ランドクルーザープラドを購入して最も心配なのは、、、盗難です!
プラドは盗難されやすい車種の1つです。プラドは海外に売り出せばとても高価で売れるため、窃盗犯に人気のある車種です。
プラドオーナーなら誰しも心配になるのではないでしょうか。
それゆえにプラドは盗難対策は必須です。
今回はプラドの盗難対策についてみていきます。
本記事は、防犯のスペシャリストである玉置恭一さんに監修していただきました。
監修者:玉置恭一
サイトURL:https://www.meisterstudio.jp/profiles/tamakikyoichi/
肩書:鍵・防犯のスペシャリスト/防犯アドバイザー
紹介文:22歳から鍵職人として始動。ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、
所有資格等:総合防犯設備士
プラドは盗まれやすい!車種別盗難台数
自動車の盗難に関する統計調査を見てみると、毎年プラドは上位に位置しています。
何度も言いますが、とても盗まれやすい車種です。
一般社団法人損害保険協会の調査によると、車種別の盗難台数は以下の表の通りです。
最も盗まれる上位10車種を抽出したものです。
引用:https://www.sonpo.or.jp/about/useful/jidoshatounan/index.html
上位はほぼ全てがトヨタ車です。
盗まれた車は海外に運ばれていきますので、海外でトヨタ車は人気が高いのでしょう。
調査結果を見てみると2020年がプリウス、2021年、2022年がランドクルーザーが最も盗まれています。
「ランドクルーザー」として一括にされていますが、「ランドクルーザー」と「ランドクルーザープラド」の合計の台数です。
それぞれの割合はわかりませんが、おそらく「ランドクルーザー」の方が多いと思われます。
2020年はプリウスが最も盗まれていましたが、2021年からはランドクルーザーが1位になっています。
また、プリウスは世に出回っている台数がとても多いので単純に「台数」でみると1番になっています。
「盗難率」でみると圧倒的にランドクルーザーの方が多いです。
プラドの盗難対策について
まず、どこまでのセキュリティが必要なのか。
東京や大阪などの主要な都市ではかなりの対策が必要になります。
組織的な窃盗もあり、窃盗の技術力もとても高いです。
場所にもよりますが、今回は一般的な地域で紹介します。
イメージは「1万円前後で何か良いアイテムはないか」ということになります。
おそらくほとんどの方はプラドを購入する際に車両保険に入ると思います。
車両保険でそこそこお金をかけるので、その他の対策はほどほどで良いと考えています。
プラドの盗難対策の考え方
以下のような視点でみていきます。
- あまり手間がかからない
- コスパが良い
- 変に外観をそこなわない
乗り降りするたびに、あれこれと何か付けたり外したりするのは面倒ですよね。
なるべく面倒ではないもの・手間がかからないものを導入したい。
本当のプロの窃盗犯であれば、どんな盗難対策をしても盗まれてしまいます。
そこまで盗難対策にお金をかけても仕方がないと思いますので、ある程度の対策を紹介していきたいと思います。
結局、車両保険には入ります。
盗まれるのを防ぐだけを考えるのではなく、万が一盗まれた場合も考え、総合的な対策が必要です。
プラドの盗難対策
盗難対策は下記の5つです。
順番に紹介していきます。
全ての対策をする必要はありません。
自身の住んでいる地域の状況や予算等を考慮し、必要だと思うものを対策してみてください。
ハンドルロック
こちらは定番の対策になります。
ハンドルに取り付けることで、物理的にハンドルを回せなくします。
鉄の棒が伸びているので、ハンドルを回すと内装に引っかかって回らなくなります。
単純な仕組みですが、物理的に盗難を阻止することがポイントです。
外すためには、物理的に壊さなければなりませんし、外そうと思っても大きな音が出たり盗み終えるまで時間がかかりますので、対策としてはかなり良いです。
窃盗犯は時間がかかったり、音が出ることは嫌がります。
また、外から運転席をみるとハンドルロックが見えるので、視覚的にも盗難する側に「嫌な車・厄介な車」と心理的に思わせることができます。
電波を遮断するキーケース
最近の車はほぼキーレスが標準になっています。
鍵から微弱な電波が発信し、それを車が受信することにより、鍵を持っていればドアノブに触れるだけでロックが解除されますし、ボタンを押せばエンジンがかかります。
そのキーが発する電波を拾うことができれば、車の鍵を開けてエンジンまでかけてしまうことができます。
そんな盗難の手口を「リレーアタック」と言います。
ですので鍵を家に置いておいても安心はできません。
キーレスのリモコンから漏れる電波を遮断することで盗難を防止します。
OBDガード
車の盗難はスマートキーがなくてもコンピュータに不正な器具をつなげてエンジンをかけて盗まれる場合があります。
その方法として窃盗犯はOBDと呼ばれるコネクタにつなげて操作します。
その対策として下記の「OBDガード」があります。
これをつけることで不正にエンジンがかかるのを防ぎます。
少しコストかかり、15,000~20,000円程度です。
ただ、これをやっておくとかなり安心です。
タイヤロック
タイヤに取り付けて、物理的に走行を不可能にするものです。
万が一、エンジンをかけられてもこれがあれば走行することができません。
ハンドルロックのタイヤバージョンのようなもので、物理的にはかなり有効なアイテムです。
ただし、取り付け・取り外しがかなり面倒です。
また、うっかりつけたまま車を発進させてしまうなんてこともあります。
しっかり対策したい方にはとてもおすすめです。
車両保険
最終的にはこれです。
どんなにセキュリティ対策をしても、盗まれる時は盗まれます。
高価なセキュリティシステムを導入すればある程度は防げるかもしれませんが、コストがかかります。
コストだけを考えるなら車両保険だけでも良いかもしれません。
ほとんどの保険会社で、車両保険はエコノミー型と一般型があります。
それぞれ事故の補償範囲が違い、一般型が自損事故や当て逃げ等の補償も含まれ、エコノミー型は補償されません。
その分エコノミー型の方が保険料が安くなります。
ただ、盗難はエコノミー型でも保証されていますので、盗難対策であるならエコノミー型で十分です。
安い車両保険を見つけるには「保険スクエアbang!」がおすすめ
「保険スクエアbang!」は一度の申し込みで複数社の保険料を比較することができます。
保険料を比較することで2〜3万円安くなる可能性があります。
少しでも安い車両保険を見つけたい方は利用してみると良いかもしれません。
まとめ
盗難がとても多いランドクルーザープラド。
盗まれたら最後、すぐに海外へ運ばれてしまい二度と戻ってこなくなります。
目をつけられらたら防ぐのは難しいでしょう。
目をつけられる前に「このプラドは盗めない」と思わせるような対策をしておきましょう。
ただのその手口は物理キーの時代であったためアナログなものでした。
現在では記事で紹介しているようにデジタルとアナログの両面での対策が有効です。
費用対効果を考えて対策を打ちましょう。