「ランクル70の実燃費はどのくらい?カタログ値と差はある?」
「燃費が悪いって聞いたけど、維持費はどのくらいかかる?」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
2023年に再再販されたランクル70(GRJ76K・GRJ79K)の実燃費は市街地で7〜8km/L、郊外・一般道で8〜9km/Lが実際のオーナーの声から見えてくる数字です。
搭載されている1GD-FTVディーゼルターボエンジンは、旧モデルのV8ガソリンエンジン(5〜7km/L)と比べて燃費が大幅に改善されており、本格4WD車としては納得のいく水準といえます。
本記事ではランクル70の実燃費・カタログ燃費との差・走行シーン別データ・年間燃料費と維持費の試算まで、購入前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。
ランクル70(2023年再再販)の基本スペック
- エンジン:1GD-FTV 2.8Lディーゼルターボ(直4)
- 最高出力:150kW(204PS)/3,400rpm
- 最大トルク:500Nm(51.0kgm)/1,600〜2,800rpm
- トランスミッション:6速AT
- 駆動方式:パートタイム4WD
- カタログ燃費(WLTCモード):11.4km/L
- 車両重量:約2,025〜2,075kg
- 燃料タンク容量:87L
ディーゼルターボを搭載した理由
2014〜2015年の短期再販モデルではV8ガソリンエンジン(1VD-FTV)を搭載していましたが、2023年モデルではハイラックスやランクル250と同じ2.8Lディーゼルターボ(1GD-FTV)に刷新されました。
理由は主に3点です。
- 排ガス規制(ポスト新長期規制)への適合
- 燃費性能の大幅改善(V8比で30〜40%向上)
- 低回転からの強大なトルク(500Nm)でオフロード走破性を維持
大排気量ガソリンのサウンドは失われましたが、トルクフルなディーゼルはオフロードでの使い勝手がむしろ向上しています。
ランクル70の実燃費データ(走行シーン別)
実オーナーの報告データをもとにまとめた走行シーン別の実燃費です。
| 走行シーン | 実燃費目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 市街地(信号多め) | 7〜8km/L | 渋滞・短距離では低下しやすい |
| 郊外・一般道 | 8〜9km/L | 最もバランスのよい走行環境 |
| 高速道路(100km/h以下) | 9〜11km/L | 定速走行でカタログ値に近づく |
| オフロード(4WD-L使用) | 6〜7km/L | 低速・悪路で急激に悪化 |
カタログ燃費(11.4km/L)と実燃費の差はなぜ?
WLTCモードのカタログ燃費11.4km/Lに対して実燃費が8〜9km/Lにとどまる主な理由は以下のとおりです。
- 車重が重い:2トン超の車体は加速時の燃料消費が多い
- 空力性能が低い:ボックス型ボディでCd値が高く、高速での燃費悪化が大きい
- タイヤが大径・幅広:走行抵抗が増加
- ディーゼルの冷間始動:エンジンが温まるまでの数kmは燃費が悪化しやすい
ただしカタログ燃費との乖離率(約20〜30%)は大型ラダーフレームSUVとして標準的な範囲内です。
ランクル70とライバル車の燃費比較
| 車種 | エンジン | カタログ燃費 | 実燃費目安 |
|---|---|---|---|
| ランクル70(2023) | 2.8Lディーゼル | 11.4km/L | 8〜9km/L |
| ランクル250 | 2.8Lディーゼル | 14.2km/L | 10〜12km/L |
| ハイラックス(2.8D) | 2.8Lディーゼル | 13.2km/L | 9〜11km/L |
| ジムニーシエラ | 1.5Lガソリン | 16.6km/L | 13〜15km/L |
| 三菱デリカD:5(4WD) | 2.2Lディーゼル | 14.0km/L | 10〜12km/L |
本格ラダーフレームSUVの中ではランクル70の燃費は標準的です。ランクル250やハイラックスより劣るのは、ランクル70がより旧世代のボディ設計(空力・車重の面)を踏襲しているためです。
ランクル70の年間燃料費・維持費の試算
年間燃料費の計算
軽油単価160円/L、年間走行距離1万kmで試算します。
- 実燃費7km/L(市街地中心):10,000 ÷ 7 × 160円 = 約22.9万円
- 実燃費8km/L(市街地+郊外):10,000 ÷ 8 × 160円 = 約20.0万円
- 実燃費9km/L(郊外・高速中心):10,000 ÷ 9 × 160円 = 約17.8万円
