「CX-5はガソリンディーゼルどっちがおすすめ?」
「ディーゼルなら何年で回収できるの?」
「販売比率はどう?」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
CX-5を購入検討中の方でディーゼル車とガソリン車、どちらを買おうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
燃費が良くてパワフルな走りをするディーゼル車か、、それとも安く買えるガソリン車か、、、迷いますよね。
本記事ではディーゼルとガソリンを徹底比較し、ディーゼルは何年で価格差を回収できるかまで解説していきます。
CX-5ん購入をディーゼルかガソリンで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
また、CX-5を購入予定の方は「【CX-5の値引き限界は40万円!】値引き限界を引き出すコツは4つ」の記事も参考にしてください。
CX-5はディーゼルとガソリンどっち!?違いを解説
出典:CX-5ホームページ
まずはCX-5のガソリンとディーゼルの違いを「外装」「内装」「価格」で見ていきます。
特に「価格の違い」は購入する際の費用に関わってくるので、しっかりとチェックしておきましょう。
外装の違い
まずはCX-5のディーゼル車とガソリン車の外装の違いを見ていきましょう。
リヤバックドアに付いているエンブレムは、ディーゼル車とガソリン車でデザインが違います。
しかし外装ではこのエンブレムの表示が違うくらいで、この他に大きな差はありません。
装備やデザインはほとんど同じなので、見分けは付きにくいです。
内装の違い
CX-5の内装の違いは2つです。
- 電動スライドガラスサンルーフ
- ドライブセレクト
それぞれの違いは以下です。
電動スライドガラスサンルーフ
オプション設定ですが、ディーゼル車の「L Package」と「Exclusive Mode」にはサンルーフを付けることができます。
ガソリン車には設定がありません。オプション価格は88,000円です。
サンルーフはガラス部分が電動でスライドし、開放感があります。サンルーフの内側(室内側)にはシェードも付いています。
CX-5のサンルーフについては「【CX-5にサンルーフは必要!?】サンルーフのメリット・デメリットを紹介」の記事で詳しく解説しています。
ドライブセレクション
ドライブセレクションはガソリン車専用の装備です。
スイッチを「SPORT」にするとエンジン回転を広範囲で活用しスムーズな加速性に切り替わります。
スポーティな運転をしたい場合や登坂路などの走行に活用します。
この他に加飾や装備などで違いがありますが、ディーゼル車とガソリン車と言うよりもグレードの違いによって差別化されています。
価格の違い
続いてそれぞれの価格を見ていきます。今回はベースグレードで比較します。
エンジン | グレード | 駆動方式 | 価格 |
ディーゼル | XD Smart Edition | 2WD | 3,228,500円 |
4WD | 3,459,500円 | ||
ガソリン | 2.0S Smart Edition | 2WD | 2,909,500円 |
4WD | 3,140,500円 |
ディーゼル車とガソリン車の価格差は31.9万円です。
やはりディーゼル車の方が高いですが、トヨタのプラドなどと比べる比較的価格差は小さいです。以下が他車比較です。
【各車の価格差】
車種 | 価格 | 金額差 | |
ガソリン車 | ディーゼル車 | ||
CX-5 | 2,909,500円 | 3,228,500円 | 319,000円 |
CX-8 | 2,994,200円 | 3,377,000円 | 382,800円 |
プラド | 3,676,000円 | 4,330,000円 | 654,000円 |
MINI | 3,100,000円 | 3,650,000円 | 550,000円 |
CX-5が最もガソリン車とディーゼル車の金額差が小さいです。反対にトヨタ:プラドのガソリン車とディーゼル車の金額差は65,4万円で、CX-5の2倍以上です。
これを見ると他の車種よりディーゼル車はお得な感じがしますね。
グレードと価格については「【CX-5のおすすめグレードは!?】CX-5のグレードを徹底解説/価格も紹介」の記事で詳しく解説しています。
ディーゼル車のメリット・デメリット
出典:CX-5ホームページ
まずはディーゼル車のメリット・デメリットを見ていきます。
ディーゼル車のメリット
ディーゼル車のメリットは2つです。
- ガソリン車よりも燃費が良い
- トルクがあり、パワフルな走り
ディーゼル車のデメリット
続いてデメリットです。
- ガソリン車より価格が高い
- 高速域では加速が鈍い
- アクセルのレスポンスが悪い
- エンジンのカラカラ音がする
- ガソリン車よりリセールが悪い
特にガソリン車よりリセールが悪い点がネックです。リセールを気にされる方はガソリン車がおすすめです。
ガソリン車のメリット・デメリット
出典:CX-5ホームページ
続いてガソリン車のメリット・デメリットです。
ガソリン車のメリット
続いてガソリン車のメリットは4つです。
- ディーゼル車より価格が安い
- 高速域での加速性の優れている
- 2.5ℓエンジンは加速性に優れている
- ディーゼル車より高リセールが期待
ガソリン車のデメリット
続いてガソリン車のデメリットです。
- ディーゼル車より燃費が悪い
- 2.0Sは加速が悪い
- サンルーフを付けれない
ディーゼル車より燃費が悪い点が一番のデメリットです。
普段の生活費である「ガソリン代」は少しでも抑えたいですよね。
ガソリン代が高いと日々のストレスにも繋がります。
日々のガソリン代を抑えたい方はディーゼル車の方が良いかもしれません。
CX-5の売れ筋グレードは?
