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ryosuke
約10年前、スバルのインプレッサを購入。
その後、トヨタのランドクルーザープラドを購入し、5年後に売却。
車一括査定を利用し、ディーラーの下取りより40万円以上高い買取を経験。
日々、カーセンサーで中古車を確認しつつ、最新の車情報を発信。
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ランドクルーザープラド 買うならディーゼル?ガソリン?徹底比較!!

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トヨタ ランドクルーザープラドは2015年からディーゼル車の発売が開始されました。

プラドを購入検討中の方でディーゼル車にするか、ガソリン車にするか、どちらを買おうか迷っている方も多いのではないでしょうか?

燃費が良くて4WDとしての走破性あるディーゼル車にするか、それともディーゼル車よりも安く買えるガソリン車にするか、、、、

それぞれの装備や燃料費などについてメリットやデメリットなどを比較してみました。ガソリン車かディーゼル車で迷っている方はぜひ参考にしてください。

またプラドの【リセールバリュー】について下記で紹介してます。
≫【プラドのリセールバリュー情報】

目次

外装の違い

ディーゼル車とガソリン車の外装に違いは少しだけです。

ディーゼル車では、サイドドアとガラスの境目にドアベルトモールディングというラインがクロームメッキとなっています。

ガソリン車はブラックです。

標準グレードのTXでは、ともにブラックです。

リア側の違いはありません。

外装の違いはドアベルトモールディングのみです。

ディーゼル車とガソリン車で違いはほとんどありません。

内装の違い

内装についても外装同様に目立った違いはありません。

装備などで違いがありますが、ディーゼル車とガソリン車による差ではなく、グレードによる違いです。

売れ筋グレード

続いて売れ筋グレードを見ていきます。

プラドの人気グレードは、ディーゼル車ガソリン車ともに標準グレードのTXとなっています。

ともにベースグレードですが、これは上級グレードを選ぶと本家ランドクルーザーに手が届く価格になることから、プラドの強みである廉価さを求めるユーザーが多かった結果と考えられます。

ディーゼル車の一番人気は通常グレードの「2.8TX」

ディーゼル車で最も人気の「2.8TX」は全体の約38%以上をシェア。

2位の上級グレード「2.8TX”Lパッケージ”」は全体の34%で約3分の1を占めていました。

ガソリン車の一番人気は標準グレードの「2.7TX」

一方のガソリン車では「2.7TX」が全体の55%をシェア。

ガソリン車は全2グレードなので、残る「2.7TX”Lパッケージ”」が45%を占めています。

維持費比較

維持費について見ていきます。

比較項目 2.8TX(ディーゼル車) 2.7TX(ガソリン車)
価格 4,307,040円(7人乗り) 3,692,520(7人乗り)
価格差 +614,520円  

自動車所得税

(新車購入時の税金)

0円 92,300円
重量税(新車購入時) 0円 61,500円
購入時のエコカー減税の価格差 +460,720円  
自動車税(翌年) 12,000円 51,000円
平均実燃費 10,6km/L 8.5km/L
ガソリンタンク容量 87L 87L
ガソリンの種類 軽油 レギュラー
満タンで走れる距離 869.2km 697.0km

単純に価格差だけでいくと460,720円あります。

ではこの価格差460,720円を燃費で埋めるにはどのくらいかかるでしょうか?

燃料費にかかる価格差

軽油110円/L、レギュラー130円/L

ディーゼル車 10.6km/L(平均燃費)

10,000km÷10.6km/L≒943.3L

943.3L×110円/L=103,763円

ガソリン車 8.5km/L(平均燃費)

10,000km÷8.5km/L≒1,176.4L

1,176.4L×130円/L=152,932 円

プラドで10,000km走行すると、ディーゼル車の燃料代はガソリン車よりも49,169円安上がりとなります。

この金額差でディーゼル車とガソリン車の差額460,720円を埋めるには、

460,720÷49,169=9,37万キロの走行距離が必要となります。

一般的なユーザーが週末に買い物やドライブにプラドを乗る程度だと年1万キロ走行がいいところなので、ディーゼル車の高燃費でガソリン車との差額分の元を取るには約9年半かかります。

