「カローラクロスのおすすめグレードは?」
「グレードによる違いは?」
「どのグレードがコスパ良い」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
2021年に登場したカローラクロスは「カローラ」ブランドのSUVです。
デザインやボディサイズ、価格がユーザーのニーズにマッチしており、その人気は国内トップクラスです。
そんなカローラクロスにはいくつのグレードがあり、価格はいくらなのでしょうか。
本記事ではカローラクロスのおすすめグレードや価格について解説していきます。
カローラクロスを購入予定の方は、ぜひ参考にしてください。
また、カローラクロスのリセールバリューが知りたい方は「【カローラクロスのリセールバリューは高い!】リセール(残価率)や購入・売却ポイントを紹介」の記事を参考にしてください。
カローラクロスのグレード一覧と価格
まずはグレードと価格を見ていきます。下記が一覧です。
グレード | 価格 | カタログ燃費 (WLTCモード•km/L) |
1.8G-X(2WD) | 2,184,000 | 14,4 |
1.8G(2WD) | 2,410,000 | 14,4 |
1.8Z(2WD) | 2,900,000 | 14,4 |
ハイブリッドG(2WD) | 2,760,000 | 26.2 |
ハイブリッドS(2WD) | 2,980,000 | 26.2 |
ハイブリッドZ(2WD) | 3,250,000 | 26.2 |
ハイブリッドG(4WD) | 2,969,000 | 24.2 |
ハイブリッドS(4WD) | 3,189,000 | 24.2 |
ハイブリッドZ(4WD) | 3,459,000 | 24.2 |
カローラクロスには全9種類のグレードがあります。
4WDはハイブリリッドのみ
カローラクロスはハイブリッドモデルのみ4WDの設定があります。ガソリンモデルは4WDの設定がありません。
トヨタはどの車種もそうですが、ハイブリッドモデルに力を入れているためこのようなグレード構成になっています。
ガソリンモデルで4WDに乗りたい方にとっては少し残念ですね。
グレードごとの差額
以下がグレードごとの価格差です。
・GとZ:224,000円
・ガソリンとハイブリッド:350,000円
グレードごとの価格差は224,000〜241,000円で、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの価格差は350,0000円です。
カローラクロスのグレードごとの特徴
カローラクロスの「G」「S」「Z」をそれぞれ詳しく見ていきます。
- 実用性が充分な「G」
- 快適機能が充実した「S」
- 上質感のある最上位グレード「Z」
それぞれ詳しく見ていきます。
実用性が充分な「G」
ベースグレードの「G」は派手さのない落ち着いたスタイリングです。
ホイールがスチールで、ルーフレールが無いなど、上位グレードに比べて少し物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
とはいえ「Toyota Safety Sense」などの安全先進技術、コネクティッドサービスが利用できる車載通信機など、実用性は充分なグレードです。
内外装や細かな機能を求めず、コスパ重視の方は「G」グレードがおすすめです。
快適機能が充実した「S」
「S」グレードからはルーフレール、アルミホイール装備など外装面で、おしゃれさが増します。
またオートエアコンが左右独立温度コントロールなど車内の快適性もアップします。
室内環境にも配慮された人気グレードです。
上質感のある最上位グレード「Z」
最上位グレードの「Z」は18インチのアルミホイールやLEDフォグランプなど、外装面に仕様追加されています。
内装ではシート調整の電動化やハンズフリーパワーバックドアなど、ユーザーのニーズに応えた機能が満載です。
価格としては少し高いですが、より快適なドライブを楽しみたい方にはおすすめです。
カローラクロスのグレード比較
カローラクロスの装備をグレードごとに比較していきます。
カローラクロスの装備はトヨタの公式装備一覧表を基にしています。
≫カローラクロスのグレード別装備一覧表
カローラクロスの1.8Gと1.8G-Xの違い
まずはカローラクロスの「1.8G」と「1.8G-X」の違いです。
【1.8Gの装備と価格】
項目 | 1.8G |
装備の違い |
・12灯LEDハイマウントストップランプ |
価格 | 2,240,000円 |
【1.8G-Xの装備と価格】
項目 | 1.8G-X |
