ一括返済シミュレーション:具体例
| シナリオ | 車両価格 | 残価設定額 | 支払い済み額 | 一括返済額(残債) |
|---|---|---|---|---|
| 3年型残クレ・2年目終了時 | 400万円 | 200万円(50%) | 約100万円(月払い分) | 約100万円 |
| 3年型残クレ・満了時 | 400万円 | 200万円(50%) | 約200万円(月払い完了) | 200万円(残価) |
| 5年型残クレ・3年目終了時 | 500万円 | 250万円(50%) | 約150万円 | 約100万円 |
※金利・手数料は含まない概算値。実際は契約内容によって異なります。
残クレ一括返済のメリット・デメリット
- メリット①:金利負担を軽減できる:残価に対しても金利が発生している残クレを途中で一括精算することで、残りの金利支払いを無くすことができる
- メリット②:車の自由度が上がる:残クレ期間中は走行距離制限・改造制限があるが、一括返済して完全所有になることでこれらの制限がなくなる
- デメリット①:手元資金が必要:数十〜数百万円の一括返済資金が必要。手元資金不足の場合は他のローンへの借り換えも検討できる
- デメリット②:繰り上げ返済手数料がかかる場合:一部のローン会社では繰り上げ返済に手数料が設定されている。事前に確認が必要


