プラドで車中泊は可能です。
とは言え、シートアレンジをフラットにしても傾斜があるため、フラットな状態=何もアイテムをつけない状態だと厳しいのは事実です。
ですので今回は、プラドでの車中泊を快適の過ごすためのアイテムや工夫をまとめました。
この記事を読むことで、プラドで快適に車中泊する方法がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
プラドの室内サイズは?
プラドは5人乗り2列シートと7人乗り3列シートが設定されおり、それぞれで下記の寸法になっています。
室内幅と室内高は同じですが、室内長は695mmの差があります。
車中泊スペースにどう影響してくるか、フルフラットの場合を見ていきます。
フルフラットで快適な車中泊!/プラドのシートアレンジ
セカンドシートダブルフォールディング状態(5人乗り)
5人乗りのフルフラットスペースは以下のサイズです。
- 長さ:1,680mm
- 幅:1,390mm
- 高さ:1,040mm
2列目を前に折り畳むことで後部をフルフラットにすることができます。
2列目を倒すことで広いラゲージスペースを確保できます。
170cmくらいの方が斜めに寝ることはできますが、長身の方や2人以上での車中泊は難しいかもしれません。
5人乗りは2列目シートが跳ね上げ式なので、1列目のシートを前に出してもスペースは変わりません。
また、ここにマットを敷いて寝るのですが、少し傾斜があり、それどころか段差まであります。
もう少しフラットにするアイテムを用いれば車中泊は可能ですが、やはり限界があり、人によっては難しいかもしれません。
セカンドシート前倒し+サードシート両側格納状態(7人乗り)
5人乗りのフルフラットスペースは以下のサイズです。
- 長さ:1,830~2,070mm
- 幅:1,390mm
- 高さ:900mm
7人乗りで車中泊に適したアレンジは、こちらのフラットモードです。
セカンドシートがスライド可能なので、一番手前にすれば2,070mmもの広さを確保できます。
2,080mmありますので、180cmくらいの方でも余裕で車中泊できます。
ただし、3列目シートの収納がありますので、高さは5人乗りより140mm低くなります。
また、3列目と2列目を前に折り畳み、割と真っ直ぐとした面を作ることができるので、5人乗りよりもフラットな空間をつくることができます。
車中泊で役立つアクセサリー
まずは、トヨタ純正品で車中泊に役立つオプションを紹介していきます。
プラド購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
IR(赤外線)カットフィルム(リアサイド・バックガラス)(スモーク)
スモークでプライバシーカットができるので車中泊問わずとても良いです。
また、プライバシーカットだけではなく、紫外線カットの役割もありますので、女性の方には特におすすめです。
また、スモークは社外品も多数あるため、費用を抑えたい方はDIYやカー用品店などに依頼しても良いと思います。
携帯トイレ
携帯トイレは必要?と思う方もいるかもしれませんが、いざという時に使えますし、なにより安心です。
これをもっているだけで安心感がちがいますので、持っているだけで気が楽になり、ストレスも自然となくなります。
こちらも純正もあれば、社外品で非常用のトイレがありますので、参考にしてみてください。
ウェルカムライト(運転席・助手席)
ウェルカムライトは、夜間や暗いところで自分のプラドの位置を確認できたり、乗車の際に足元を照らされるので、ステップの位置も確認して乗ることができます。
スマートキーを所持した状態で車に近づくと、左右のドアミラーが点灯して足元をライトアップします
エンジンのスタートボタンを押したり、ある程度の時間で消灯してくれます。
車中泊をする時は大半が日没だと思いますし、夜間に車外へ出ることもあります。
一度外へ出て車に戻ってくる際に、隣に同じカラーのプラドが並んでいたり、方向音痴な方が自分のプラドを探す時なんかでも役立ちます。