ですので車検を4回通さなければならない計算です。

頑張って2万キロ/年走行なら5年弱、必死で3万キロ/年ペースだと3年強となりますが、さすがに厳しいです。

乗り心地の違い

ディーゼル車

乗り心地はあまり変わりません、トルク十分な加速で運転が楽なディーゼル車

プラドをディーゼル車とガソリン車で乗り比べると、よりディーゼル車の方がトルクあるのでゆったり感があり、より楽に運転できます。

どっしりした車重と柔らかい足回りが路面の凹凸を緩和、SUVならではの振動も抑えられ、フラットな乗り心地を実現しています。

また、視点の高さと視点のブレが少ない点も疲れにくいポイントとなっています。

ガソリン車

過不足のない加速、静粛性はガソリン車。

一方、ガソリン車はレスポンシブな出力で滑らかな加速が楽しめ、ディーゼル特有のカラカラ音もなく静かに乗れます。

エンジンノイズがない訳ではありませんが、かすかに「ヴォーッ」と響いてくるサウンドが、SUVらしいワイルド感を味わえて、むしろ好ポイントです。

ただし、実際に乗ってみると前評判を覆すフィーリングを受けることもあるため、最初から決めつけるよりも、ディーラーで両方とも試乗させてもらって、相性を確認しておきましょう。

販売比率

現行プラドにディーゼル車が追加されたのは2015年6月

プラドの販売比率は、

プラド ディーゼル車 39.4%

プラド ガソリン車 60.6%

ガソリン車の方が多く売れており、約4年間でディーゼルに対して、1.5倍の販売がありました。

ディーゼル車とガソリン車で下取りが高いのはどっち?

プラドのディーゼル車とガソリン車では、どちらがより下取りが高くなるのか。

3年落ちと4年落ちのプラドの下取り相場を見てみましょう。

比較項目 2.8TX(ディーゼル車) 2.7TX(ガソリン車)
3年後の下取り 289.1万円(72.9%) 262.5万円(78.3%)
4年後の下取り 284.0万円(71.6%) 257.2万円(76.7%)

※カッコ内は当時の新車価格に対する残価率(リセールバリュー)です。

これを見ると、ガソリン車の方がディーゼル車よりも車両価格が安い分高リセールとなりやすい傾向が出ており、5%ほどのリーセル差があるため、ガソリン車の方がリセールで若干有利と言えます。

一概には言えませんが、表からも分かるようにディーゼル車の方がガソリン車よりも約20万円高く売れます。ですので売る前提でしたら、5万キロ走ればペイできる計算になります。

ディーゼル車のメリット・デメリット

メリット

・ガソリン車よりも燃費が良く、軽油の単価もガソリンに比べて約20円安いので燃料費が安く済む

・エコカー減税額が200,000円以上と多く、その分支払いが少なく済む

・低速でもトルクが大きいので、市街地は加速に余裕がある

・トルクが大きいので、雪道などの悪路の走破性もあり、スタックしにくい

・アクティブトラクションコントロールなど、悪路を走行するときの装備が充実している

デメリット

・ガソリン車に比べておよそ60万円価格が高く、購入時の初期費用が多くかかる

・高速域での加速がガソリン車よりも弱い

・ガソリン車よりも振動や音が大きく、アイドリング中は特に感じる

ガソリン車のメリット・デメリット

メリット

・ディーゼル車に比べておよそ60万円安い

・ディーゼル車よりも静寂性がある

・アクセルを踏んだときの自然な走行フィーリングが良い

・高速道路でも伸びのある加速性を発揮

・エンジン始動時のエンジン音に迫力がある

デメリット

・ディーゼル車に比べて燃費が悪く、燃料費が高い

・車両重量に対し2.7Lエンジンなので、スタート時にもたつきを感じる

・電動リアロックがオプションでも選べない

・最上位グレードはガソリン車が選択できない

まとめ

以上、プラドのディーゼル車とガソリン車についてそれぞれの違いについて紹介してきましたが、結局どちらを買えばいいのでしょうか?

購入から売却までのトータルコストを考えればディーゼルの方がお得だと思います。

ドライブフィーリングや乗り心地については個人の好みや相性の問題もありますので、一概にどちらが良いとは言い難いです。

実際に両者それぞれ一定の割合で売れているのが良い証拠です。

ですので、ディーラーでどちらも試乗してみて、乗り比べをすると良いでしょう。

乗り比べた結果、どちらでも良いとなった場合は、価格で選ぶと良いでしょう。

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