日産の新型エクストレイルの年間維持費はズバリ、約22万円です。
日産のミドルSUV「エクストレイル」はオフロード性能とオンロード性能を併せ持つ人気の車種です。
そんなエクストレイルを購入する際、「維持費」を気にされる方も多いのではないでしょうか。
維持費の中でも自動車などの税金もたくさんかかってきます。
車の維持費は大きく分けて下記の4つがあります。
・ガソリン代
・自動車税
・車検代
・任意保険
本記事ではエクストレイルの維持費や自動車税など税金を紹介していきます。
この記事を読むことで、エクストレイルの年間でどくらいかかるか分かるので、ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。
また、エクストレイルのリセールバリューが知りたい方は「【エクストレイルのリセールバリューは高い!】リセールを徹底解説/高く売るコツも紹介」を参考にしてください。
エクストレイルの維持費は高い!?
エクストレイルの年間維持費227,470円で、内訳は下記の通りです。
エクストレイルにかかる税金は4つ
・自動車税
・自動車重量税
・環境性能割
・消費税
とはいえ、環境性能割と消費税は車の購入時に発生する税金で、維持費としてはかかりません。
エクストレイルの維持費としては「自動車税」と「環境性能」が発生ます。
エクストレイルのガソリン代:101,970円
エクスストレイルのガソリン代は1年走行すると101,970円必要になります。
ただしガソリン代は車の燃費性能によって大きく左右されます。そこで今回はエクストレイルの実燃費を参考に、年間走行距離ごとのガソリン代をシミュレーションしていきます。
まずはエクストレイルの燃費を見ていきます。
エクストレイルのカタログ燃費と実燃費
エクストレイルのカタログ燃費と実燃費は以下の通りです。
・実燃費:14.6km/L(4WD)
※実燃費は「e燃費」を参考にしています。
エクストレイルは2WDと4WDがありますが、今回は4WDの実燃費を参考にします。
新型エクストレイルの燃費について詳しくは「【新型エクストレイルの実燃費は悪い!?】燃費を旧型・ライバル車と徹底比較!」の記事で解説しています。
上記を踏まえ、エクストレイルのガソリン代をシミュレーションしていきます。
エクストレイルのガソリン代をシミュレーション
エクストレイルのガソリン代を以下の走行距離ごとにシミュレーションしていきます。
- 8,000km
- 10,000km
- 12,000km
シミュレーション時に設定する条件は以下の通りです。
・駆動方式:4WD
・使用燃料:レギュラーガソリン
・ガソリン価格:150円/ℓ
・燃費:実燃費(14.71km/L)
走行距離8,000キロの場合
年間走行距離が8,000kmの場合、1日あたり約22km運転する計算です。片道10km程度の職場に車で通勤する、近隣へ買い物で使う、子どもの送迎をするといった用途が中心になると思います。
エクストレイルで年間8,000km走行した場合のガソリン代は、次の通りです。
→8,000(km)÷14.71(km/L)=543.8(L)
・年間ガソリン代
→543.8(L)×150(円)=81,570(円)
つまり年間走行距離が8,000kmのエクストレイルは81,570円のガソリン代が必要になります。
走行距離10,000キロの場合
続いて年間走行距離が10,000kmの場合です。1日あたり約27km運転する計算になります。
片道12km程度の距離を毎日運転し、土日も出かけるといった用途が考えられます。
エクストレイルで年間10,000km走行した場合のガソリン代は次の通りです。
→10,000(km)÷14.71(km/L)=679.8(L)
・年間ガソリン代
→679.8(L)×150(円)=101,970(円)
つまりエクストレイルで10,000km走行した場合、101,970円のガソリン代が必要になります。
走行距離12,000キロの場合
続いて年間走行距離が12,000kmの場合です。1日あたり約33km運転する計算になります。
片道15km程度の距離を毎日運転し、土日も遠出するといった用途が考えられます。
エクストレイルで年間12,000km走行した場合のガソリン代は次の通りです。
→12,000(km)÷14.71(km/L)=815.8(L)
・年間ガソリン代
→815.8(L)×150(円)=122,370(円)
エクストレイルで12,000km走行した場合、122,370円のガソリン代が必要になります。
エクストレイルにかかるガソリン代のイメージとして、参考にしてください。今回の年間維持費の計算では10,000kmを用いています。
エクストレイルの自動車税:30,500円
エクストレイルに課せられる自動車税は、年間30,500円です。毎年4月1日時点における車の所有者に課せられる税金のことです。
自動車税は、排気量ごとに税額が異なります。
自家用車の自動車税区分
以下が自動車税区分です。
排気量 | 税金 |
1ℓ以下 | 25,000円 |
1.0ℓ超〜1.5ℓ以下 | 30,500円 |
1.5ℓ超〜2.0ℓ以下 | 36,000円 |
2.0ℓ超〜2.5ℓ以下 | 43,500円 |
2.5ℓ超〜3.0ℓ以下 | 50,000円 |
3.0ℓ超〜3.5ℓ以下 | 57,000円 |
3.5ℓ超〜4.0ℓ以下 | 65,500円 |