軽油はレギュラーガソリンより安いため、同じ実燃費のガソリン車と比べて燃料費は抑えられます。年間走行距離が多い方ほどディーゼルのメリットが大きくなります。
維持費の総合試算(年換算)
| 費用項目 | 年額目安 |
|---|---|
| 燃料費(年1万km・実燃費8km/L) | 約20万円 |
| 自動車税(3.0L超ディーゼル) | 約5.1万円 |
| 自動車保険(任意保険・年額目安) | 約8〜15万円 |
| 車検費用(2年に1回・年換算) | 約10〜15万円 |
| 消耗品(タイヤ・オイル等) | 約5〜10万円 |
| 合計(目安) | 約48〜65万円/年 |
※駐車場代・高速道路代は含まず。保険料は年齢・等級により大きく変動します。
燃費を改善するための運転テクニック
ランクル70の燃費は運転の仕方で1〜2km/Lは改善できます。
- 暖機運転を短くする:ディーゼルは走行しながら温めるほうが効率的。長時間のアイドリングは燃費悪化の原因に
- タイヤ空気圧を適正値に保つ:空気圧が低いと転がり抵抗が増し燃費が悪化。月1回は確認を
- 急加速・急ブレーキを控える:重い車体をゆっくり加速・減速するエコドライブで10〜15%の燃費改善効果あり
- 高速道路は100km/h以下で走行:ランクル70は空力性能が低く、速度が上がるほど燃費が急激に悪化する
- 不要な荷物を積まない:2トン超の車体でも積載重量は燃費に影響する
ランクル70の燃費は「悪い」のか?正直な評価
ランクル70の実燃費8〜9km/Lは、乗用SUVと比較すると確かに劣ります。しかし本格ラダーフレーム4WDとして評価すれば「十分な水準」です。
以下の点を踏まえると、燃費だけで「悪い」と判断するのは早計です。
- 旧型V8ガソリン(5〜7km/L)から大幅に改善している
- 軽油はガソリンより安価なため、実質的な燃料コストはガソリン車の9〜10km/L相当
- 87Lの大容量タンクで満タン時の航続距離は700〜800km超
- 燃費よりも「乗りたいから乗る」を選べる圧倒的なブランド価値がある
維持費を最優先に考えるなら、ランクル70は正直「燃費の良い車」ではありません。ただしランクル70を選ぶ人は燃費より走破性・信頼性・希少価値に価値を見出している人がほとんどです。
ランクル70のリセールバリューは最強クラス
ランクル70(2023年再再販)は生産台数が限定されており、中古市場での希少性が非常に高い車です。
新車登録後数年を経過した現在でも、中古車価格が新車価格を上回るプレミアム価格がつくケースがあります。年間維持費が高めに見えても、売却時の高リセールで十分に回収できる可能性があるのがランクル70の大きな魅力です。
売却時には必ず複数の買取業者に査定を依頼することが重要です。1社だけでは相場の半額以下で売ってしまうリスクがあります。MOTA車買取なら最短45秒で申し込みができ、電話は最大3社のみ。ランクル70のような希少車でも高値が期待できます。
まとめ
- ランクル70(2023年再再販)の実燃費は市街地7〜8km/L・郊外8〜9km/L・高速9〜11km/L
- 1GD-FTVディーゼルターボ搭載で旧型V8ガソリン比で燃費が30〜40%改善
- 年間燃料費は走行パターンにより18〜23万円が目安(軽油160円・年1万km)
- 維持費の総合計は年間約48〜65万円(駐車場・高速代除く)
- 燃費より走破性・希少性・リセールバリューを重視する車であり、長期保有で費用を回収できる可能性が高い
よくある質問(FAQ)
ランクル70の実燃費は実際どのくらいですか?
2023年再再販モデルの実燃費は市街地で7〜8km/L、郊外・一般道で8〜9km/L、高速道路で9〜11km/Lが目安です。カタログ燃費は11.4km/L(WLTCモード)ですが、車重や4WDの影響で実燃費はやや落ちます。
ランクル70の燃費はなぜ悪いのですか?
ランクル70は約2トンの車重にラダーフレーム構造を持つ本格オフロード車のため、燃費優先設計ではありません。ただし2023年モデルはディーゼルターボ化により旧型ガソリンモデル(5〜7km/L)より約30〜40%燃費が改善されています。
ランクル70の年間維持費はいくらかかりますか?
年間走行距離1万kmの場合、燃料費は軽油単価160円として約18〜23万円が目安です。自動車税・車検・保険・消耗品を含めると年間総維持費は約48〜65万円程度になります。
ランクル70のリセールバリューは高いですか?
非常に高いです。2023年再再販モデルは生産台数が限られており、中古市場では新車価格を上回るプレミアム価格がつくケースもあります。売却時は必ず複数業者に査定を依頼することをおすすめします。
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