カローラクロスの年間維持費はズバリ、約19万円です。
カローラクロスは使い勝手が良くて乗りやすい車ですが、維持費が気になる方も多いのではないでしょうか。
自動車保険車や車検、ガソリン代など全て合わせると大きな金額になります。
カローラクロスを維持するには大きく分けて下記の費用が必要です。
- ガソリン代
- 自動車税
- 車検
- 任意保険
今回は、カローラクロスのグレード別の維持費の内訳について紹介していきます。
また、カローラクロスのリセールバリューが知りたい方は「【カローラクロスのリセールバリューは高い!】リセール(残価率)や購入・売却ポイントを紹介」の記事を参考にしてください。
カローラクロスの維持費は年間19万円!
カローラクロスの年間あたりの維持費は、約19万円です。
1年間にかかる維持費の詳細は以下のようになります。
- 1年間のガソリン代:74,331円
- 自動車税:36,000円
- 1年間の車検費用:40,000円
- 任意保険:40,000円
上記を足すと合計:190,331円になります。
ただし、ガソリン代は「ガソリン車」と「ハイブリッド車」で費用が大きく変わってきます。
また、自宅に駐車場がない場合は、上記の費用に加えて駐車場代も発生します。
月極駐車場の相場は地方ですと3,000~5,000円、東京23区内ですと15,000~55,000円です。
さらに、突発的な事故や損傷があれば修理代も発生するので注意が必要です。
カローラクロスのガソリン代:1年10,000km走行で74,331円
ガソリン代は走行距離によって異なるため、かなりの個人差があります。
走行距離8,000km、10,000km、12,000kmで算出していくので、自分の状況に近いものを参考にしてみてください。
シミュレーションをするにあたって、まずはカローラクロスの燃費性能を見ていきます。
カタログ燃費と実燃費を、トヨタ公式サイトやe燃費から調査しました。
カローラクロスの燃費については「【カローラクロスの実燃費は!?】燃費性能や実燃費、ライバルSUVとの燃費比較」の記事で詳しく紹介しています。
【カローラクロスのカタログ燃費】
ガソリン | ハイブリッド | ||
2WD | 2WD | 4WD | |
WLTCモード(km/L) | 14.4 | 26.2 | 24.2 |
市街地モード(km/L) | 9.8 | 25.9 | 23.5 |
郊外モード(km/L) | 15.6 | 28.9 | 25.8 |
高速道路モード(km/L) | 17.0 | 24.7 | 23.6 |
【カローラクロスの実燃費】
ガソリン | ハイブリッド | ||
2WD | 2WD | 4WD | |
実燃費(km/L) | 16.24 | 20.18 | 18.74 |
引用:e燃費
カローラクロスはガソリン車とハイブリッド車の2種類が用意されており、燃費性能が大きく異なります。
また今回は「2WD」で、「ガソリン車」と「ハイブリッド車」で年間のガソリン代を算出していきます。
カタログ燃費でも算出できますが、今回はより現実的な実燃費で算出していきます。
ガソリン代の計算方法は下記のようになります。
年間走行距離(km)÷ 燃費(km/L)×1ℓのガソリン価格(円)
カローラクロスガソリン車のガソリン代
2023年3月時点での全国平均レギュラーガソリン価格「1リットルあたり150円」で算出します。
ガソリン価格は産油国の情勢で変動しますが、年間を通じて同じ価格とします。
では、3パターンの走行距離別にガソリン代を計算します。
- 走行距離8,000kmの場合:年間73,892円
- 走行距離10,000kmの場合:年間92,365円
- 走行距離12,000kmの場合:年間110,837円
カローラクロスハイブリッド車のガソリン代
同様に3パターンの走行距離別にガソリン代を計算します。
- 走行距離8,000kmの場合:年間59,465円
- 走行距離10,000kmの場合:年間74,331円
- 走行距離12,000kmの場合:年間89,197円
ガソリン車とハイブリッド車で費用がかなり違ってきます。
ハイブリッド車の場合は、燃費が良く、費用がかなり抑えられます。
今回は、ハイブリッド車で年間10,000km走った場合を想定しています。
カローラクロスの自動車税:36,000円
自動車税は車の排気量によって異なります。カローラクロスの排気量は下記の通りです。
【カローラクロスの排気量】
・ガソリン車:1,797cc
・ハイブリッド車:1,797cc
ですので、カローラクロスの自動車税は下記になります。
自動車税は年間で36,000円かかります。
毎年4月1日時点における車の所有者に課せられる税金のことです。普通車は「自動車税」と言い、軽自動車は「軽自動車税」と呼び分けられています。
自動車税は、排気量ごとに税額が異なります。
排気量ごとの自動車税額は下記の通りです。
【自動車税額一覧】
排気量 | 税金 |
1ℓ以下 | 25,000円 |
1.0ℓ超〜1.5ℓ以下 | 30,500円 |
1.5ℓ超〜2.0ℓ以下 | 36,000円 |
2.0ℓ超〜2.5ℓ以下 | 43,500円 |
2.5ℓ超〜3.0ℓ以下 | 50,000円 |
3.0ℓ超〜3.5ℓ以下 | 57,000円 |
3.5ℓ超〜4.0ℓ以下 | 65,500円 |
4.0ℓ超〜4.5ℓ以下 | 75,500円 |
4.5ℓ超〜6.0ℓ以下 | 87,000円 |
6.0ℓ超 | 110,000円 |
カローラクロスの場合は年間36,000円の自動車税が課せられます。
またガソリン車の場合は初年度登録から13年経過すると増税対象になりますので注意が必要です。
カローラクロスの車検代:80,000円
