トヨタ:RAV4の実燃費はズバリ、
- ガソリン車:街乗りで12~13km/L、郊外で14km/L程度
- ハイブリッド車:街乗りで17~18km/L、郊外で20km/L程度
特にハイブリッド車の燃費はかなり良いです。
車を維持していく上で欠かせない1つとして車の燃費があります。
今回は、RAV4の燃費性能・実燃費についてライバル車との比較を交えながら見ていきます。
この記事を読むことで、RAV4の実際の燃費がどのくらいかわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、RAV4を購入予定の方は「【RAV4の目標値引き額は60万円!】RAV4の値引き相場と交渉術を徹底解説!」の記事も参考にしてください。
RAV4のカタログ燃費
出典:RAV4ホームページ
RAV4は1994年にデビューし、初代から4代目を経て、2018年から現在の5代目が発売されています。
現在は「2.0ガソリン」と「2.5リットル+ハイブリッド」の2つのエンジンに分かれています。
RAV4のカタログ燃費は以下の通りです。
「X」、「G,G-Z」、「Adventure」それぞれで確認していきます。
「X」グレードのカタログ燃費
下記が「X」グレードのカタログ燃費です。
ガソリン |
ハイブリッド | |||
2WD | 4WD | 2WD | E-Four | |
WLTCモード(km/L) | 15.8 | 15.2 | 21.4 | 20.6 |
市街地モード(km/L) | 11.9 | 11.5 | 19.4 | 18.1 |
郊外モード(km/L) | 16.1 | 15.5 | 23.4 | 22.4 |
高速道路モード(km/L) | 18.1 | 17.4 | 21.1 | 20.7 |
「X」グレードはガソリン車とハイブリッド車がそれぞれあり、さらに2WDと4WDの選択することができます。
ガソリン車が15.2~15.8km/Lで、ハイブリッド車が20.6~21.4km/Lとなっています。
ハイブリッド車において、SUVでこの燃費はとても良いですね。
燃費の良いSUVについては「【2023年版:SUVの燃費ランキングTOP15】低燃費なSUVを実燃費で紹介」の記事で紹介しています。
「G,G-Z」グレードのカタログ燃費
続いて「G,G-Z」グレードのカタログ燃費です。
ガソリン |
ハイブリッド | ||
G-Z | G | 2WD | |
4WD | E-Four | ||
WLTCモード(km/L) | 15.2 | 15.2 | 20.6 |
市街地モード(km/L) | 11.5 | 11.5 | 18.1 |
郊外モード(km/L) | 15.3 | 15.5 | 22.4 |
高速道路モード(km/L) | 17.5 | 17.4 | 20.7 |
「G」グレード、「G-Z」グレードも「X」グレードとほぼ同様の数値になっています。
こちらもハイブリッド車の燃費が20km/Lとかなり良くなっています。
また、「G」グレード、「G-Z」グレードは2WDがありません。
「アドベンチャー」のカタログ燃費
最後に「アドベンチャー」のカタログ燃費です。。
ガソリン |
ハイブリッド | |
4WD | E-Four | |
WLTCモード(km/L) | 15.2 | 20.3 |
市街地モード(km/L) | 11.5 | 17.9 |
郊外モード(km/L) | 15.3 | 22.4 |
高速道路モード(km/L) | 17.5 | 20.1 |
2018年のモデルチェンジ当初は「Adventure」のハイブリッド車はありませんでしたが、2021年の12月に一部改良により、「Adventure」のハイブリッド車が追加されました。
「Adventure」の方が良いけどハイブリッド車がなくて悩んでいた方も多いのではないでしょうか。
こちらのグレードはガソリン車が15.2km/L、ハイブリッド車が20.3km/Lとなっており、「Adventure」のハイブリッド車は通常のモデルより燃費が若干悪くなっています。
全グレードにおいて5km/Lくらいハイブリッド車の方が燃費良いです。
PHVの燃費
PHVの燃費は以下の通りです。
・PHVの燃費:22km/L
燃費が良いのは変わりありませんが、ハイブリッドモデルとそこまで大差はありません。
燃費でシミュレーション
とはいえ、ガソリン車であれば車両価格は抑えられます。
新車価格で比較すると「Xハイブリッド4WD」は362.7万円、「X ガソリン4WD」は300.5万円となり、差額は62.2万円です。
ざっくりですが、ガソリン車とハイブリッド車でシミュレーションしてみます。
2022年6月現在、「レギュラー=165円/L」とし、年間10,00km走ったとすると、
ハイブリッド車:10,000÷20.6×165=80,097円
1年間で差額は約28,000円となり、10年間(10万km)乗ると28万円差になります。
単純計算で1年10,000km走行の方で、22.2年(62.2万円÷2.8万円)以上乗る方はハイブリッドの方がお得になります。
ほとんどの場合、ガソリン車の方が費用を抑えられます。
車に乗ることが少ない方や、長距離運転をしない方は、ガソリン車がおすすめです。
RAV4の実燃費は悪い!?
