「中古車の個人売買は難しい?」
「カババのサービスは良いの?」
「カババのデメリットを知りたい」
この記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
みなさんは車のフリマサービス「カババ」をご存知でしょうか。
車は個人間で売買するとトラブルになりやすく、デメリットが多いです。
そんな問題を解消したサービスが「カババ」です。
カババを利用することで個人間売買でよくあるトラブルを減らすことができます。
本記事ではカババの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
カババの利用を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
カババとは?特徴やサービス内容
出典:カババホームページ
カババは2020年から始まった車の個人間売買サービスです。簡単に言えば「車のフリマサイト」です。
株式会社アラカンが運営しており、カーシェアリング事業なども手がけています。
株式会社アラカンの会社情報を参考までに載せておきます。
【会社概要】
会社名 | 株式会社アラカン |
本社 |
〒460-0008 |
設立 | 2019年3月18日 |
代表 | 田中一榮 |
事業内容 | カーシェアリング事業 (オーナーズ・カーシェア・クラブ) 自動車フリマ事業(カババ) |
プロに任せる自動車フリマをコンセプトに掲げ、「車を安く買えて、高く売る」を個人間で実現するフリーマーケットサービスを展開しています。
カババは業者によるマージンが発生しないため、買取査定や下取りよりも高い価格での売却を実現しています。
また特別仕様の車やプレミアム価値など「車にはこだわってきた」という人も納得の売却金額を実現できるかもしれません。
カババの評判・口コミ
「カババの実際の評判を知りたい」という方のために口コミを調査したところ、以下のような結果になりました。
・悪い点:出品に時間がかかる
カババの良い評判・口コミ
カババの良い評判・口コミです。
にしてもカババ(@Aracan_Co_Ltd )さんは仕事が早い!
車の状態を見るのも、写真や動画撮影なんかも凄くテキパキとしていて見ていて気持ち良かったです✨
今日中にはデータ上がってくるとの事なので楽しみに待機しておきます🫡#カババ#新ワンソク方式
— ぴろり (@yachi105) April 18, 2023
カババで売却したノート e-power NISMO Sの買い主さんから「とても状態のいいクルマを有難うございました!」と伝言があった。気に入ってもらえて良かった!いいクルマなので大事にしてあげてください!#カババ
— Hiro@ポルシェがわが家にやってきた (@boxster_gts) August 2, 2021
カババに関する良い口コミでは「ディーラーの下取りよりも高く売れた」と言う喜びの声がありました。中間マージンがない、カババの良い点ですね。
カババの場合は、大切にしてきた愛車が「大切にしてくれる人」へ渡った嬉しさも感じられるようです。
カバの悪い評判・口コミ
続いてカババの悪い評判・口コミです。
WBC日本が優勝の裏で、ようやくカババさんの引き上げ日が決まった。時間がかかったけど、M2との別れを名残惜しむ時間があったとポジティブに考える。ありがとう
— map23 (@map_carlife) March 22, 2023
カババで売れなかったので買取店に出したところ カババより4万高く売れた
— tabibitoyou (@tabibitoyou) April 8, 2023
カババは出品までに時間がかかるようです。そのため、急いで車を売りたい方にとってはあまり向いていないかもしれません。
また、カババより買取の方が高く売れたという口コミも見られました。一概にカババが高く売れるとは言い切れないようです。
カババのメリット
カババのメリットは以下の4つです。
- 売り手と買い手が的確にマッチング
- 出品者の手数料が無料
- 購入者の手数料が他社より安値
- 運営費を抑えて利用者へ還元
それぞれ詳しく見ていきます。
売り手と買い手が的確にマッチング
カババは売り手と買い手を的確にマッチングすることで、個人間でも売買が成立しやすい環境を提供しています。
車の個人間売買ではきちんと車の情報を伝えていないと、トラブルになることも多々あります。
カババではプロの鑑定士が「車の撮影」「データ入力」「価格設定のアドバイス」をしてくれるため、自分で出品をするよりも愛車の良さを強くアピールすることができます。
車の状態が分かる写真や詳細な情報は、購入者にとっても重要なポイントです。
さらにホームページやYouTubeチャンネルで出品した車を接客的にアピールしてくれるため、購入者を早く見つけることができます。
出品者の手数料が無料
出典:カババホームページ
カババで車を売却する際、出品者側の手数料は無料です。