4.0ℓ超〜4.5ℓ以下 | 75,500円 |
4.5ℓ超〜6.0ℓ以下 | 87,000円 |
6.0ℓ超 | 110,000円 |
エクストレイルの排気量は1,497ccのため自動車税額は30,500円です。
以上、エクストレイルの自動車税についてでした。続いて、エクストレイルの車検費用についてです。
エクストレイルの車検代:100,000円
次にエクストレイルの車検費用について見ていきます。
新車を購入した場合、初回の車検は3年後、それ以降は2年ごとに実施されます。
車検費用:10万円が相場
エクストレイルの車検費用の相場はおよそ100,000円です。車検費用は大きく分けて、「法定費用」と「車検基本料」の2種類から構成されています。
それぞれの詳細は下記です。
法定費用は3つ
法定費用は以下の3つから構成されます。
・自動車重量税
・印紙代
この3つは車検を受ける場所で差額はほとんどなく、エクストレイルの法定費用は2年で53,910円です。
それぞれ詳しく見ていきます。
自賠責保険料:20,010円(2年間)
自賠責保険は別名「強制保険」とも言われ、法律で加入が義務付けれれている保険です。
交通事故を起こした際、被害者を救済するための保険です。保険料は普通車と軽自動車で異なります。
【自賠責保険の保険料一覧】
12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 | |
普通車 | 12,700円 | 13,310円 | 20,010円 | 20,610円 | 27,180円 | 27,770円 |
軽自動車 | 12,550円 | 13,150円 | 19,730円 | 20,310円 | 26,760円 | 27,330円 |
自賠責保険はまとまった年数で用意されており、車検のタイミングで加入することが一般的で、、24ヶ月や36ヶ月での加入が多いです。
エクストレイルの自賠責保険料は2年間で20,010円、3年間で27,180円です。
自動車重量税:32,800円(2年間)
自動車重量税は車の重量に対して支払う税金です。重量が500kg増えるごとに税額も増え、また車両の経過年数が13年、18年を超えるとさらに増額します。
支払いは車の新規登録時と車検を受ける時に、車検の有効期限分をまとめて先払いします。自家用車の自動車重量税は以下の通りです。
【自動車重量税一覧】
車両重量 | 24ヶ月 | 36ヶ月 |
~500kg以下 | 8,200円 | 12,300円 |
~1,000kg以下 | 16,400円 | 24,600円 |
~1,500kg以下 | 24,600円 | 36,900円 |
~2,000kg以下 | 32,800円 | 49,200円 |
~2,500kg以下 | 41,000円 | 61,500円 |
~3,000kg以下 | 49,200円 | 73,800円 |
エクストレイルの車体重量は1,500〜2,000kg以下なので、2年で32,800円です。
印紙代:1,100円
印紙代は車検証の交付をしてもらう時に国へ納める手数料です。
エクストレイルの印紙代は車検を受ける場所によって、以下のように若干変わります。
・認定工場:1,800円
車検基本料
車検基本料とは、車検を実施するお店や工場が点検・整備時に発生する費用です。この費用は車検を受ける場所によって異なります。
車検基本料の相場は次の通りです。
・車検専門店や民間整備工場:25,000〜80,000円
・ガソリンスタンドやカー用品店:25,000〜60,000円
ディーラーだと高額になり、ガソリンスタンドやコバックなどの車検専門店は安い傾向があります。今回この費用は40,000円とします。
以上がエクストレイルの車検費用です。車検時にかかる費用の内訳をまとめます。
【車検費用まとめ】
・自動車重量税:32,800円
・印紙代:1,100円
・車検基本料:40,000円
→合計:93,910
以上が車検費用の相場です。次の項目では任意保険の費用について見ていきます。
エクストレイルの任意保険:45,000円
万が一の事故の時に役立つ「任意保険」の費用も考えていきます。
任意保険は自賠責保険のように強制加入するものではありません。とはいえ約7割の運転者が加入しています。そのため任意保険も維持費に含めます。
今回は下記の条件で任意保険を算出しました。
・運転者の範囲:限定なし
・年齢条件:26歳以上
・年式:2023年
・主な使用用途:通勤・通学
任意保険の相場は40,000〜50,000円です。今回は45,000円とします。
ただし任意保険の保険料は設定条件や補償内容によって異なるので、上記料金はあくまで目安として考えてください。
エクストレイルのその他の維持費
車を維持していくためにはメンテナンス費用がかかります。今回は年間維持費には含めませんが、これらの費用がかかるこも頭に入れていおてください。
具体的には下記の項目です。
・エンジンオイル
・冷却水
・ブレーキフルード
・バッテリー
これらはいわゆる「消耗品」で定期的に交換が必要になります。
とはいえ1年間に必ずかかる費用ではないので今回は省略します。
エクストレイルの維持費を抑える方法
エクストレイルの年間維持費を抑えるポイントは下記の5つです。
- ガソリン代
- 消耗品
- 車検
- 任意保険
- そもそも車を安く買う?
