「子育て時の車でSUVは不向き？」
「やっぱりスライドドアがおすすめ？」
「子育て世代におすすめのSUVは？」
本記事はこんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
子育て世代が所有する車のほとんどが、スライドドアの軽自動車やミニバンです。
スライドドアは開口が広いため、便利ですよね。
とはいえ、「子育て世代でもSUVに乗りたい」という方もいるのではないでしょうか。SUVで快適に子育てができるのか気になりますよね。
本記事では子育て世代にとってSUVは不向きなのか、後悔しないおすすめSUVを解説していきます。
子育てをしながらSUVに乗りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめのSUVは「子育て世代におすすめのSUV」で解説しています。
子育て時の車でSUVは不向き！？
子育て世代向けのファミリーと言えば、やはりミニバンを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
反対にSUVは、スライドドアの有無や室内空間の面から、ファミリーカー向きではないと言われます。
子育て世代にSUVが不向きだと言われている具体的な理由は以下の2つです。
それぞれ詳しくみていきます。
スライドドアがない
一番の理由は、SUVがスライドドアではないことです。スライドドアは、子供やベビーカーの乗降に非常に便利であり、子育て家庭にとって重要な特徴である。
しかし、多くのSUVは通常のドアを採用しており、狭い駐車スペースや混雑した場所での子供の乗降が難しくなります。
さらに、雨の日や狭い駐車場で、子どもや乳幼児をSUVから降ろすのは困難で、子どもが車内を濡らすリスクも高まります。
SUVは荷物を多く積むことができるため、荷物が多くなる子育て世代には良いと思うかもしれません。
しかし、スライドドアがないSUVは、子育て家庭にとって大きな不便を生じ、ミニバンなどの車種の方が適していると言えるでしょう。
3列目が狭い
2つ目の理由は、3列目のスペースが狭いことです。SUVの多くは3列目の座席が狭く、快適な座席配置になっていません。
子どもや乳幼児を適切に配置し、同時に必要な荷物も積むことが難しいです。
例えば、3列目が狭いSUVでは、子供たちが足を伸ばすスペースが不足し、長時間のドライブや旅行は向いていません。
3列目が狭いSUVを子育て世代の家庭に不向きで、ミニバンなどの方が快適性は高いです。
子育て世代におすすめの車については「【スライドドアは必須条件！？】子育て世代におすすめの車ランキング12選！」の記事で解説しています。
赤ちゃんや小さな子ども連れ、4人家族ならSUVでもOK！？
赤ちゃんや小さな子ども連れ、4人家族にとって、SUVの選択肢はありです。
理由は以下の通りです。
・荷物を収納できるスペースがある
・多目的な使用が可能
・高い座席位置で安全性がある
たとえば、4人家族でのSUVは兄弟姉妹が座る後部座席でも十分なスペースが確保でき、家族全員で快適に旅行ができます。
また、車内エンターテインメントや収納スペースの多さが家族にとって便利です。ただし、SUVは燃費が悪く、価格が高い場合があります。
さらに、都市部での取り回しも、良いとは言えません。
SUVは赤ちゃんや小さな子ども連れの4人家族にとって魅力的な選択肢ですが、家庭のニーズやライフスタイルに合わせた検討が必要です。
子育て世代にとってSUVのメリット
子育て世代がSUVに乗るメリットは以下の3つです。
それぞれ詳しくみていきます。
デザインや大きさが豊富
SUVはデザインや大きさが豊富です。
SUV市場には多くのスタイリッシュで個性的なモデルがあり、親たちは自分の好みに合った車を選びやすいです。
また、大きな車内空間は子どもやベビーグッズを収納しやすく、長時間のドライブも快適になります。
子育て世代にとって、デザインの多様性と大きな車内スペースはSUVの魅力であり、進化するエコフレンドリーなオプションもメリットの一つです。
安定した乗り心地
SUVは安定した乗り心地を実現しています。
SUVは通常、広いホイールベースと重い車体を持ち、路面の凹凸や悪天候に対する安定性が高いです。これは子供を乗せる際に重要なポイントです。