続いてRAV4の実燃費についてです。
e燃費やみんカラ、Twitterから情報を集めてみました。
ガソリン車 | ハイブリッド車 | |||
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
実燃費(km/L) | 12.25 | 11.72 | 17.34 | 16.83 |
引用:e燃費
ガソリン車の実燃費は12.25km/Lです。
ガソリン車の実燃費は、街乗りであれば12~13km/L前後、郊外であれば14km/Lくらいになると考えられます。
また、エアコンを使う夏場は燃費が悪くなりますので、燃費は季節によっても変わってきます。
ハイブリッド車の実燃費ですが、e燃費に寄せられた報告では17.34km/Lでした。
実燃費同様、ガソリン車との差は5km/Lくらいです。
また、ハイブリッド車の燃費報告はX(旧:Twitter)でもいくつも投稿がありました。
コーティング早く終わったので、RAV4でイカメタルに大船渡へ🦑
ジオランダー履かせて盛岡→大船渡間この燃費なら十分すぎる pic.twitter.com/r18z4U9rr2— 清酒🍶高清水 (@erioN_Black) July 20, 2024
昨日の移動は300キロ近く走って燃費26.5km/Lという自己最高の数字でした👍
もう二度と出せないと思います😅 pic.twitter.com/utnC0PpVPo
— タカシ (@takashi470405) July 14, 2024
こちらの方々はとても燃費がいいですね。
いずれも20km/L以上を記録しており、とても乗り方が上手ですね。
ハイブリッド車の実燃費は街乗りであれば17~18km/L前後、郊外であれば20km/L以上になります。
RAV4の燃費をライバル車と比較!
出典:ハリアーホームページ
ここからはライバル車と燃費比較をしていきます。
今回はライバル車である下記の車と比較します。
- トヨタ:ハリアー
- マツダ:CX-5
- スバル:フォレスター
- 日産:X-TRAIL
比較はカタログ燃費で行い、各車の「ガソリン」と「ハイブリッドまたは軽油」で比較します。
ガソリン車で比較
ガソリン車で比較したものが下記になります。
RAV4 | ハリアー | CX-5 | フォレスター | |
2WD(km/L) | 15.8 | 15.4 | 13.8~14.6 | – |
4WD(km/L) | 15.2 | 14.7 | 13.0~14.0 | 13.6 |
ガソリン車対決では、RAV4の燃費が一番良いです。
次いでトヨタ:ハリアー、マツダ:CX-5の順になっています。
トヨタ車は燃費性能に力を入れているため、他のメーカーに比べ燃費がいいですね。
ハイブリッド車とディーゼル車で比較
続いて各車のハイブリッド車について比較していきます。
マツダのCX-5はハイブリッド車がありませんので、今回はディーゼル(軽油)で比較していきます。
また駆動がAWDの車種もありますが、今回は「4WD」と記載しております。
RAV4 | ハリアー | CX-5 | フォレスター | |
2WD(km/L) | 21.4 | 22.3 | 17.4~19.5 | – |
4WD(km/L) | 20.6 | 21.6 | 16.4~18.7 | 14.0 |
RAV4はトヨタ:ハリアーに次いで2番目でした。
ボディサイズが一回り大きいハリアーより燃費性能が悪いのは驚きですよね。
これはRAV4よりハリアーの方がモデルチェンジが最近なのでその分、燃費性能技術が向上し、燃費向上に繋がっています。
また、RAV4はマツダのCX-5より燃費はいいですが、CX-5は軽油ですので、ガソリン代としてはRAV4とCX-5は同じくらいかもしれません。
簡単に計算してみます。
RAV4(2WD)の燃料費は、10,000÷21.4×165=77,102円
CX-5(2WD)の燃料費は、10,000÷19.5×145=74,385円
マツダ:CX-5の方が安くなりました。
燃費だけを見ればマツダ:CX-5はRAV4やハリアーに対し良くはないですが、燃料費でみるとこの3車種は同じくらいです。
ただ、この費用はカタログ燃費で算出しておりますので、実燃費ではないので注意してください。
また、RAV4の年間維持費について下記の記事にありますので、ぜひ参考にしてください。
【RAV4の維持費は年間28万円!】車検・保険など必要な費用を徹底解説!