200万円で車を売却した場合に、手元の残る金額をカババと他社で比較してみました。
カババ | A社 | B社 | |
手数料 | 無料 | 8% | 10% |
実際に手元に 残るお金 |
200万円 (全額が残る) |
184万円 (200万×92%) |
180万円 (200万×90%) |
登録や取材(撮影含む)にかかる費用も全て無料のため、売却金額の全額が自分のものになります。
他社のサービスは売却金額に対して約8〜10%の手数料がかかります。
しかし、カババの場合は全額手元に残るため、他社のサービスより断然お得です。
購入者の手数料が他社より安値
出典:カババホームページ
カババは購入者の手数料が他社と比べて非常に安く、たったの38,500円です。
通常の車買取の場合は買取店→オークション→販売店を経由するため、上図のように300万円で売られた車を400万円近くで購入する必要があります。
また、他の自動車フリマサイトでも通常10〜20万円の手数料が目安です。
しかし、カババは38,500円のみなので、他社と比べてもカババは圧倒的に安く設定されています。
手数料が安いということは「購入者が求めやすい価格」なので、出品者にとってもカババを利用する大きなメリットと言えます。
運営費を抑えて利用者へ還元
カババは利用者の利益を最優先にしています。
運営費用をできるだけ抑える取り組みとしてカババは以下の3つ行っています。
・在庫を持たないのでリスクがない
・YouTubeチャンネル利用で広告費をカット
店舗を持たないため、土地代や常駐スタッフの人件費などの固定費がかかりません。
また個人間売買なので在庫を抱えるリスクもありません。
さらに出品している車の宣伝にはYouTubeチャンネルも利用しているため、広告費用を極力かけずに多くの人にPRすることが可能です。
カババのデメリット
カババのデメリットは以下の2つです。
- 出品までに時間がかかる場合がある
- 買取よりも安くなる場合がある
それぞれ詳しく解説します。
出品までに時間がかかる場合がある
カババの悪い評判でもありましたが、やはり出品まで時間がかかるケースがあるそうです。
カババはまだまだ混んでいるそうですね。
問い合わせ入れて車見にきてもらうのに1ヶ月はかかると💦
あと出品して仮にすぐ売れても完了まで1ヶ月程度掛かりますよとのこと。
前もって問い合わせしておくべきだった😭— 颯太 レクサス新型NX納車済 (@harrier80toyota) April 17, 2023
上記のツイートでは1ヶ月はかかると言われていますね。
出品する車両をプロの鑑定士がしっかりチェックし、写真やPR動画の撮影まで行うため、どうしても時間がかかってしまうデメリットがあります。
また、出品したからといってすぐに売れるとも限りません。出品しても購入者が1ヶ月以上現れないケースもあります。
とはいえ、安心して満足のいく販売金額で出品するためにはある程度の時間がかかるのは仕方ないかもしれません。
そのため、すぐに現金が欲しいという人は一括査定サイトから車を売るのがおすすめです。時間をかけずに売ることができます。
おすすめの一括査定サイトは「【「車一括査定」のおすすめは5つ!】車を高く売るには絶対これ!/失敗しない方法を紹介」の記事をご覧ください。

買取よりも安くなる場合がある
カババは下取りより平均で55万円高く売れると言われています。
しかし、場合によっては買取よりも安くなることもあります。
そのため、カババで売れば一番高く売れる訳ではないことを理解しておきましょう。
カババがおすすめな人
カババがおすすめな人は下記のような人です。
- 手数料を抑えたい方
- 時間がない方
- 交渉が面倒な方
それぞれ詳しく見ていきます。
手数料を抑えたい方
カババで愛車を売る場合、手数料は一切かかりません。
そのため売却金額が全てもらえるという特徴があります。理由は下記の通りです。
上記の通りで、出品者側は手数料を一切払う必要がありません。
通常の下取りや買取よりも高く売れる可能性が高いです。
少しでも高く愛車を売りたい方はカババはおすすめのサービスです。
時間がない方
カババは申し込みから全ての作業を代行してくれます。
そのため時間がない方にはぴったりのサービスです。電話一本でプロの鑑定士が現車確認から撮影まで行ってくれます。
したがって仕事や家事などで車の売却に時間をかけられない方には特におすすめです。
交渉が面倒な方
カババでは買い手との交渉が一切ありません。提示価格で売却となります。
通常、ディーラーや車買取業者では交渉が少なからず発生います。しかし、カババはそんな煩わしい交渉・かけ引きをする必要がありません。
そのため、車の売買で交渉をネックに感じる方でも気持ちよく車を売却することができます。
カババ利用の注意点
カババを利用する際は、以下2つの注意点があります。
- 利用料がかかるケースもある
- 定期的な情報更新が必要
それぞれ詳しく見ていきます。
利用料がかかるケースもある