また、高い座席位置により、視界が広く、運転中の安全を向上させます。子育て世代にとって、SUVの安定した乗り心地は、子供の安全や快適な移動に貢献する大きなメリットです。
荷物の取り出しが楽
SUVは車高が高いため、荷物の取り出しがしやすいです。特に子ども用品やベビーカーを持ち運ぶ際、しゃがんだり、背中を丸めたりする必要がなく、負担が軽減されます。
また、後部座席も広いので、子どもたちを乗せたままでも快適に荷物の取り出しが可能です。
荷物が多くなりがちな子育て世代にとって、SUVは荷物の取り出しに関して大きなメリットと言えます。
子育て世代に向かない！SUVのデメリット/スライドドアより劣る点を紹介
子育て世代でSUVに乗るデメリットは以下の2つです。
詳しくは下記の通りです。
車高の高さや大きさがデメリットにも
SUVは車高が高いため、利便性の低下に繋がります。車高が高いと、子どもを車に乗せたり降ろしたりするのが困難になり、チャイルドシーへのアクセスも制約されます。
例えば、幼児を車に乗せる際、背の高いSUVではステップが必要になり、急いでいる時や悪天候の際は非常に危険です。
一部のSUVはステップを備えていますが、これらは高価であったり、追加オプションであるため、取り付けない可能性があります。
子育て世代にとって、SUVの車高が高いことは、子どもの搭乗と降車の手間や安全性に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
ドアの開閉が不便
SUVにおける「ドア開閉の不便さ」は大きな問題です。
例えば、狭い駐車スペースでの乗降時や、狭いガレージ内でのドアの開閉が難しいです。
さらに、幼児や赤ちゃんを乗せる際は、ベビーカーなども運ぶ必要があり、SUVの大きなドアは手間を増やします。
また、ショッピングなどで荷物が多い場合、荷物の積み降ろしも大変です。
子育て世代において、SUVのドア開閉の不便さ非常に大きな問題として理解しておきましょう。
子育て世代がSUV選ぶ際のポイント
では、実際にSUVが欲しい場合、どのようなSUVを選ぶと良いのでしょうか。
子育て世代がSUVを選ぶ際のポイントは以下の4つです。
それぞれ詳しくみていきます。
乗員定数の確保(3列シート)
子育て世代がSUVを選ぶ際、乗員定数の確保は重要です。たとえば、3人以上の子供を持つ家庭では、7人乗りのSUVを選ぶことで、子どもたちが快適に座わることができます。
また、長距離ドライブ時にも休憩スペースとして活用できます。
荷物を積むスペースの確保
子育て世代にとって、荷物を積むスペースの確保は極めて重要です。。子どものベビーカーやスポーツ用具、旅行時の大荷物など、子育て中の家庭は多くの荷物を持つことがあります。
例えば、週末の家族旅行では、大型SUVの荷物スペースには着替え、ベビーカー、食料、おもちゃなどを効率的に積むことができ、快適な旅行が実現できます。
子育て世代はどうしても荷物多くなります。そのため、大量の荷物を積めるスペースを確保することは重要なポイントです。
運転のしやすさ
子育て世代がSUVを選ぶ際の重要なポイント3つ目は「運転のしやすさ」です。理由は、子どもの搭乗や積載物の多さに対応する必要があるためです。
大柄なSUVは広々とした室内空間があり、子どもたちに快適な乗車環境を提供できます。
また、高い座席の位置からの視界が良く、子どもの安全を確保しやすいです。
SUVの運転のしやすさは子どもや家族の安全と快適な移動に直結しており、その利点は大きいと言えます。
オプション・便利な機能
最後のポイントは、オプションや便利な機能です。オプションや便利な機能は安全性や快適性を向上させ、子どもたちとの快適な移動を支えます。
先進の衝突回避システムやブラインドスポットモニターなどの機能は、事故予防につながります。
また、後部座席エンターテイメントシステムは子どもたちを楽しませ、遠出の際に役立つでしょう。
とはいえ、上記の機能はオプションの場合もあるため、予算とのバランスが大切です。
SUV選びでは子どもの安全と快適さを考慮しつつ、予算を調整することが重要です。
子育て世代におすすめのSUV
子育て世代におすすめのSUVは以下の4つです。