装備の違い |
・8灯LEDハイマウントストップランプ |
価格 | 1,999,000円 |
価格差は「G」グレードの方が241,000円高いです。
241,000円高い1.8Gは内装が1.8G-Xより上質で、安全装備・快適装備も充実しています。普通に乗る分には「G」グレードでも充分な装備です。
パーキングサポートブレーキ
車両前後の障害物に接近すると、表示とブザーでお知らせします。
更に衝突の恐れがある場合はパワートレインの出力抑制や自動ブレーキにより衝突被害を軽減・回避します。
いわゆる「アクセル踏み間違い防止機能」の一種です。
バックモニター
バックカメラの映像をディスプレイオーディオ画面に表示し、後退時の安全確認を補助する装備です。
距離目安線や車幅延長線に加え、予測進路線も表示されるので、駐車が苦手な方には非常に便利な機能です。
本革巻きステアリングホイール+シフトノブ
「G」以上のグレードは、ステアリングホイールとスフとノブが本革巻きになります。G-Xのウレタン素材と比べ、高級感のある見た目になります。
スマートエントリー
キーをポケットなど携帯していれば、ドアを握るだけで解錠、ドアノブに触れるだけで施錠できます。
またエンジン始動も、スタートスイッチを押すだけでOKです。
スマートエントリーは最近の車はほとんど標準なので、この機能は必須かもしれません。
カローラクロスのSとGの違い
続いてカローラクロスの「S」と「G」の違いです。
【1.8Sの装備と価格】
項目 | 1.8S |
装備の違い |
・17インチアルミホイール |
価格 | ハイブリッド:2,750,000円 ガソリン:2,400,000円 |
【1.8Gの装備と価格】
項目 | 1.8G |
装備の違い |
・17インチスチールホイール |
価格 | ハイブリッド:2,590,000円 ガソリン:2,240,000円 |
価格差は「S」グレードの方が160,000円高いです。
160,000円高いSは快適装備が充実し、エクステリアもグレードアップしています。
17インチアルミホイール
「G」グレードが17インチスチールホイールに対し、「S」グレードは17インチアルミホイールを装着です。
スチールホイール比べてチープさが無くなり、スタイリッシュなデザインになります。
ルーフレール
「S」グレードからはルーフレールが標準装備なります。
ルーフレールはアウトドアなどに出かける方にとっては必須のアイテムです。
また、せっかくのSUVなのにルーフレールが無いと見栄えが悪いですよね。
リアセンターアームレスト
後席の背もたれ中央部に、格納式のセンターアームレストが標準装備されます。
肘掛けだけでなく、カップホルダーに飲み物を置くこともできます。
後席の使用頻度が多い方はあった方が便利です。
後席エアコン吹き出し口
エアコン吹き出し口が後席にも装備されます。
エアコン吹き出し口があることで後席もロングドライブが快適になります。
後席に人を乗せる機会が多い場合は、便利な装備です。
カローラクロスのZとSの違い
続いてカローラクロスの「Z」と「S」の違いです。
【1.8Zの装備と価格】
項目 | 1.8Z |
装備の違い |
・18インチアルミホイール |
価格 | ハイブリッド:2,990,000円 ガソリン:2,640,000円 |
【1.8Sの装備と価格】
項目 | 1.8S |
装備の違い |
・17インチアルミホイール |
価格 | ハイブリッド:2,750,000円 ガソリン:2,400,000円 |
価格差は「Z」グレードの方が240,000円高いです。
240,000円高いZグレードは、特にタイヤホイールやシート機能で「S」グレードより高級感ある一台になっています。
225/50R18タイヤ+18インチアルミホイール
「Z」グレードは18インチアルミホイールと、高扁平率のタイヤが標準装備されます。
見た目がカッコよく、おしゃれな印象を与えます。
ただしタイヤの薄いので、乗り心地はやや悪くなります。
カローラクロスのタイヤサイズについては「【カローラクロスのタイヤサイズは!?】サイズの確認は簡単/おすすめタイヤ紹介」に記事を参考にしてください。
運転席8ウェイパワーシート+電動ランバーサポート
運転席の前後スライド、リクライニング、シート上下、座面前端上下を電動調整できます。
スイッチ操作一つで、簡単に細かく設定できるので、便利で快適です。
また腰を支えるランバーサポートの2ウェイ調整もスイッチで操作できます。
シートヒーター
運転席と助手席の座面と背もたれを温めるシートヒーターが標準装備です。
寒い日のドライブが快適にできるので、女性に人気の装備です。
