「プラドはスタッドレスタイヤ必要?」
「プラドのおすすめスタッドレスタイヤは?」
「価格の安いスタッドレスタイヤは?」
この記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
まず結論です。
→【プラドのオフロードタイヤおすすめ6選!!】オールテレーンとマッドテレーンに分けて紹介!
プラドのスタッドレスタイヤの必要性とメリットについて
まずスタッドレスタイヤの必要性とメリットを見ていきます。
プラドでもスタッドレスタイヤは必ず必要
本格派SUVであるプラドは4WDであり、雪道の走破性に優れています。しかしノーマルタイヤでの走行は危険です。
スタッドレスタイヤを履くからこそ走破性を発揮
プラドにスタッドレスタイヤを履かせることでプラド本来の走破性を発揮します。ノーマルタイヤでは4WDでも滑ります。
ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反
積雪時や凍結路面を走行する際、すべり止めの措置を取らずに走行することは法令違反になります。
道路交通法71条6号に基づき、各都道府県の公安委員会が積雪・凍結時のルールを定めており、例として東京都ではこのように定めています。
東京都道路交通規則:第8条(6)
積雪又は凍結により明らかにすべると認めれる状態にある道路において、自動車又は原動機付き自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること。
引用:東京都道路交通規則
また違反行為には反則金が適用となります。
・原動機付き自転車:5,000円
上記の通りで、雪道を走行する際は必ずスタッドレスタイヤが必要です。
スタッドレスタイヤのメリット
スタッドレスタイヤのメリットは大きく分けて下記3つです。
- 氷上・雪上は滑りやすく、ノーマルタイヤは事故の可能性大
- 冬タイヤ規制時は、スタッドレスタイヤ必須
- 都市部でも路面凍結は起こる
スタッドレスタイヤ最大のメリットは、氷上や雪上など滑りやすい路面を安全に走行できることです。
スタッドレスタイヤを履いているからこそ未然防止できた事故がたくさんあります。そのため事故を起こさないためにスタッドレスは最低限の安全装備です。
また都市部であっても路面凍結は起こるので、雪が降らない都市部にお住まいの方も冬季はスタッドレスタイヤを装着するようにしてください。
スタッドレスタイヤの選び方/4つの性能をチェック
スタッドレスタイヤの選び方のポイントを5つ紹介します。
- 氷上・雪上性能が最重視
- 耐摩耗性と寿命も重要
- ドライ&ウェット性能にも注目
- 低燃費モデルも注目
それぞれ詳しく見ていきます。
滑りやすい路面を走るので氷上・雪上性能を最重視
スタッドレスタイヤを選ぶ際は「性能」を最重視してください。なぜならせっかくスタッドレスタイヤを購入したのに、滑っては意味がないからです。
運転する頻度や用途によって選択
とはいえ近年、各メーカーの技術は進化しており、どのメーカーも「滑りにくいタイヤ」であることは間違いありません。
自身の利用頻度や予算などを考慮して選ぶようにしましょう。
一度買うと何シーズンも使うので耐摩耗性と寿命も重要
耐摩耗性と寿命も考慮すると良いです。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため摩耗が早く、新品時から50%摩耗するとプラットホームと呼ばれるサインが表示されます。
プラットホームサインは「スタッドレスタイヤとしての性能が保証されなくなること」を意味し、スタッドレスタイヤとしての性能が落ちます。
ノーマルタイヤよりも寿命が短い
そのた上記の理由からスタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも走行できる距離は短いです。スタッドレスタイヤはシーズンごとに交換するとはいえ、基本的に3~4年に一度の買い替えが必要です。
もちろん性能(安全)が最優先ですが、せっかく購入するのであれば少しでも長持ちする「耐摩耗性が高く、経年劣化にも強いモデル」を選ぶこともタイヤ選びの重要なポイントです。
日常使いも考慮したドライ&ウェット性能にも注目
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも雨の日は滑りやすいです。理由は氷上や雪上でのグリップが重視され、柔らかいゴムとサイプと呼ばれる深い溝を持つためです。
特に雨の日はノーマルタイヤよりもスタッドレスタイヤは排水量が少ないため滑りやすく、制動距離も伸びる傾向にあります。
近年はウェットコンディション時(雨の日)の性能に優れたスタッドレスタイヤもあるので、雪道をたまにしか走行しない方にはおすすめです。ぜひチェックしてみてください。
スタッドレスの欠点「燃費の悪さ」を克服した低燃費モデルもある
スタッドレスタイタイヤは一般的にノーマルタイヤよりも燃費が悪い傾向にあります。
理由は一般的にノーマルタイヤよりもゴムが柔らかく、接地面が広くなるよう設計されており「ころがり抵抗」が大きくなるためです。
最近では「低燃費モデル」あり
そうした燃費の悪さがスタッドレスタイヤの弱点でしたが、近年は「ころがり抵抗」を抑えながら氷上・雪上の性能を両立した「低燃費タイヤ」も発売されています。
とはいえ「低燃費タイヤ」は本来の目的である氷上・雪上性能は落ちるため、普段あまり雪道を走らない方にのみ「低燃費タイヤ」はおすすめです。
プラドのスタッドレスタイヤサイズ
出典:プラドホームページ
続いてプラドのタイヤサイズです。プラドの場合、グレードや仕様により2タイプの純正タイヤサイズが設定されています。
・TXグレード:265/65R17
2種類のタイヤサイズがありますが、実際は「265/65R17」の方が取り扱っているメーカーが多く、「265/55R19」は少ないです。
また、プラドのタイヤについては下記の記事にもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
→【プラドのタイヤサイズは!?】タイヤサイズや製造年の確認方法を紹介!
