「車の査定前に洗車はすべき?」
「洗車すると高く売れるの?」
「査定前の洗車方法は?」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
ネットで調べていると「査定前に洗車をすると査定額アップ」といった査定前の洗車を勧めている記事があります。
反対に「売却前の洗車は時間の無駄、意味がない」という記事もあり、いったい何が本当か分からないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では車の査定前に洗車はすべきか、洗車傷による査定の影響まで解説していきます。
車の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
車の査定前に洗車は有効?
結論、車の査定前に洗車は査定額アップにつながります。
理由は1つ、「査定員の印象が良くなるから」です。
洗車をすることで査定員に安心感を与え、無用なマイナス査定を避けることができます。
洗車がしてあることで、
・車が単純によく見えてしまう
・乗っている人が丁寧に乗っていそうだ
と人はどうしても思うため、査定員に好印象を与えます。
反対に外装は泥だらけ、車内は食べこぼしやゴミが散乱していると「この車は扱いが悪い」と査定員の悪い印象を与えます。
余計な不安を煽り、マイナス査定を避けるためにはある程度の清潔感が重要なポイントです。
車の査定前の洗車ポイント
ここからは査定前の洗車ポイントについて紹介します。
ポイントは3つです。
- 車の洗車傷は査定に影響する
- 外装の洗車は軽くでOK
- 車内清掃は重要
- たばこ臭などの消臭は必須
それぞれ詳しく見ていきます。
車の洗車傷は査定に影響する
まず洗車についてですが、車の洗車傷は査定に影響します。
そのため洗車による傷が付かないように注意しましょう。
大きな減額にはならない
とはいえ洗車傷があるからといって、10万円以上価値が下がることはないでしょう。
多少の減額はあるかもしれませんが、大きな傷でなければ影響は少ないです。
車査定前の外装の洗車は軽くでOK
査定前だからと念入りなワックスがけや高価なボディコーティングは不要です。
多少ワックスで綺麗なボディになっていても査定額アップには繋がりません。
車両の骨格や大きな凹み等は査定額に影響しますが、小傷などは査定に響きません。
そのため査定前の洗車は水洗い洗車のみでOKです。
何もしないより水洗い洗車くらいはしておくと査定員の印象が良いです。
車内清掃は重要
車の外装洗車よりも車内清掃の方が重要です。
理由は、内装が綺麗な車の場合、査定員は「綺麗な乗り方をしているから車も大事にされてそうだ」と考えます。
したがって査定員に好印象が持たれ、査定額アップに繋がります。
車内の具体的な清掃は下記です。
・フロアマット周辺
・内窓やダッシュボードの汚れ
これらを掃除機を使ってゴミを吸い込みましょう。
場合のよっては濡れたタオルで水拭きをすると良いです。
とはいえ、業者にお願いするような高価な車内清掃や、車内クリーニングは必要ありません。
自身のできる範囲で構いません。
クリーニング費用の回収は難しいです。
たばこ臭などの消臭は必須
たばこやペット、食べ物などの臭いの消臭は必須です。
車内に臭いがあると買い手が減るため、必然的に査定額もマイナスです。
特にたばこ臭とペット臭については、嫌う方が多く、マイナス査定の要因になります。
実際にJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定めている査定基準でもペットの臭いはマイナス査定となっています。
同条件の車でも喫煙車と禁煙車で10万円近く違くことがあります。
臭い消臭方法は下記4つです。
- 車内換気
- 重曹で清掃
- エアコンの掃除、フィルター掃除・交換
- 車用の消臭スプレー、消臭剤を使う
これら4つの方法を試してみてください。
具体的なやり方については「【車のニオイを除去する5つの方法!】車の嫌なニオイの原因と対策・予防方法について」の記事で解説しています。

また特に【たばこ臭の消臭】について「【車のたばこ臭の対策】自分でできる消臭方法を紹介」の記事で解説してます。

車の査定前は傷や凹みが見つかっても修理はしない方が良い
車査定の前に傷や凹みは修理しないでください。
理由は、修理代が査定額のアップ分より大きい場合が多いからです。
簡単な例を挙げると、傷を10万円かけて修理したとします。
しかし査定額が傷が直したことで100万→105万になっても、結果的には5万円の損をすることになります。
このように基本的には査定額のマイナス分よりも修理代の方が高くなる可能性が高いです。
車査定前に洗車以外で準備すること
車を査定してもらう前は洗車以外に下記2つを準備すると良いです。
- 点検記録簿
- 純正パーツ
それぞれ詳しく見ていきます。
点検記録簿
もし査定する車が古い場合、点検記録簿は重要になります。
買い取られた車は基本的に中古車として販売されます。
年式が古い中古車や走行距離が10万キロを超えるような中古車を買う人が気にすることは「安心して乗れるか」、「車が故障しないか」です。
点検記録簿があると、中古車を買う人の安心材料になり、査定額が上がる可能性があります。
純正パーツ
純正パーツも査定額アップに繋がります。
とくに純正のホイールは査定額アップに直結しますので準備しておくと良いです。
ものによっては5〜10万円プラスになります。
その他、車を高く売るコツについては「【車を高く売るコツは9つ!】車買取で高く売れる方法まで解説/車は今が売り時」の記事で解説しています。

まとめ
- 車査定前の洗車は、査定員に好印象
- 洗車は査定額アップに繋がる
- 点検記録簿と純正パーツも準備
今回は、車査定の前の洗車について紹介しました。
ポイントは「車内清掃が重要」ということです。
車内清掃することで査定員から好印象が持たれ、査定額アップに繋がります。
車査定の前は、ぜひ洗車・車内清掃をして愛車を高く売りましょう。