シートヒーターの強さは2段階の調整が可能です。
ハンズフリーパワーバックドア
スマートキーを携帯しながら足をバンパーの下にかざすと、自動でバックドアが開閉します。
普段の買い物などで両手が荷物で塞がっている時などに重宝します。
カローラクロスハイブリッドZとガソリン1.8Zの違い
最後にカローラクロスハイブリッドZとガソリンZの違いです。
【ハイブリッドZモデルの装備と価格】
項目 | ハイブリッドZモデル |
パワートレイン | 1.8Lエンジン+モーター |
駆動方式 | 2WDor4WD |
装備の違い |
・ばね上制振制御 |
価格 |
2WD:2,990,000円 |
【ガソリンモデルZの装備と価格】
項目 | ガソリンモデルZ |
パワートレイン | 1.8Lエンジン |
駆動方式 | 2WD |
装備の違い |
・エコドライブインジケーター |
価格 | 2,640,000円 |
価格差はハイブリッドZの方が350,000円高いです。
最大の違いはパワートレインで、ハイブリッドZは1.8Lガソリンエンジンとモーターを搭載に対し、1.8Zはガソリンエンジンのみです。
ハイブリッドモデルの方が充分なパワーがあり、加速力があります。
装備面でのハイブリッドモデルの特徴は、電子音で車の接近を歩行者に知らせる車両接近通報装置や、モーターのみで走行できるEVドライブモードなどが付くことです。
またパワートレインや車重が違うので、車の乗り心地も大きく異なります。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルで迷っている場合は必ず試乗するようにしましょう。
またカローラクロスのオプションについては「【カローラクロスのおすすめオプションはこれだ!】人気オプション・価格を紹介/ナビはどうする?」の記事を参考にしてください。
カローラクロスのおすすめグレードは!?
カローラクロスのおすすめグレードを紹介します。
おすすめグレードはハイブリッドモデル「S」
カローラクロス「S」グレードがおすすめな理由
理由は2つあります。
・価格が高すぎない
「S」グレードは「G」グレードに対して、「後席エアコン吹き出し口」や「リアセンターアームレスト」、「独立オートエアコン」など快適な装備が備わっています。
さらに外装では17インチアルミホイールやルーフレールなど、SUVらしい外観になっています。
また、価格も「Z」グレードより240,000安いため、価格的にもおすすめです。
値引きも考慮すれば、総額350万円程度でカローラクロス:ハイブリッドSに乗ることができます。
カローラクロスの値引き相場・限界については「【カローラクロスの値引き限界は40万円!】値引き相場は20〜30万円/値引きのコツを紹介」の記事で紹介しています。
ハイブリッド車がおすすめな理由
理由は以下の通りです。
・充分なパワートレイン
・4WDの設定がある
・リセールも恐らく悪くない
一番の理由は「ガソリン代」です。日々のガソリン代は意外にストレスになるものです。
ガソリンモデルの方が燃費は悪く、月々のガソリン代も負担になります。一方、ハイブリッドモデルは燃費が良いため、気持ち的にも楽になります。
浮いたお金で少し贅沢なランチやディナーなど、他に使うことができます。
カローラクロスの実燃費については「【カローラクロスの実燃費は!?】燃費性能や実燃費、ライバルSUVとの燃費比較」の記事を参考にしてください。
上記でおすすめグレードを解説しましたが、人によっては「スペックが高い」「価格が高い」という意見をお持ちの方もいると思います。
そのため、全てのグレードを比較して、自身のニーズに合ったグレードを選ぶことが大切です。
アクセル踏み間違い防止機能の付いたカローラクロスのグレードは?
カローラクロスは以下のグレードに「パーキングサポートブレーキ」が標準装備されています。
近年、アクセルとブレーキの踏み間違い事故が非常に増えています。
少しでも不安な方は、「パーキングサポートブレーキ」が付いたグレードを選択するようにしましょう。
まとめ
- ベースグレード「G」も充分な装備
- カローラクロスは「S」グレードがおすすめ
- エンジンはハイブリッドモデル
今回はカローラクロスの価格やおすすめグレードについて紹介しました。
カローラクロスは「カローラ」ブランドから登場した人気のSUVです。装備も充実しているため、どんな用途でも使いやすい一台です。
当サイト「Car Life」のおすすめは「ハイブリッドS」グレードです。
とはいえ実際に決める際は、自身の予算やライフスタイルを考慮し、検討してみましょう。