車検費用というのはさまざまな要因のよって異なります。
全てをディーラーに任せると従実した設備があるので安心ですが、車検費用は高額になります。
逆にユーザー車検で済ませると安いですが、メンテナンスは自身や近くのカー用品店などに依頼しなければならないので、車の知識と自己管理が必要です。
「バッテリー」、「ブレーキパッド」、「エアクリーナー」などの部品を摩擦度合い、走行距離や経過年数など必要に応じて交換が必要です。
カローラクロスの経過年数などにもよりますが、車検費用は8万円前後が相場です。
ですので、年間としては40,000円として算出しています。
ただし、これは一般的な整備工場で車検を受けた場合の費用です。
ディーラーで車検を受けたり部品交換が多かったりすると、15万円以上かかることもあります。
車検において、代行手数料や工賃以外にかかるもので「法定費用」があります。
税金や保険などを総称したもので、どこで車検を受けても同じ費用が必要になります。
法定費用の内訳は以下のとおりです。
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 印紙代
それぞれ詳しく見ていきます。
カローラクロスの自賠責保険料:20,010円
カローラクロスの自賠責保険料は2年間で20,010円です。
別名「強制保険」とも呼ばれる自賠責保険は、法律によって車の所有者に加入が義務付けられています。
事故を起こしたときに、加害者の負担だけでなく被害者も保険適応されます。
自賠責保険は、「自動車の区分」、「加入する年数」などで保険料が異なります。
【自賠責保険の保険料一覧】
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 | |
普通車 | 12,700円 | 13,310円 | 20,010円 | 20,610円 | 27,180円 | 27,770円 |
軽自動車 | 12,550円 | 13,150円 | 19,730円 | 20,310円 | 26,760円 | 27,330円 |
自賠責保険はまとまった年数で用意されており、車検のタイミングで加入することが一般的なことから、24ヶ月や36ヶ月での加入が多いです。
また、車検の有効期限を過ぎても自賠責保険が切れないようにするため、13ヶ月、25ヶ月、37ヶ月といったように1ヶ月多いものも用意されています。
新規登録なら36ヶ月分の自賠責保険料を支払いますが、2回目以降の車検は24ヶ月20,010円を支払います。
カローラクロスの重量税:24,600〜32,800円
自動車重量税は新規登録時や車検時に、自動車の重量に対して支払う税金です。
新車の際は3年分、それ以降は車検の際に2年分をまとめて支払います。
以下の表に、自動車重量税の税額をまとめました。
車両重量 | 重量税 |
〜0.5t | 8,200円 |
〜1.0t | 16,400円 |
〜1.5t | 24,600円 |
〜2.0t | 32,800円 |
〜2.5t | 41,000円 |
〜3.0t | 49,200円 |
カローラクロスの重量は、ハイブリッド車が1,380〜1510kg、ガソリン車が1,330〜1350kgです。
2年間で24,600円または32,800円となります。
また、自動車重量税は新車登録から13年経過すると課税額が増え、さらに18年経過すると課税額がより多くなります。
印紙代:1,100円
指定工場で車検を受けた場合、印紙代は1,100円です。
印紙代は、車検の審査や車検適合証の発行などに充てられる手数料を指します。
整備工場には「指定工場」と「認定工場」があり、どちらで車検を受けるかによって印紙代は違います。
3ナンバーのカローラクロスが認定工場で車検を受けた場合は1,800円の印紙代が必要で、指定工場なら1,100円の印紙代が必要になります。
カローラクロスの任意保険:40,000円
任意保険は法律による加入の義務はありませんが、約7割の運転者が加入しています。
年齢や補償内容といった条件や「等級」によって、割引率が異なることも特徴の1つです。
等級は契約者の事故リスクを示すもので、1~20等級の区分があります。
1年間事故を起こさないと翌年に等級が1つ上がり、保険料が安くなります。
また、事故を起こして保険を使うと、翌年に1~3等級下がります。
以上を踏まえて、条件を次のように設定して保険料を算出しました。
・運転者の範囲:限定なし
・年齢条件:26歳以上
・年式:2022年
・主な使用用途:通勤・通学
算出した保険会社は、「代理店型」ではなく、「通販型(ダイレクト型)」です。
また、申し込み時に適応される「インターネット割引」も含めた保険料になっています。
保険料を抑えるには保険会社の見直しが大切
自動車保険を少しでも安く抑えたい場合は保険会社を見直しが大切です
いくつかの保険会社を比較することでより安い保険会社を見つけることができます。
おすすめは「保険スクエアbang!」
複数の保険会社を比較する場合は「保険スクエアbang!」がおすすめです。
一度の申し込みで複数社の保険料を比較することができます。
保険料を比較することで2〜3万円安くなる可能性があります。
少しでも保険料安くしたい方は利用してみると良いかもしれません。
まとめ
- カローラクロスの年間維持費は約19万円
- ガソリン代はガソリン車とハイブリッド車で大きく異なる
今回はカローラクロスの維持費をみてきました。
カローラクロスの維持費は年間約23万円です。
ただし、ガソリン車かハイブリッド車で年間の維持費は大きく変わってきます。
ハイブリッド車の場合は、ガソリン車よりも年間で3〜4万円費用が安くなります。
カローラクロスの購入を検討中の方は、車の維持費と普段の生活費等を考えて検討してみてください。