「車の燃費を上げる方法は?」
「何キロが燃費良いの?」
「ガソリン代を安く済ませたい」
この記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
最近、ガソリン価格が非常に高いですよね。
ひと昔前はレギュラー1ℓ100円なんて時期もあったのにここ最近は高騰し、1ℓ200円なんてところもあります。
ガソリン代は家計に響くのでできるだけ安く済ませたいですよね。また車の燃費も少しでも良くしたいですよね。
そこで今回は、燃費の良い走り方やガソリン代の節約方法について紹介します。
今日からすぐに実践できる内容もあるので、ぜひ試してみてください。
燃費の良い走り方は!?
まずは燃費を向上させるテクニックを紹介します。テクニックは以下の6点です。
- 発進時のアクセルの踏み方
- 急加速・急減速はしない
- 減速時は早めにアクセルを離す
- 駐停車中のアイドリングを減らす
- 高速道路は80~90km/hで走行
- 一般道は50km/h前後で走行
上記6つを実践することで燃費の良い走りを実現することができます。
それぞれ詳しく見ていきます。
発進時のアクセルの踏み方
車が一番ガソリンを使うのは発進時と言われています。アクセルを深く踏んだ時はエンジンに高い負荷がかかり窒素酸化物の排出量が増加します。
アクセルはふんわり踏むことが大切です。5秒間は上限20km/hを目安にしてアクセルを踏んでみてください。実際にやってみるとかなり遅いです。
しかしこれを意識することで、約10%燃費が向上すると言われています。
急加速・急減速はしない
走行中はできるだけ一定の速度で保つようにしましょう。車間距離に余裕を持つことで加速・減速の回数が減り、結果的に燃費が向上します。
「一定の速度で保つ」というよりも、「車間距離に余裕を持つ」を意識すると良いです。また車間距離を空けることで安全運転に繋がり、事故のリスクも減ります。
市街地では2%、郊外では6%向上すると言われています。
減速時は早めにアクセルを離す
頻繁にアクセルやブレーキを使う運転も燃費を悪くするで、極力避けましょう。
車間距離を十分に取った上で、アクセルの踏み加減を調整して一定を保ち、加減速の回数を減らすようにしてみましょう。上でも同じでしたが「車間距離」が非常に重要です。
常に車間距離を意識した運転を心がけましょう。
また、停車したい時や下り坂を下る時などはフットブレーキだけでなく、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを有効に使いましょう。
駐停車中のアイドリング時間を減らす
エンジンがかかっていて、すぐに発進できる状態で停車しているのをアイドリングと言います。
近年ではアイドリングストップする車も増えていますが、そうでない車もたくさんあります。
アイドリングは、車は停車していてもガソリンを消費している状態です。アイドリングをせずにエンジンを停止することで、ガソリンの節約になります。
とはいえ何度もエンジンを切るのは大変なので、少し車を隅に寄せたり、人との待ち合わせで停車している場合に無理せず実践してみください。
高速道路は80~90km/hで走行
高速道路では燃費が向上しますが、その理由は上でも挙げた通り、「速度が一定に保たれるから」です。
ただし、車の速度も燃費に関係しており、一般的に80~90km/hが最も燃費が良いと言われています。
最近では制限速度120km/hの道もあり、少し遅すぎると感じるかもしれませんが、燃費向上のためには良いですし、速度が遅くて悪いことは一切ないので、ぜひ試してみてください。
一般道は50km/h前後で走行
高速道路では80~90km/hと書きましたが、一般道は50km/h前後がベストです。
これは、速度制限60km/hのところは基本的にみな60km/hに近い速度で走ります。
しかし50km/hで走行すれば、不要なブレーキが減りますし、周りの速度変化に対応しやすいです。そのため燃費向上につながります。
燃費向上のための裏技
燃費の向上には運転方法や運転技術だけではなく、裏技もあります。
裏技は下記の3つです。
- 不要な荷物は降ろす
- 回り道、迂回をしない
- クーラーは極力つけない
これらは裏技として覚えておくと活用できます。それぞれ詳しくみてきます。
不要な荷物は降ろす
車の中にずっと荷物を載せてあると燃費の低下に繋がります。
車の車種にもよりますが、約10kgの荷物を積んで100km走行すると、21ccの余計なガソリンが必要になります。排気量が小さい車や、軽い車の場合は、さらに影響します。
またルーフキャリアも重さはありませんが、空気抵抗になるので燃費が悪くなる原因です。
回り道、迂回をしない
ルートを決めておき、迷わず行くことも大切です。道を迷うと、ガソリンを無駄に消費します。
また、道が混んでいる時は抜け道を使いがちですが、細い路地や整備されていない道などは一時停止が多く、加減速が多くなるので、結果的にガソリンを多く消費するケースが多いです。
ちょっとした渋滞などであれば、回り道をせず、そのままの道を走行した方が燃費は良いです。
クーラーは極力つけない(暖房はOK)
クーラーを使うとエンジンに負担がかかります。
最大20%燃費が悪くなります。燃費を優先する場合は、できるだけ窓を開けるなどして暑さ対策をしましょう。
ちなみに暖房はエンジンの余熱を利用するため、付けていてもOKです。ほとんど燃費には関係しません。
燃費向上のためのメンテナンス
どんなに節約術を試しても、車の状態が悪かったら燃費は悪化します。日頃から車のメンテナンスを怠らないことが大切です。
燃費に関して必要なメンテナンスは以下の5つです。
- タイヤの空気圧のチェック
- エンジンオイル交換
- エアークリーナー清掃
- アースを交換