カババの出品は基本的に無料です。
しかし手数料がかかるケースもあります。
例えば、ローンが残っている車を出品して、それを一時的にカババに立て替えてもらう場合です。手数料16,500円がかかります。
とはいえ、普通に車を売るのであれば基本的に無料です。
定期的な情報更新が必要
カババは出品してから車が売れるまで自身で定期的な情報更新が必要です。
出品してから引き渡しまでの間に走行距離やキズが増えた場合は、出品サイトの情報更新を自身で行う必要があります。
走行距離やキズの最新情報を伝えていないまま売却が決まってしまうと、返金や返品となる可能性があるため注意が必要です。
そのため、カババに出品中は定期的に情報更新するようにしてください。
カババ利用の手順・流れ
カババの利用手順は以下の6STEPです。
- 出品データの入力
- 価格設定
- 名義変更
- 引き取り
- クレーム対応
- 入金
上記に手続きは全てカババが代行してくれるので、出品者は手間がかかりません。
それぞれ詳しく見ていきます。
出品データの入力
「カババ公式サイト」の出品依頼フォームから申し込みます。
その後、電話がかかって来るので、鑑定士の訪問予定日を調整します。
後日プロの鑑定士が自宅を訪問し、車両確認や出品に関するデータの入力や写真を撮影します。その際は車検証や整備記録書を用意しておきましょう。
またこの時、鑑定士の方に事故歴やキズカスタマイズなどの情報もしっかり伝えるようにしてください。
価格設定
車両の確認が終わったら、価格を設定します。
市場データをもとに、プロの鑑定士が価格設定のアドバイスしてくれます。カババの価格設定は下取りや買取価格より高く、売値よりは安い価格帯が目安です。
自分で価格設定をすると、相場とかけ離れた売れないことがあるため、鑑定士の方のアドセンスをしっかり聞くようにしましょう。
売り手と買い手の双方にメリットが生じる適切な価格設定をすることにより、すぐに愛車が売れやすくなります。
名義変更
出品した車の売買が成立したら、カババから名義変更に必要な書類が郵送されてきます。
購入者に個人情報は知られないので、心配はいりません。
書類の返送期限はカババが書類を発送してから5日です。そのため、書類が届いたらなるべく早めに返送しましょう。
書類の返送が遅延してしまうと、カババ利用規約に基づき違約金5万円を請求される場合もあるため注意してください。
引き取り
必要書類と購入者の入金が確認できたら、カババが出品者と購入者の双方に引き取り日・納車日を調整してくれます。
車の引き取りと納車はカババ提携の陸送会社が対応します。その際、本人確認があるので、免許証を準備しておいてください。
また、車内に荷物などの忘れ物が無いよう事前にチェックしておきましょう。
併せて、車両の引き取り前には軽く洗車と車内の清掃しておくと、購入者が気持ち良く使うことができます。
クレーム対応
納車後に購入者から「情報にないキズがある」「動作に不具合がある」などのクレームが発生する場合があります。
その際はカババが仲介に入って対応してくれるので、心配はいりません。
ただし、カババより双方に事実確認があるので、きちんと対応するようにしましょう。事実確認を行い出品者に非がない場合はそのまま取引完了となります。
もし、出品車両に重大な申告漏れや虚偽がある場合は、内容に応じた損失相当額を購入者へ返金になります。
また返品となった場合は納車までにかかった点検や陸送などの諸費用も全て出品者に請求となります。
このようなトラブルが起きないためにも、事前に気になる箇所については必ず報告しておきましょう。
入金
納車日から3日間は購入者の動作確認期間となります。無事にクレームなしが確認できたら出品価格の全額がカババから振り込まれます。
しかし、車両に問題があり購入者からクレームがあった場合は、支払日が延びるケースもあるので注意しましょう。
カババは中古車の購入もできる
出品の流れを見ていただいてわかる通り、カババはプロの鑑定士が査定した品質の高い中古車が適正価格で出品されています。
そのためカババを利用して、中古車を買うのもおすすめです。
カババを通して中古車を購入するメリットは以下5つです。
- 車両の状態を写真と動画でしっかり確認できる
- 納車前整備オプションがあって安心(保証1年付き)
- 個人売買なので消費税がかからない
- 手数料は一律3万円
- ローンでの購入も可能
個人売買で心配な車両の状態も、写真と動画で分かりやすく詳細な情報が記載されています。
またオプションを付けることで、対象部品に問題が発生しても1年間は新車と同等の修理・サポートが受けられます。全くの個人売買ではないので、個人売買であるよくあるトラブルも防げます。
さらにカババを利用すれば消費税がかかります。
そのため、自分の欲しい中古車を中古車販売店より安く手に入れることができるかもしれません。
カババのよくある質問
最後にカババに関するよくある質問をまとめました。
- ローンが残っている車でも出品可能ですか?