RAV4は走行性能や安全性も高い!
出典:RAV4ホームページ
RAV4はライバル車の中でも低燃費であることが多く、燃費に優れています。
しかし、RAV4の良さは燃費だけではありません。
新プラットフォームや安全装置、最新の運転支援技術を採用することで、安定感がグッと増しています。
RAV4の燃費以外の優れた性能について紹介していきます。
RAV4の走行性能
RAV4は悪路走破性が高い機能が装備されているのが特徴です。
例えば、Adventure、G-Zパッケージには「ダイナミッックトルクベクタリングAWD」が搭載されており、走行状況に合わせて前後のトルク配分や後輪トルクを左右独立で制御して、旋回時の安定性を高める「トルクベクタリング機構」が搭載されています。
前後の駆動力を「100:0」から「0:100」まで可変させることができます。
路面状況によって、タイヤごとに適したトルクを配分してくれるので、自動で滑りやすさに合わせて伝達をしてくれる機能です。
ですので、普段の走行時はいわゆる「2WD」の走行、雪道などの悪路ではいわゆる「4WD」のような駆動に自動でシフトされます。
また、ガソリン4WD車には「マルチテレインセレクト」が搭載されており。路面状況に応じて「MUD&SAND」「NORMAL」ROCK&DIRT」という3つのモードから選択できるシステムが搭載されています。
4WDとブレーキを最適に制御して、路面が悪い状態でも走破できるようになっています。
システムが作動しているときには、マルチインフォメーションディスプレイに表示されているので、どの状態なのか一目で確認することができます。
RAV4の安全性能
安全装備も充実しています。
Toyota Safety Senseが全グレードに標準装備されており、運転手が安全に運転できるようにサポートされています。
以下の機能が搭載されています。
自転車検知機能付き衝突回避支援タイプ)
・レーントレーシングアシスト
・レーダオークルーズコントロール
(全車速追従機能付き)
・オートマチックハイビーム
・ロードサインアシスト
ミリ波レーダと単眼カメラで歩行者などを検知して、危険があれば警告し、ぶつからないようにサポートします。
さらにG-Zパッケージにはデジタルインナーミラーが標準装備(その他のグレードはオプション)されており、車内で視界が遮られていても、後方確認ができます。
ただし、このミラーは普段のバックミラーに慣れている方は、少し通常のミラーと感覚が異なるため、このデジタルインナーミラーに慣れるまで少し時間がかかります。
使いやすいという方もいれば、使いづらいという方もいます。
また、合計7つのエアバックも標準装備されています。
RAV4の運転支援技術
「Toyota Safety Sense」の中に含まれている運転支援技術は、運転手を助ける機能です。
運転手のハンドル操作をサポートする「レーントレーシングアシスト」は、渋滞で白線が見えにくい時など、車線のはみ出しを知らせます。
前の車と適切な車間距離を保って走行する「レーダークルーズコントロール」は、高速道路の渋滞で運転手の疲労を軽減します。
先行車が停止すれば、適切な車間距離をあけて停止し、先行車が発進した時にアクセルを踏めば、先行車を追って走行します。
これらの機能があるのとないのでは運転の疲労が全然違います。
まとめ:RAV4は優れた燃費性能を備えたSUV
出典:RAV4ホームページ
- ガソリン車とハイブリッド車では5km/Lくらいの燃費差がある
- 実燃費はガソリン車が12~13km/L、ハイブリッド車が17~18km/L
- ライバル車の中では、ハリアーと同等の燃費性能
今回はRAV4の燃費性能や実燃費についてみてきました。
ライバル車の中では、ハリアーと同等の燃費性能を持っています。
また、ガソリン車とハイブリッド車ではハイブリッド車の方が燃費は良いですが、車両価格からするとガソリン代でペイするのは難しいかもしれません。
ただし、日常生活でのガソリン代は抑えられます。
RAV4の購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくだい。