「フォレスターで車中泊は可能?」
「車中泊で段差を解消するには?」
「車中泊で便利なアイテムを知りたい」
本記事は、こんな疑問をお持ちの方に向けて書いています。
結論、フォレスターで車中泊は可能です。
とは言え、シートアレンジをフラットにしても、フラットな状態=何もアイテムをつけない状態だと段差が解消できないので厳しいのは事実です。
そこで今回は、フォレスターの車中泊で段差を解消する方法や、快適に過ごすためのアイテムを紹介していきます。
フォレスターで車中泊をする方は、ぜひ参考にしてください。
また、フォレスターを購入予定の方は「【フォレスターの値引き限界額は50万円!】値引きのポイントやコツを紹介」の記事も参考にしてください。
フォレスターで車中泊は可能!
出典:フォレスターホームページ
フォレスターで車中泊は可能です。
以下が証拠です。
無印の収納ボックスでフォレスター車中泊キャンプがスマートに pic.twitter.com/vF6pxGVDZy
— Borisu (@Borisu) December 25, 2022
フォレスター車中泊は2人でも問題ないスペースでした! pic.twitter.com/bblVQeTIqy
— 虎っち (@tiger314_Z800) January 7, 2020
フォレスター車中泊可能 pic.twitter.com/mI1PPdcT2J
— RIN@イケダP (@RIN_DIGI_0320) August 13, 2022
少し窮屈な場合もありますが、大人2人で車中泊が可能です。
フォレスターの車中泊で段差解消するには!?
フォレスターの車中泊で段差解消するには、結論、マットを敷くことです。
後で書きますが、フォレスターは座席を倒しても、フルフラットにはならず、凹凸ができてしまいます。
そのため、通常のベッドのようにフラットにはなりません。
実際寝てみると、接地面に凹凸があるため、ぐっすり眠ることは難しいです。
ですが、マットを敷くことで、スペース全体がフラットになり、快適に車中泊をすることができます。
具体的なマットについては「車中泊時の便利グッズ」で紹介しています。
そもそも、フォレスターは車中泊に向いているの?
出典:フォレスターホームページ
フォレスターはスバル車の中でもアウトドア派に支持されているSUVです。とはいえ具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
まずはアウトドアや車中泊に向いていると言われるフォレスターの特徴を見ていきます。
アウトドアを楽しめるSUV
スバルは1997年に街乗りからオフロードまで、路面状況を選ばない高い走行性能を備えたSUVとしてフォレスターを発表しました。
乗用タイプ4WDの量販化は世界の先駆けとなり、アウトドア好きから高い評価を得ました。
アウトドア・レジャー時に「便利!」と感じる装備を搭載している点が魅力です。
車中泊に使用するユーザーも多い
余裕のある荷室やフラット可能なリアシートはフォレスターで車中泊するユーザーが多い理由です。6対4分割可倒式リアシートは、ほぼフラットな状態まで倒れます。
また荷室は高さがあるため、大人でもくつろいだ恰好で座ることが可能です。
フォレスターのシートアレンジ一覧
出典:フォレスターホームページ
シートアレンジは3パターンです。
- 5名乗車
- 2~4名乗車
- 2名乗車
具体的には下記のアレンジになります。
5名乗車時
出典:フォレスターホームページ
通常のシートアレンジです。
2~4名乗車時
出典:フォレスターホームページ
続いて一部後部座席を倒した状態です。フロア長は1547mmです。
2名乗車時(車中泊時)
出典:フォレスターホームページ
続いて後席を全て倒した状態です。後席を全て倒すと非常に広い空間が作れます。
フォレスターを使った車中泊時の広さ
出典:フォレスターホームページ
具体的に、フォレスターの室内空間や積載量はどのくらいあるのかチェックしていきます。
室内の広さ
フォレスターは、室内空間が広いことも魅力です。一例として、スタンダードモデル「Touring」の室内サイズが下記です。
【Touringグレードの室内サイズ】
長さ | 2,140mm |
幅 | 1,545mm |
高さ | 1,275mm |
※ドライバーモニタリングシステム搭載車は、室内長が10cm短くなります。
荷室の広さ
後席を倒してフラットにすることで大空間が現れます。
【荷室サイズ(フラット時)】
荷室長(前席の背もたれまで) | 1,776mm |
荷室開口幅(最大幅) | 1,585mm |
荷室高 | 884mm |
長さ:1,776mm、幅:1,585mmあるので、大人2人が余裕をもって寝ることができます。ただし後席の足場に空間があるので、少し工夫が必要かもしれません。
フォレスターの【ボディサイズ】については下記で紹介しています。
≫フォレスターのボディサイズ
フォレスターは車中泊に適した設備がある
出典:フォレスターホームページ
フォレスターには下記のようにアウトドアに備えた装備があります。他車には無い魅力の一つです。
- 荷室のライト
- カーゴラック
- 電源
それぞれ詳しく見てきます。
荷室のライト
出典:フォレスターホームページ
一番役に立つのがライトです。一般的な車にはフロントと室内の上部にライトが付いてますが、フォレスターは荷室にも全グレード標準でライトがついています。
また「X-BREAK」グレードはリアゲートにもLEDライトを装備しています。車中泊でちょっとした明かりが欲しいときに役立つアイテムです。
カーゴラック
出典:フォレスターホームページ
フォレスターは、荷室に多くのフックを装備していることが特徴です。左右2箇所ずつに買い物袋や小物を吊り下げられるサイドフック、荷物を固定できるカーゴフックがあります。
また2021年8月のマイナーチェンジで荷室上部に荷物を吊るしたりできるアッパーフックを2箇所追加しました。さらにリアゲートにもフックを装備しているため、非常に利便性に長けた車です。
電源
出典:フォレスターホームページ
フォレスターの荷室には電源ソケットあります。電気製品やインバーターなどに使えて重宝します。
フォレスターのおすすめオプションについてはこちら
≫フォレスターのおすすめオプション
フォレスターはアウトドアを楽しめる工夫がある
出典:フォレスターホームページ
フォレスターにはアウトドアを楽しむため、3つの工夫があります。
- アウトドアにマッチするデザイン
- 汚れ対策
- 疲れにくい走行性能
それぞれの詳細は下記です。
アウトドアにマッチするデザイン
フォレスターのフロントグリルは力強さがあるLEDヘッドランプや大型ヘキサゴングリルで、SUVらしいたくましさが感じられるデザインです。
またボディデザインがアウトドア用品とマッチし、周りの風景と合わせても映えること間違いなしです。
汚れ対策
フォレスターのカーゴルームやシートには撥水・防汚素材が採用されています。アウトドアでは、泥・砂汚れや突然の雨などの汚れは必ず付きます。
他の車に比べて手入れが簡単なので、常に清潔に保つことができます。
疲れにくい走行性能
フォレスターは利便性・機能性だけでなく、走行性能においても優れています。
スバルが誇る先進安全技術・運転支援装置(アイサイト)がフォレスターにも備わっています。
特に高速道路での運転は従来の車に比べて非常に快適なドライブが可能です。
フォレスターの価格は?
出典:フォレスターホームページ
フォレスターの価格を新車価格、中古車価格で見ていきます。
フォレスターの新車価格
フォレスターのグレードは4つで、価格は以下の通りです。
【現行5代目モデルの新車価格】
Touring | 2,992,000円 |
X-BREAK | 3,135,000円 |
Advance | 3,234,000円 |
SPORT | 3,355,000円 |
グレードによる金額差は40万円以下で、他の車に比べて差がありません。オプションや諸費用を合わせた総額は約400万円です。
フォレスターの乗り出し価格はこちら。
≫フォレスターの乗り出し価格
フォレスターの中古車価格
現行モデル5代目フォレスターの中古車相場は下記の通りです。
【フォレスターの中古車相場価格】
Touring | 約260~330万円 |
X-BREAK | 約290~380万円 |
Advance | 約280~380万円 |
SPORT | 約310~400万円 |
フォレスターの中古車相場は非常に高いです。場合のよっては新車よりも高い車両もあります。
またフォレスターの【残クレ】シミュレーションについて下記で紹介しています。
≫フォレスターの残クレシミュレーション
フォレスターの中古車選びのポイント
続いてフォレスターを中古で購入する際のポイントです。
モデル別に見ていきます。
SH系(2012年以前)
SH系は2012年11月以前に発売していた3代目フォレスターです。5代目モデル同様にシンメトリカルAWDを採用しており、悪路走破性も高いです。
可倒式リアシートは段差が少なくフラットに近い状態にできます。またフロントシートを後方に倒せば傾斜はつくものの、隙間なく室内全面フラットになります。。
【SH系の室内サイズ】
室内 | 長さ | 2,000mm |
幅 | 1,520mm | |
高さ | 1,290mm | |
荷室 |
長さ | 960mm |
最大幅 | 1,587mm | |
高さ | 863mm |
SJ系(2012~2018年)
SJ系は2012年11月から発売した4代目フォレスターです。
進化したシンメトリカルAWDやアイサイト、アイドリングストップを搭載したグレードを発売し、走行・安全・環境性能を大幅にアップしたモデルです。
一方でリアシートは倒すとフラップがあるため、大きな段差ができるのが難点です。車中泊する場合はマットやクッションなどで段差を揃える必要があります。
【SJ系の室内サイズ】
室内 | 長さ | 2,095mm |
幅 | 1,540mm | |
高さ | 1,280mm | |
荷室 |
長さ | 940mm |
最大幅 | 1,583mm | |
高さ | 884mm |
SK系(2018年以降)
SK系は2018年から発売している現行モデルです。「スバルグローバルプラットフォーム」のコアテクノロジーを採用しています。
また歩行者エアバッグや7つの乗員保護エアバッグを搭載しており、より高い快適性と安全性能を実現しています。
フォレスターでの車中泊時の便利グッズ3選
出典:フォレスターホームページ
フォレスターで車中泊は可能です。とはいえ何もない快適とは言えません。
より快適に車中泊できるアイテムを紹介します。おすすめアイテムは3つです。
- マット
- シェード
- カーゴボックス
必要に応じて検討してみてください。
マット
フォレスター「X-BREAK」以外のグレードはシートが座り心地の良いマット素材です。寝転ぶ際のクッション性は充分ですが、やはり快適に寝るためにはマットがあると良いです。
用意するマットは、寝袋(シュラフ)やインフレータブルタイプがおすすめです。クッション性が良く、コンパクトに収納できるマットを選びましょう。
シェード
フロントやサイドのガラスを覆うシェードもあると役立ちます。外からの視線を防ぎ、寒い時期には保温効果もあります。
シェードは吸盤を窓に貼り付けるタイプやカーテン式のものがあります。自身の使いやすいものを選ぶと良いです。
カーゴボックス
室内空間を広く使うためにはカーゴボックスもおすすめです。リアシートを倒した時の足元スペースに高さのあるカーゴボックスなど入れることで、身長の高い方でも足を伸ばしてゆったりと寝ることができます。
またカーゴボックスではなく、クーラーボックスなどでも代用できます。
フォレスターで車中泊する際の注意点
車中泊の際は下記の2点について注意が必要です。
- エンジンを切って過ごす
- 防犯対策に手を抜かない
エンジンを切って過ごす
上記はフォレスター以外の車に共通することですが、車中泊時はエンジンを切るようにしてください。
エンジンを付けたまま一泊すると、一酸化炭素が車内に蔓延し、そのまま車内で命を落とす可能性があります。フォレスターは走破性も高いクロスカントリー車なので、アウトドアにもってこいです。
そのため、舗装があまり行き届いていない山奥や雪山などで過ごしていると、マフラーに泥や雪が積もってしまう可能性があります。
そのため、気づかないうちに一酸化炭素が蔓延することが考えられます。
防犯対策に手を抜かない
とくに一般的な駐車場や河川敷近くなんかで過ごす際は、通行人からの覗きをカットする、プライバシーカットが必要です。
また、おしゃれなホイールなどを付けている場合はタイヤとホイールを繋ぐチェーンなんかも防犯対策になります。
まとめ:フォレスターは車中泊に最適
出典:フォレスターホームページ
- フォレスターで車中泊は可能
- 車中泊に快適な装備がある
- 車中泊グッズがあるとより快適
今回はフォレスターの車中泊について見てきました。
フォレスターはライトやフック、電源などの充実した装備や、荷室の広さとリアシートのフラット感から車中泊に最適なSUVです。
現行フォレスターはもちろんですが、旧式のフォレスターでも十分な広さと利便性を兼ね備えています。
自身の用途に合わせてグッズを揃え、快適な車中泊を楽しみましょう。