プラド購入を検討中の方で、ナビをどうしようか迷ってる方も多いのではないでしょうか。
プラドはトヨタ純正ナビまたは社外ナビで選択することができます。ですので、「社外カーナビの取り付け」という選択肢もあり、みなさん悩まれると思います。
そこで今回は、プラドで選べる「純正カーナビ」と「社外カーナビ」それぞれの特徴について解説していきます。
この記事を読むことで、プラドにはどのナビを付けるべきか分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
プラドの純正カーナビ
プラドの純正カーナビは他の車種とはやや構成が異なり、オーディオレスや7型のナビも選択可能です。
ですが、今回9型(9インチ)以上で見ていきます。
9型以上は2種類で、価格はそれぞれ以下のようになっています。
「ディスプレイオーディオT-Connectナビ」がメーカーオプションで446,600〜512,600円とかなり高額なナビになります。
「9型T-Connectナビ」はディーラーオプションで全グレードで259,600円です。
この金額を見て、9型T-Connectナビ<ディスプレイオーディオ+T-Connectナビキッドと思うかもしれませんが、「T-Connectナビ」にあって「ディスプレイオーディオ+T-Connectナビキッド」に無い機能があります。
その一覧が下記になります。
・ナビ本体盗難抑止機能
・フルセグ地デジ(オプションならある)
・ハイレゾ再生
・CD/DVD再生
・録音
・SDメディア再生
・雨滴除去機能付きバックモニター(オプションでも不可)
・HDMI入力ポート
・ETC車載器の連動
ディスプレイオーディオでは、CDの再生・録音ができないほか、HDMIポート経由のスマホのミラーリングなどもできません。
高額なナビを付けてもこれらの機能がないのは少し残念です。
一方で、T-Connectナビが「ディスプレイオーディオ」の機能を完全に満足しているかというと、実はそうでもありません。
下記は「ディスプレイオーディオ+T-Connectナビキッド」にしかない機能です。
・マルチテレインモニター
・CarPlay/Android Auto
アルファードやヴェルファイアの場合には、9型T-Connectナビの上にさらに上位の10型車種専用機種があるのですが、プラドの場合には汎用9型のみです。
T-Connect機能について
プラドはT-Connect機能についても他の車種とは構成が異なります。
「T-Connect」については下記の記事のありますので、参考にしてみてください。
→【トヨタT-Connectサービスとは!?】T-Connectサービス・ナビの特徴を徹底解説!
「ディスプレイオーディオ」は無料で含まれる機能は少ないですが、オプションも含めると選択肢が多くなり、料金体系も無料期間が5年と、トータルではお得になっている印象です。
「ディスプレイオーディオ」の値段は446,600円〜なので、「14スピーカーのスーパーライブサウンドシステム」や「マルチテレインモニター」が不要な方は、社外ナビがおすすめです。
プラドの社外カーナビ
ここからは社外ナビについて見ていきます。
プラドの9型以上の社外カーナビには以下の5種類あります。
- アルパインBIGX 9型インダッシュ/11型フローディング
- パイオニアサイバーナビ 9型
- パイオニア楽ナビ 9型
- パナソニックフローティング液晶 9型/有機EL 9型/10型
- ケンウッド彩速ナビ 9型
それぞれの特徴について見ていきます。
アルパインBIGX 9型インダッシュ/11型フローディング
アルパインの大画面カーナビは、一部の車種を除いては共通する筐体を採用しており、化粧パネルなどの取付キッドが車種別となっています。
カーナビ自体が車種別になっており、車種別オープニング画面表示、音響チューニング、専用ガイド線、車両重量などを考慮したナビ案内、駐車場のサイズを考慮した検索機能などが利用できます。
また、11型液晶の業界最大サイズのナビがあり、「とにかく大きくしたい!」と考える方にはアルパインがおすすめです。
ただし、アルファード・ヴェルファイアなどの一部車種で用意されているマルチカメラ(前後左右)は付いていないので、純正ナビのマルチテレインモニターの代替機能はありません。
マルチテレインモニターがどうしてもほしい方は純正ナビにする必要があります。
パイオニアサイバーナビ 9型
パイオニアのサイバーナビの現行モデルは、車載WiFi機能を搭載することでネット経由の動画再生や自宅の通信対応ブルーレイ、HDDプレイヤーなどに撮り溜めた動画を車内で再生可能な「オンラインナビ」が付いているのが特徴です。
メディア対応はアルパインと同様にハイレゾ再生、HDMI IM/OUT、リアの独立再生なども含めて全部あり、CarPlay・Android Autoには非対応ですが、YouTubeブラウザやフラウドサーバーを使う「SUPERルート検索」がサポートされています。
ネットメディアとの接続を考慮する場合にはサイバーナビがおすすめです。
パイオニア 楽ナビ 9型
2019年のフルモデルチェンジ以降の楽ナビは、サイバーナビとほとんど同じ方向性になったので基本機能の面ではかなり似たものとなっています。
メディア対応の面ではハイレゾ再生はサポートされていませんが、アルパイン・サイバーナビと大きな差はなく、HDMI IN/OUT、リアの独立再生などもサポートされています。
カーナビとしてはベーシックな機能ですが、HDMI IN/OUTとリアの独立再生が揃った製品では最安値です。
通常の使い方であればこれで充分ですので、なるべく安く済ませたい方にはおすすめです。
パナソニックフローティング液晶 9型/有機EL 9型/10型
パナソニックは9型以上の製品としては、40万画素フローティング液晶の9型を1機種、100万画素のフローティング有機ELの10型を2機種展開しており、いずれもプラドに適合可能です。
9型液晶タイプ「CN-F1D9VD」は楽ナビの9型と似たような特性ですが、以下の点で楽ナビの方が優れています。
・楽ナビはHDMI IN/OUTとリアの独立再生可
・楽ナビは車種別のチューニングオープニングあり
また、10型有機ELの2機種のコスパはあまり良くないです。
画質も楽ナビと同等の100万画素です。
もともとパナソニックはカーナビに対しての専門性が低く、「ブランドイメージと汎用性の高さ」が売りなので、細かなユーザーのニーズに応えられない部分もあります。
ですので、「パナソニック」の場合は最上位のモデル「CN-F1X10BLD」がおすすめします。
ケンウッド彩速ナビ 9型
ケンウッドの彩速ナビは9型インダッシュ、9型フローティングの2種類が適合します。
メディア対応は他社と同様にハイレゾ再生、HDMI IN/OUT、リアの独立再生なども含めて全部あります。
価格以外で特別な機能等は特にありません。
これらに対し、個人的なおすすめ順としては楽ナビ>彩速ナビ、フローティング9型なら彩速ナビ>パナソニックといった感じです。
ただし、それぞれのナビの見え方や操作の仕方が異なるので、実際に触ってみて自分の好みに合ったものを探してみてください。
まとめ:プラドは社外ナビもおすすめ
プラドの純正ナビと社外ナビについてみてきましたが、いかがだったでしょうか。
まとめると、T-Connectありきなら純正カーナビ、価格とAV機能重視なら社外カーナビといった選び方良いのではないでしょうか。
社外カーナビも機能、価格帯がそこそこバラバラですので、目的に合った製品を検討してみてください。
また、プラドのおすすめオプションについて下記の記事ありますので、購入検討中の方はぜひ参考にしてみてください。