それぞれ詳しく見ていきます。今すぐ実践できる節約術もあるのでぜひ試してみてください。
ガソリン代
一つ目はガソリン代を抑えることです。ガソリン代、すなわち燃費は運転の仕方で大きく変わってきます。
下記が証拠です。
乗る人によって燃費差は大きいです。特にエクストレイルは燃費差が出やすいです。そのため、エコ運転をすることで燃費を抑えることができます。
コツは下記の3つです。
・急加速・急減速しない
・アイドリングを減らす
・高速道路は80〜90km/h走行
・一般道は50km/h走行
これらを意識することで燃費が良くなり、ガソリン代を抑えることができます。
詳しくは下記で紹介しています。
≫【燃費の良い走り方は?】運転方法と裏技、ガソリン代節約術を紹介
消耗品
先ほど書きましたが、車には消耗品がたくさんあります。
そのため定期的な交換が必要でその度に費用がかかります。ですが車を大切に乗ることで部品交換が時期が長くなり、結果的に費用を抑えることが可能です。
コツはエコ運転と同じです。エコ運転を意識することで消耗品の交換を減らせます。
車検
車検費用は依頼する業者によって大きく変わります。すでに行きつけの業者・工場がある場合はそこで構いませんが、ない方はこの機会に検討してみてください。
※車検を少しでも安く抑える方法
車検を安く済ませるには「楽天car車検」が良いかもしれません。簡単に安い業者を探すことができます。少しでも安く抑えたい方はチェックしてみてください。
≫楽天car車検公式サイト
任意保険
こちらもしっかりチェックしてください。任意保険は放置しがちですが、維持費に占める割合は大きいです。
任意保険を見直すことで2~3万円、あるいは5万円程度節約することも可能です。
おすすめは「保険スクエアbang!」
複数の保険会社を比較する場合は「保険スクエアbang!」がおすすめです。一度の申し込みで複数社の保険料を比較することができます。
保険料を比較することで2〜3万円安くなる可能性があります。
少しでも保険料安くしたい方は利用してみると良いかもしれません。
そもそも車を安く買う?
エクストレイルの車両価格は約300〜500万円で、高い買い物です。価格の詳細は下記にあります。
≫エクストレイルのグレードや価格
車を安く購入しても維持費は変わりませんが、車にかかるトータル費用は変わってきます。
そのため車を安く買うことができれば、車に関する費用を抑えることができます。とはいえどのように安く買えばいい分からない方も多いと思います。
下記で「車を安く買うコツ」について紹介しているので、ぜひチェックにしてみてください。
≫車を安く買う方法・コツ5選!
まとめ:エクストレイルの維持費は20〜25万円
いかがだったでしょうか。エクストレイルの維持費について紹介しました。
エクストレイルの年間維持費は約23万円で、内訳は下記の通りです。
・自動車税:30,500円
・車検代:50,000円(2年:100,000円)
・任意保険:45,000円
→合計:228,235円
車は購入費用だけでなく、維持費がかかります。そしてこの維持費は生活に大きく影響します。車が維持できなくなり手放すなんてこともよく聞きます。
自身の予算やライフスタイルに合わせて、検討してみましょう。