車中泊アイテムやマット(社外品)を紹介
ここからは社外品の車中泊アイテムを紹介します。
社外品ですので、もし購入される際はプラドで使えるか、その中でも型式は合っているかなどをよく確認してから購入するようにしてください。
プライバシーカットアイテム
車中泊する上で欠かせないのが防犯対策です。
なるべく全面を覆い隠せるタイプが良いです。
純正のアクセサリーでもサンシェード×プライバシーを守れるものがありますが、フロントと1列目両サイドガラスのみで、2列目・3列目の両ガラスと、リアガラス分は付いていませんし、高価です。
ですので、プライバシーカットは安くて全面を覆える社外品の方がおすすめです。
こちらはプラド用の専用サンシェードで12,000円くらいしますが、汎用性のあるものなら何でも良いです。
100均でそろえても良いと思います。
車内から車外の視線カット=防ぎますし、日没後の車中泊がメインだと思いますのでここにお金をかける必要はないと思います。
ベッドキッド
続いては、シートアレンジでもお伝えした傾斜の問題を解決するアイテムです。
こちらベッドキッド(プラド専用)を使えば、シートアレンジで生まれる段差や傾斜を気にすることなく横になることができます。
ただし、ベッドキッドはどのメーカーも平均して6万円くらいしますし、150系プラド=現行専用のベッドキッドをネットで探しても10万円ほどします。
なので車中泊を月に5回以上するという方でない限り、コスパは悪いと思いますし、傾斜であろうが段差であろうが、車中泊マットを敷けば寝られます。
約10万円するかなり高価なベッドキットですが、これ1つあるだけでかなり快適に車中泊をすることができます。
宿代が一泊2人で3万円としたら、3~4回でもとがとれます。
車中泊を頻繁にする方にはおすすめです。
車中泊専用マット(段差解消)
プラドのフルフラット状態は、傾斜や段差がありますが、こちらのような凹凸を軽減してくれるマットを敷けば特に気にすることなく寝ることができます。
こちらのマットは7,000円くらいで暑さも8mmあるので、かなり快適になります。
また、他にも安くて良いものがありますので、色々と探してみてください。
プラドで車中泊をする際の注意点
車中泊の際は下記の2点について注意が必要です。
- エンジンを切って過ごす
- 防犯対策に手を抜かない
エンジンを切って過ごす
上記はプラド以外の車に共通することですが、車中泊時はエンジンを切るようにしてください。
エンジンを付けたまま一泊すると、一酸化炭素が車内に蔓延し、そのまま車内で命を落とす可能性があります。
プラドは走破性も高いクロスカントリー車なので、アウトドアにもってこいです。
そのため、舗装があまり行き届いていない山奥や雪山などで過ごしていると、マフラーに泥や雪が積もってしまう可能性があります。
そのため、気づかないうちに一酸化炭素が蔓延することが考えられます。
防犯対策に手を抜かない
とくに一般的な駐車場や河川敷近くなんかで過ごす際は、通行人からの覗きをカットする、プライバシーカットが必要です。
また、おしゃれなホイールなどを付けている場合はタイヤとホイールを繋ぐチェーンなんかも防犯対策になります。
プラドの盗難防止について下記の記事ありますので、よかったら参考にしてみてください。
【プラドの盗難対策は必須!】実際にプラド所有者がやっている盗難対策を紹介!
まとめ:プラドで車中泊は可能!
- プラドで車中泊は可能だが、5人乗りは少し厳しい
- シートアレンジでフルフラットになるが、傾斜や段差がある
- アクセサリーやアイテムでより快適に車中泊が可能
プラドでの車中泊はアイテムを揃えることでより快適にすることができます。
宿泊代を抑えられるのでその分を他に回すことができます。
最近になって車中泊する人が増えてきていますが、海外では危険なため車中泊なんてできるようなものではありません。
日本は他国と比較するとまだ安全で車中泊は可能ですが、それでも防犯対策は必要です。
車中泊をする際は最低限のアイテム、防犯対策を事前に揃えるようにしてください。