それぞれ詳しく見ていきます。
タイヤの空気圧をこまめにチェック
空気圧のチェックはガソリンスタンドで無料でできるので、給油時にチェックするようにしてください。
また空気圧だけでなく、タイヤの状態も燃費に影響するので、定期的にチェックをしてください。
また、タイヤそのものの性能も燃費に大きく関係します。タイヤは地面との摩擦を少なくすれば、燃費が良くなります。タイヤ交換の際は、燃費についてもチェックして買い替えするようにしましょう。
しかし摩擦が少ないだけでは、悪天候の日にブレーキ性能が悪くなったり、滑りやすくなったりするので注意が必要です。
エンジンオイルは定期的に交換
車のエンジンオイルは、燃費に非常に大きく影響します。エンジンオイルが汚れていて、どろどろでは燃費が悪くなります。
交換目安は走行距離5000km、または半年を目安と言われています。燃費をより気にする方であれば3ヶ月に1回くらいの頻度で交換しても良いかもしれません。
エアクリーナー清掃
エアークリーナー(エアーフィルター)は車のエンジンに入れる空気の砂やゴミなどの異物を取り除く機能があります。
エアークリーナーが汚れていると、空気を吸い込む力が悪くなり燃費の低下に繋がります。定期的にエアクリーナーの掃除をしましょう。
掃除の仕方はググればでてきますし、車の整備工場、ガソリンスタンドでも依頼することが可能です。
アースを交換
電気の流れを安定されるためのアースが劣化していると、燃費に影響する場合があります。ただし影響しない場合もあります。
もし影響してそうな場合は、アーシングキットで交換すると良いです。
しかし、配線が複雑な車の場合、万が一プラスの線と接触するとショートしたり発火する危険性があるので車に詳しくない方は業者に依頼するようにしましょう。
決して自分でやらないようにしてください。
燃費向上効果のあるオイル添加剤
エンジンオイルカバリーは特に高年式車向けにエンジン性能の復活効果が期待できるエンジンオイル添加剤です。
ある程度の走行距離を走った車の燃費を改善し、振動音を軽減します。また、エンジンを劣化させる塩素なども含んでいないため、安全に使用できます。
ガソリン代節約のための給油術
燃費が悪い車だとガソリン代の出費がかさみますよね。ガソリン代を節約するために使えるテクニックを紹介します。
テクニックは下記の5つです。
- 割引されるカードを使う
- セルフスタンドを使用
- ガソリンは朝入れる
- 満タン入れしない
- 燃費向上効果のある添加剤使用
それぞれ詳しく見ていきます。
割引されるカードを使う
ガソリン代が割引になるクレジットカードがあり、活用することでガソリン代を安くすることができます。
1ℓ3円引きなど少額ですが、年間計算するとまあまあの額になります。
またポイントが貯まったり、会員限定のキャンペーンなどもあるので利用してみてください。
セルフスタンドを使用
ガソリンスタンドは基本的にセルフのスタンドの方が安いです。
理由は簡単で「人件費」です。最近では多くのガソリンスタンドがセルフ化しているので、旅先などでも探すのは容易です。
セルフスタンドを利用することもガソリン代の節約に繋がります。
ガソリンは朝入れる
夜に入れるよりも朝に入れた方がお得です。
ガソリンは温度が上がると体積が大きくなり、温度が下がると体積が小さくなります。それで、朝の温度が低い時間にガソリンを入れるとわずかですが多く入れることができます。
満タン入れしない
ガソリンを満タン入れすると、ガソリンの分だけ車が重くなります。その分燃費も悪くなります。
車種にもよりましが、20~30ℓずつ入れると良いかもしれません。「そこまでは面倒だ」という方は満タンでも全然構いません。
燃費向上効果のある添加剤使用
ガソリン添加剤には、エンジン内部の洗浄の他、潤滑油やコーティング剤としての性質を持っています。
潤滑性能があるため、燃費改善・向上に繋がります。
燃費向上のための改造やチューニング
その他燃費を上げるための対策が2つあります。
- インナーサイレンサーの取り付け
- スロットルコントローラーの取り付け
それぞれ詳しく見ていきます。
インナーサイレンサーの取り付け
インナーサイレンサーは、マフラーの口に取り付けることで、排気音量を下げることができます。
深夜など近所が気になる方がつけるケースが多いです。わずかですがインナーサイレンサーを付けることで燃費向上につながります。
スロットルコントローラーの取り付け
スロットルコントローラーは「スロコン」とも略させるエンジン出力の制御装置で、エンジン出力を変化させる装置です。
アクセルを踏み込む量に対して、エンジンの出力が上がると、それに比例してレスポンスも上がるため、スポーティな走りを実現することができます。
どちらかと言えば、スポーティーな走行を目的で付ける方が多いです。
反対にエコモードにすることで、低燃費走行が可能です。
燃費向上アイテムは効果ある?
ネット上では「使うだけで燃費向上」と書かれているアイテムがたくさん販売されています。それらは全て本当に効果あるのでしょうか。
上記の通りで、効果がないアイテムもありますし、効果がないアイテムもたくさんあります。
ですので、「試しに買ってみるか」くらいの気持ちで買って試すと良いかもしれません。全てが全て効果あるわけではないので注意が必要です。
まとめ
今回は燃費の良い走り方やガソリン代の節約方法について紹介しました。全てを実践するのは難しいのでできる内容から試してみてください。
筆者個人としては「エンジンオイル交換」だけは必ずやっていただきたいです。エンジンオイルを交換していないと必ず燃費は下がります。これはかなり顕著に出ます。
エンジンオイル交換する前とした後では燃費が一目瞭然です。
とはいえ費用などの問題もありますので、自身で検討した上で色々試してみてください。