今回は主要な「265/65R17 」のおすすめタイヤを紹介していきます。
【本格派】プラドにおすすめなスタッドレスタイヤ4選
プラドにおすすめのスタッドレスタイヤは下記の4つです。
メーカー 商品名 |
||||
評価 |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
人気度 | ◎ 人気 No.1 |
◯ | ◯ | △ |
性能 |
◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
価格 | ◯ 相場より 高い |
◎ |
◎ 相場より 安い |
◯ 相場より 高い |
それぞれ詳しく見ていきます。
ブリジストン BLIZZAK DM-V3
スタッドレスタイヤと言えば「ブリヂストンのブリザック」と言っても過言ではない非常に雪道の走行性能に優れたスタッドレスタイヤです。
ブリジストンのブリザックDM-V3は、SUV専用タイヤの最上位モデルです。粒径の小さなシリカと摩擦力向上剤の配合によって雪国でも安心の氷上・雪上性能を持っているのが特徴です。
車高が高く重量も大きなSUVでもしっかり止まる、曲がるを実現する専用パターンの採用によって力強いグリップ力を発揮します。また高い排水性を確保し、氷上・雪上だけでなく雨の日でも安心の走行性能を実現しています。
相場より少し高いですが、文句ない性能と人気を誇っており、価格以上の価値間違いなしです。
ヨコハマタイヤ iceGUARD SUV
ヨコハマタイヤのiceGUARDはブリヂストンのBLIZZAKに引けを取らない人気度を誇ります。アイスガードSUVG075は、SUV専用に開発されたスタッドレスタイヤです。
「新マイクロ吸水バルーン」や「エボ吸水ホワイトゲル」といった技術を盛り込んだ「スーパー吸水ゴム」の採用によって優れた吸水効果・密着効果、・エッジ効果があり、氷上・雪上性能を発揮します。
都市型SUVでの利用も考慮し、騒音エネルギーを抑えるようパターンノイズを改善し、静寂性にも優れているのが特徴です。
また価格もリーズナブルなので、非常におすすめです。
ダンロップ WINTER MAX SJ8
WINTERMAXSJ8はSUV用に作られたスタッドレスタイヤで特に山岳路に対して強い効果を発揮します。雪山でのシャーベット状や深雪、圧雪路での走行安定性があります。
また、「ナノ凸凹ゴム」を採用し、凍った路面上の水膜を短時間で除去することで路面との密着性を高めます。
氷上ブレーキ・コーナリング性能が上昇し、車のふらつきを抑えられるので安心して雪道を走行可能です。
ピレリ SCORPION WINTER
少しマイナーかもしれませんが、ピレリのSCORPION WINTERは性能に優れたスタッドレスタイヤです。低温環境では濡れた路面や乾いた路面問わず、高い制動力とハンドリング性能を発揮します。
また静寂性に優れているため、車内では会話や音楽を楽しむことができます。グリップ力の高いコンパウンドを採用し、制動力と雪上・濡れた路面での燃費消費抑制を両立しています。
少し値段は張りますが、ブリジストンに負けない雪道の走行性能があります。
【とにかく安価】プラドのスタッドレスタイヤ3選
続いては【とにかく安価なスタッドレスタイヤ】を紹介します。上で紹介したスタッドレスタイヤよりも性能や人気は少し低いため、下記の方におすすめです。
・車の使用は都市部のみ
上記に該当しない方は先に紹介した【本格派】スタッドレスタイヤから選ぶようにしてください。
スタッドレスタイヤは下記の3つです。
- ナンカン AW-1
- グッドイヤー ICE NAVI SUV
- ヨコハマタイヤ iceGUARD SUV
それぞれ詳しく見ていきます。
ナンカン AW-1
とにかく安いのが売りのスタッドレスタイヤです。
ナンカンはアジアンスタッドレスタイヤで「高い表雪性能」、「ウェット路面での制動性能」、「ドライ路面での高速安定性」とオールラウンドで評判のタイヤです。
AW-1は日本の雪質、冬季環境を想定して設計されています。
「基本的に雪道は走らず、たまに降る雪に備えたい」という方には非常におすすめで、このタイヤで充分です。
グッドイヤー ICE NAVI SUV
2つ目はグッドイヤーのICE NAVI SUVです。
氷上・雪上で大柄なSUVを支える性能に加え、市街地での快適さに必要なドライ路面での操縦安定性も備わっています。路面を選ばず、快適かつ、安心感ある走りが可能です。
ヨコハマタイヤ iceGUARD SUV
実はヨコハマタイヤのiceGUARDは非常に安いです。「ブリヂストンのBLIZZAK」と比較しても安く、買い求めやすいです。
性能に優れているかつ、安いのでヨコハマタイヤのiceGUARDは非常に優秀なスタッドレスタイヤです。
「雪山にもよく行き、少しでも安く購入したい方」はこのヨコハマタイヤのiceGUARDが一番ニーズを満たしたスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤの寿命は、、、、
スタッドレスタイヤの寿命目安は下記の通りです。
・走行距離10,000~15,000km
スタッドレスタイヤはゴムが経年劣化するとスタッドレスタイヤとしての役割を果たせなくなるため、交換が必要になります。
またどのメーカーもスタッドレスタイヤ性能の保証期間を3年と定めています。
運転の仕方や車の駆動方式によっても寿命は変わりますが、基本的に3~4年で買い替えが必要です。
毎年スタッドレスタイヤに履き替えの際にタイヤの経過年数とゴムの状態を必ずチェックするようにしてください。
近所の店舗受け取りは「Fuji」がおすすめ!