- 出品できない車両はありますか?
- 購入者が現れない場合はどうなりますか?
- 車が買われた場合、整備などは必要ですか?
- 取引成立から納車まで何日ですか?
それぞれの回答は下記の通りです。
ローンが残っている車でも出品可能ですか?
ローンがある車を出品することは可能です。
しかし、売買が成立したタイミングで残債額を全額支払う必要があります。
車両の販売代金は購入者に車両を引き渡してから3営業日以降の振込みになるため、車両販売代金をローン返済に充てることはできません。
残債額を支払うことができない場合はカババに立て替え精算を依頼できますが、以下の点に注意が必要です。
もしカババに立て替え精算する場合は手数料がかかるので注意してください。
そのため出品の際はローンの残債額を確認し、残りのローンを完済できるお金が手元にあるかを確認しておきましょう。
出品できない車両はありますか?
以下の車両はカババに出品することができません。
・保安基準に準じていない車両
・国内未登録の並行輸入車両
・名義変更のための必要書類が完備されていない、取得できない車両
・自動車納税証明書または軽自動車納税証明書が取得できない車両
・車台番号が改ざんされている車両
・質権・譲渡担保権・抵当権・その他の約定担保権が設定されている車両
・留置権・先取特権・差押・仮差押・仮処分の対象となっている車両
・未納の反則金または放置車両違反金がある車両
・その他、走行距離不明車両。消化剤散布歴車両・冠水車両・接合車両・盗難車両などカババが出品に不適切であると判断した車両
もし車が動作しないなどの重大な不具合が発見された場合は返品対象になります。
また、それまでにかかった費用は全額出品者に請求となります。
車両に問題のある車については専門の買取業者に頼む方が良いでしょう。事故歴がある車に関しては「カーネクスト」が良いかもしれません。
詳しくは「【カーネクストの評判は悪い!?】デメリットやトラブルを調査/解決策あり」の記事を参考にしてください。

購入者が現れない場合はどうなりますか?
車両を出品して一定期間を過ぎても購入者が現れない場合、販売価格を下げたり、出品をとり下げることも可能です。
また、どうしても売れない場合は、カババの提携先である株式会社ネクステージへ無料出張買取サービスを依頼することも可能です。
車が買われた場合、整備などは必要ですか?
購入者がカババの整備オプションを選択して購入した場合は、カババ提携の整備工場で点検を行います。
しかし、購入者が整備オプションを選択しなかった場合は現状渡しです。
受け渡し時の車両不備などは出品者の責任となり、整備工場で見つかった走る・曲がる・止まるに関わる不具合は出品者の負担で修理になります。
そのため気になる箇所については事前に出品車両情報に記載しておきましょう。
取引成立から納車まで何日ですか?
カババで契約が成立し、納車までにかかる日数は平均で3〜4週間です。売買の取引が成立した後、必要書類の郵送、返送が必要になります。
そのため、郵送された必要書類の期間や納車先の場所によって納車までの日数が変動することもあります。
まとめ:ガババで納得のいく車の売却を実現しよう
- カババは高く売れる可能性が高い
- 出品者は手数料が無料
- 出品は全てカババが代行
- 個人売買でよくあるトラブルが少ない
本記事ではカババの評判やメリット・デメリットについて解説しました。
カババを利用することで、下取りや買取より高く売れる可能性が高いです。また、個人売買でよくあるトラブルもカババを経由することで解決です。
「大切にしてきた愛車を少しでも高く売りたい」という人はぜひ一度カババに出品してみていはいかがでしょうか。