車種によって特徴が異なるので、家庭のニーズに最適なSUVを選びましょう。
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
トヨタ：カローラクロス
トヨタ：カローラクロスの特徴は以下の3つです。
【カローラクロスの特徴】
・広々とした室内空間
・高度な安全機能
・20km/L以上の低燃費
トヨタのカローラクロスは子育て世代におすすめのSUVです。理由は、安全性と使い勝手の面が充実しているからです。
カローラクロスは豊富な安全装備を備えており、衝突回避システムや死角モニターなどが標準で装備されています。そのため、子どもを乗せた際の安全面での心配が軽減されます。
さらに広々とした室内空間は長時間のドライブでも快適さを提供し、大容量のトランクスペースはベビーカーや荷物の収納に便利です。
トヨタのカローラクロスは20km/L以上の低燃費を実現しているためコスパも良く、子育て世代にとって非常に魅力的なSUVと言えるでしょう。
カローラクロスについて詳しくは「【カローラクロスのおすすめグレードは！？】人気グレードを解説/違いや比較あり」の記事で解説しています。
マツダ：CX-8
出典：CX-8ホームページ
マツダ：CX-8の特徴は以下の3つです。
【CX-8の特徴】
・広々とした内部空間
・安全性重視の装備
・燃費とパフォーマンスのバランス
マツダのCX-8は広々とした室内空間、安全性、洗練されたデザインが特徴です。CX-8は3列シートで7人乗車が可能で、長いドライブや買い物時にも快適さが保たれます。
また安全性も考慮されており、衝突回避支援システムや運転支援技術が搭載されているため、子どもを乗せる親にとっても安心です。
ただし、CX-8は他のSUVと比べて価格がやや高いです。したがって、予算と家族のニーズに合わせて検討しましょう。
CX-８について詳しくは「【2023年最新！CX-8のおすすめグレードは！？】グレードの違いを徹底比較」の記事で解説しています。
トヨタ：ライズ
出典：ライズホームページ
トヨタ：ライズの特徴は以下の4つです。
【ライズの特徴】
・ファミリーフレンドリーな内装
・リーズナブルな価格帯
・高い安全性
・燃費と信頼性
トヨタのライズは安全性の高さ、燃費の優れたエンジン、そしてリーズナブル価格帯が特徴です。
ライズの室内は家族や荷物に対応した広さで、長距離のドライブやショッピングに便利です。
さらに、最新の安全機能が充実しているため、子どもを守る面でも信頼性が高いです。また燃費がとても良いので、車の維持費を節約できます。
燃費が良いSUVについては「【2023年版：SUVの燃費ランキングTOP15】低燃費なSUVを実燃費で紹介」の記事で詳しく解説しています。
ただし、後部座席やラゲッジスペースはやや狭いです。
そのため、子どもが小さい場合は良いですが、小学生以上になると厳しいかもしれません。
スバル：フォレスター
出典：フォレスターホームページ
スバル：フォレスターの特徴は以下の3つです。
【フォレスターの特徴】
・広々とした室内空間
・高い安全性
・オフロード性能
スバルのフォレスターは特徴は広々とした室内空間、安全性、そして高い走行性能です。
フォレスターの広々とした室内は、子どもとの長いドライブや旅行に適しており、多くの収納スペースがあります。
安全性に関しては、アイサイトの最新技術が事故を減少させ、雪道などでも安全に走行ができます。
ただし、燃費が他のSUVに比べて悪いです。そのため、何かとお金がかかる子育て世代には若干向いていないかもしれません。
車の予算が十分にある家庭には、強くおすすめしたいSUVです。
フォレスターについて詳しくは「【フォレスターのおすすめグレードは「Touring」と「Advance」！】グレード別特徴を紹介」の記事で解説しています。
まとめ：子育て時の車は予算やニーズに合ったSUVを選ぼう
本記事では子育て世代にとってSUVが不向きな理由から、おすすめのSUVまで解説しました。
子育て世代にとって、最も快適な車は、スライドドアを備えたミニバンなどです。とはいえ、家庭環境によってはSUVという選択もありです。
家庭のニーズや予算によって最適なSUVを選び、快適なカーライフを送りましょう。