近くの店舗で購入予定の方は、タイヤ・ホイールを扱う「Fuji」がおすすめです。
「Fuji」では幅広いオフロードタイヤを取り扱っており、かつ安く手に入れることができます。
まずはネットで予約して店舗に訪問すれば、タイヤの交換も店舗スタッフが行ってくれます。
「Fuji」はタイヤだけでなく、オフロードタイヤに合ったホイールも数多く取り扱っています。
また「Fuji」は「タイヤ・ホイール専門店」でタイヤに関するさまざまな知識があるので、何か疑問などがある場合は相談しやすいです。
下記より購入サイトへ飛べます。
スタッドレスタイヤに関するよくある質問
スタッドレスに関するよくある質問を集めましたので、参考にしてください。
- プラドは4WDだけどスタッドレスタイヤは必要?
- スタッドレスタイヤの保管方法は?
- スタッドレスタイヤの空気圧の適正値は?
- スタッドレスタイヤの寿命は?
- 中古のスタッドレスタイヤはどうなの?
それぞれの回答が下記です。
プラドは4WDだけどスタッドレスタイヤは必要?
必要です。雪道を走行しない場合は不要ですが、走行する場合は必ず付けてください。ノーマルタイヤでの雪道走行は非常に危険です。
スタッドレスタイヤの保管方法は?
屋内の風通しがいい冷暗所がおすすめです。理由は直射日光が入ると、紫外線によりタイヤのゴムが劣化するためです。
置く場所がない場合は、レンタルスペースなどを活用してみても良いかもしれません。
また、タイヤ交換の工賃については下記で紹介しています。
→【タイヤ交換の工賃高くない!?】タイヤ交換の工賃を安くする方法を紹介!
スタッドレスタイヤの空気圧の適正値は?
タイヤのメーカーによって異なります。スタッドレスタイヤ購入時に店舗で確認するか、ネットで調べると良いです。
プラドの「純正タイヤの空気圧」はこちら。
→【プラドの空気圧は何キロ!?】適正な空気圧から測定・入れ方まで紹介
スタッドレスタイヤの寿命は?
基本的に3~4年です。状態にもよりますが、3~4年で買い換えるようにしましょう。
もし「もう少し長く乗りたい」という方はタイヤ専門店やガソリンスタンドなどでスタッドレスタイヤのチェックをしてもらうと良いかもしれません。
中古のスタッドレスタイヤはどうなの?
個人的にはあまりおすすめしません。
なぜならタイヤの性能はゴムの経年劣化が影響するからです。中古のスタッドレスタイヤの場合、ゴムの劣化により性能が落ちている可能性が高いです。
安く買えたとしても1~2年で買い替えが必要になる可能性が高いです。
長く安全に乗るためにも新品のスタッドレスタイヤがおすすめです。
まとめ
- 雪道走行はスタッドレスタイヤ必須
- 自身の地域環境や乗り方によってタイヤ選択
- スタッドレスタイヤも滑る時は滑る
今回はプラドのおすすめスタッドレスタイヤについて紹介しました。
雪道を走行する際はスタッドレスタイヤが必須です。地域環境や乗り方によって自身に合ったタイヤを検討してみてください。
とはいえスタッドレスタイヤを履いていても滑る時は滑ります。
「スタッドレスタイヤを付けているから大丈夫」、「4WDだから心配ない」と過信せず、常に注意して走行することが大切です。
プラドの「おすすめノーマルタイヤ」はこちら。
→【プラドのおすすめタイヤ6選!】おすすめタイヤの走行性能を解説!