過去3ヶ月分の中古車データを見ると、ディーゼル車では「XD Smart Edition」、ガソリン車では「20S Smart Edition」がそれぞれ最も多くなっていました。
それぞれ価格に対して装備の充実度が高く、その優れたコスパで多くのユーザーに選ばれています。
CX-5ディーゼル車の売れ筋は「Smart Edition」
CX-5のディーゼル車では「Smart Edition」がが最も多く、半数を占めています。
2位は「Exclusive Mode」でした。
CX-5のガソリン車の売れ筋は「20S Smart Edition」
一方でガソリン車の売れ筋は「20S Smart Edition」で、全体の30%以上を占めています。
2位は「Exclusive Mode」です。
ガソリン車とディーゼル車共に「Smart Edition」が人気です。
維持費を比較
以下がそれぞれの比較です。
比較項目 | XD Smart Edition (ディーゼル車) |
2.0S Smart Edition (ガソリン車) |
車両本体価格 | 3,228,500円 | 2,909,500円 |
価格差 | +319,000円 | |
税金・消費用 |
113,630円 | 230,030円 |
総額 | 3,342,130円 | 3,139,530円 |
購入時のエコカー減税の価格差 | +202,600円 | |
平均実燃費 | 14.00km/L | 9.73km/L |
ガソリンタンク容量 | 56L | 56L |
ガソリンの種類 | 軽油 | レギュラー |
実燃費は「e燃費」より算出しています。
ディーゼル車とガソリン車の価格差198,200円を燃費で埋めるには何年かかる?
軽油単価130円/ℓ、レギュラーガソリン単価:150円/ℓとします。
単純に価格差だけでいくと202,600円あります。
ではこの価格差202,600円を燃費で埋めるにはどのくらいかかるでしょうか?
燃料費にかかる価格差
軽油130円/L、レギュラー150円/L
ディーゼル車:14.00km/L(平均燃費)
10,000km÷14.00km/L≒714.3L
714.3L×130円/L=92,857円
ガソリン車:9.73km/L(平均燃費)
10,000km÷9.73km/L≒1,028.7L
1,027.7L×130円/L=154,162円
CX-5で10,000km走行すると、ディーゼル車の燃料代はガソリン車よりも61,305円安い結果となりました。
ディーゼル車で価格差を回収するには3〜4年程度(燃料費のみ)
ガソリン代でディーゼル車とガソリン車の車両価格差:202,600円を埋めるには、202,600÷61,305=3.30万kmの走行が必要になります。
一般的なユーザーの年間走行距離は約10,000kmと言われているので、元を取るには3〜4年程度かかる計算です。
CX-5の場合、ディーゼル車でガソリン車との価格差を埋めるのは充分可能です。
維持費について詳しくは「【CX-5の維持費は年間20〜30万円!】ガソリン車とディーゼル車それぞれを徹底解説!」の記事を参考にしてください。
加速や静寂性、乗り心地の違いは?
出典:CX-5ホームページ
続いてCX-5のディーゼル車とガソリン車の乗り心地の違いを見ていきます。
乗り心地は同等、パワフルな加速があるディーゼル車
CX-5のディーゼル車とガソリン車で、運転が楽なのはディーゼル車です。
トルクあるため加速があり、ハンドリングのしっかりした軽さもあるため、女性や高齢者でも運転しやすいです。
過不足のない加速、静寂性はガソリン車
対するガソリン車はトルクはあまりないですが、スッキリとしたスピードの伸びが感じられ、運転する楽しさがあります。
ディーゼル車は全体的マイルドな走りに対し、ガソリン車はスポーティな走りです。
またディーゼルの「カラカラ音」が無いため、ガソリン車の方が静寂性があります。
販売比率
現行型のCX-5は2016年から販売されています。
販売比率は以下の通りです。
・ガソリン車:28.3%
ディーゼル車の方がガソリン車より40%以上も多く売れていることが分かります。
大きな理由は「燃費の良さ」と「軽油の安さ」が考えれます。
ディーゼル車とガソリン車のリセールバリューは?
CX-5のディーゼル車とガソリン車では、どちらがリセールバリューが良いのでしょうか。
ナビクルの「買取・下取り相場」で比較してみました。
比較項目 | XD Proactive(ディーゼル車) | 2.0S Proactive(ガソリン車) |
3年後の下取り | 204万円(64%) | 215万円(75%) |
5年後の下取り | 164万円(51%) | 168万円(62%) |
3年落ち時点ではガソリン車が9%ほど高リセール、5年落ちになると11%に差を広げています。
これを見ると5年までの短期的な買い替えではガソリン車が有利になりやすい傾向です。
とはいえガソリン代などもあるので、一概にガソリン車が良いとは言い切れません。
CX-5のリセールバリューについて詳しくは「【CX-5のリセールバリューを徹底解説!】売る時期が重要/高く売るコツあり」の記事を参考にしてください。
まとめ
出典:CX-5ホームページ
本記事ではCX-5のディーゼル車とガソリン車を徹底比較しました。
では結局のところどっちを購入すればいいのでしょうか。
基本的にディーゼル車がおすすめです。
理由は以下の通りです。
・走行性が高い
・月々のガソリン代が抑えられる
特にポイントは3つ目の「月々のガソリン代が抑えられる」ことです。
人は月々の支払いが目につき、ストレスに繋がりやすいです。
ディーゼル車はトータルで考えてもコスパがいいですが、月々のガソリン代が抑えられ、車にかけるお金が少なくて済みます。そのため気持ち的にも楽です。
とはいえ「絶対にディーセル車の方が良い!」というわけではありません。自身の予算やライフスタイルに合わせて検討してみましょう。